夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の晩酌・・♪

2005-12-14 18:19:00 | 定年後の思い
私は退職後の隠居の身であるが、お酒が好きで晩酌をしている。

風邪を退いたり、或いは他の病気で医師の方がお止めになったら、
と言われる以外は、毎晩頂いている。

純米酒の辛口を一年中呑んでいるが、
ときたま夏のひとときは、ビールを呑むときもある。

その日に応じた弐合徳利を取り出して、ぐい呑みを選定して、頂いている。

初冬の今、お燗を人肌程度にしているが、この間のほんのちょっとした時間で、
ぐい呑みに一升瓶から一杯分、盗み酒をする。

《呑ん兵衛さん》は自制が足りないと言われているが、
私もそのひとりである。



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心に潤(うるお)いを・・♪

2005-12-14 11:41:00 | 定年後の思い
私は音楽をときたま聴いたりしている。

昨今、社会では成果主義がはびこり、長時間の勤務に追いやられ、
心の余裕が無くなってきている現状である。

物質的に確かに商品は街に溢れているが、
心の一部が充たされていなく、
ときには空虚な時を感じたりしているが、
時間に追われ、日々を過ごされていると感じている・・。

このような社会になり、人々は貧しかったけれど、
家族の団欒の『昭和』の時代を懐かしむのだろう・・。

最近、若い人達がクラシック音楽を聴く人が増えてきている、と友人から聞いた。

時間に追われる多くの人々は、
せめてご自分のやすらぐひとときを求めるのは、当然である。

たまたま音楽の好きな方の一部が、
こうしたクラシック音楽のさわり部分に身を寄せると思う。

私のような隠居の身さえ、
ときたまクラシックのさわり部分に心を寄せることもある。

たまたま、今、聴いているのは、『恋人たちのためのクラシック』
と題した三枚組の企画商品である。

こうしたクラシックの珠玉(しゅぎょく)のような名曲を聴いたりすると、
昨今の政治、外交、軍事、経済の節度の欠けた一時を忘れさせてくれる。

ときには、今までの過ごして来た時が甦ったりする。

或る時は、こうした名曲に触れたりすると、
美の余りにも美しさに感極まったり、
美の移ろいのはかなさを感じたりする時、涙ぐむ時もある・・。

美は動くこともなく、歴然としてたたずんでいるが、
私の心が動いているだけである・・。

私は歳をだいぶ重ねているが、ときおりこうした心境になることもある。

若い現役世代の方も、日常の慌ただしい時を忘れさせて、
心の潤いを感じたりしていると思える。

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初冬の朝のひととき・・♪

2005-12-14 08:32:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、昨日より寒さが増したが、澄み切った青空である。

早朝、2階の窓を開けると、屋根は霜で朝日を受けて、光を帯びている。

主庭は、霜が薄っすらとして、もみじの朱色の葉が散乱している。

新聞を読み終え、何時ものように地元の天気、NIKKEI NETを検索した後、
音楽を聴きながらも、このブロクを開いている。

朝日を受けた庭先に小鳥の五、六羽が飛び廻っている・・。

白梅の残り少ない黄色い葉の付いた枝に、小鳥達は羽を休めて、
飛び立つと黄色い葉は空中に舞いながら、地上に落ちて行く・・。

こうな情景を観ていたら、エルガーの『愛のあいさつ』の曲に変えて、
コーヒーを淹れて、聴いている・・。

退職後の隠居の身として、こうして一日が始まる・・。

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我が家の剪定のこぎり・・♪

2005-12-14 07:58:00 | 定年後の思い
私の家には、一本の剪定用のこぎりがある。

長さは30センチ程度であるが、切れ味は抜群である。
枝の20センチ程度は、難なく切れるので助かる・・。

7年前の師走の中旬の頃、平日のことであった。
私は会社に行っていたので、帰宅後、家内から聴いた。

『貴方、庭木、観ました・・』と家内は言った。

『飛び込みのような植木屋さんが来たの・・2時過ぎに・・』と家内は言った。

『その植木屋さん、3人いたの・・
そうしたら門扉の前にトラックを停めて・・
奥さん、三万円で好いから、剪定しますよ・・
私はどうしょうかなぁ・・と考えているうち・・
植木屋さん達、どんどん庭木を切り始めたのよ・・』と家内は言った。

『随分、強引な植木屋さんだね・・』と私は言った。

『そうしたら、一時間ぐらい過ぎた頃、
奥さん、何か丼(どんぶり)物、ご馳走してくれませんか・・と言ったのよ』と家内は言った。

『その植木屋さん達、たかりみたいだね・・』と私は言った。

『その上よ、奥さん、何か漬物ない・・と言うのよ・・
あんまりよね・・』と家内は言った。

私は、雨戸を開けて、主庭を観た。

少し暗かったが、庭の樹木はこじんまりとした樹形になっていた。

『食事した後、30分ぐらい、剪定して、
枝葉を積み込んで帰られたわ・・』と家内は言った。

『3人で3万か・・何処かの家の仕事をして、早く終わったので、
たまたま私の家でアルバイトがてら商売したのか・・
その上、丼物・・』私は呆(あき)れて、笑ってしまった。

『貴方、丼物と言ったって、三千六百円・・
損したみたい・・
その上、白菜の漬物も出したし・・』と家内は言った。

その週末の午前中、私は庭に出た・・。

確かに樹形は、バランス良く剪定していた・・。

枝葉が少しは散らばって、残されていた。

庭の奥まった樹木の下で、一本ののこぎりがあった。

植木屋さんのだょ・・日暮れの早い、今時分・・
剪定し、枝葉を整理しているうちに忘れたのか、見失ったのか・・と思ったりした。

3万円に丼物が加わったのだから、
我が家で頂こう、と思った。

確かに高くついたか、どうかは、私は解らない・・。

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