誰しも本、映画、音楽等で、ふとしたきっかけで、
その作者にのめり込むことがあると思う。
私も音楽に於いて、ひとりのアーティストの出会いもそのような形であった。
昭和天皇が崩御された直後、年号の変更、消費税の対応などで、
私はシステム改定に追われ、ハードな日々が続いていた・・。
ある日曜日、昼過ぎまで寝過してしまい、パジャマ姿でぐったりしていた。
足早に過ぎていく、夕陽を見ていた・・。
頂いたカセット・テープを何気なしかけた。
そして、何曲目から、
♪エレーン
生きていてもいいですかと 誰も問いたい
エレーン
その答を誰もが知っているから 誰も問えない
涙があふれてきた・・。
この『エレーン』の曲が、中島みゆきとの出会いでした。
頂いたカセット・テープは、勤務しているレコード会社で発売した、
倉本聰・作・監督の『時計』だった。
このサントラの14曲の中の一曲に、この『エレーン』が入っていた。
中島みゆきの名前は、勤務先でアイドル歌手用に
何曲か作詞・作曲をして頂き、ヒットしましたが、
私からみれば、才能のある人、程度だった・・。
♪記念にください ボタンをひとつ
『時代』、『わかれのうた』、『悪女』にしても、
何事もなく私の心は通りすぎて行った・・。
きっかけを作って頂いた、倉本聰・氏には感謝致します。
人生は不思議なものだ、と改めて思った。
☆留意事項☆
歌詞の一部を無断で引用させて頂きましたが、歌詞のインパクトが強く、
私の心に喚起させて下さいましたので、引用しましたが、
これ以外の他意はありません。
尚、私は創作者には、常日頃に於いて、敬意と尊敬を持っています。
以上を踏まえた上、ご配慮の程をお願い致します。
《続く》