夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ある短冊の想いで・・♪

2006-07-07 22:32:00 | 定年後の思い
10年前頃、私は人事異動である部署に落ち着いた夏休みに、
家内と宮城県の作並温泉に3泊4日で滞在した。

ホテルの周辺のラベンダーの丘陵、渓流で魚釣りをしてのんびりとした。

ホテルのロビーの一角に3メートル前後の竹に5色の短冊が飾り付けられていた。

私は昼の風呂上り、何気なし短冊を読んだ。

数多くの短冊を読んだが、ひとつの短冊に心を惹(ひ)かれた・・。

【らいねんもこのホテルに
     家族そろってこられますように】

と小学生の女の子らしい綴りで書かれていた。

私は作並温泉に来る途中で、仙台市内の華麗な七夕(たなばた)を少し観たが、
この女の子のひとつの短冊に籠(こ)められた願いが心に沁みた。
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七夕(たなばた)の想いで・・♪

2006-07-07 15:32:00 | 定年後の思い
私が小学生の頃まで、自宅の庭の隅に竹に短冊を吊るす慣わしだった。

孟宗竹の今年成長した5メートル前後の若竹を一本伐って、杭を打ち、安定させていた。
叔母が嫁ぐ前だったので、お正月の小倉百人一首と同様に、叔母の指導の下で飾りだてをした。

私が小学2年の時、父に死去され、3年生の5月に祖父が亡くなった。

私はこの後、学校に行くと、担任の女の先生から、職員室に呼ばれた。

『XXくん、貴方のお父さん、お祖父さんも亡くなってしまい、可哀想だか・・
貴方、男の子でしょう・・
お母さんに心配させるようなことは・・分かっているわよね・・』と私に言った。

そして『男の子は、頑張るのよ・・』と私に握手してくれた。

私は、その夏、短冊に書こうとしたがためらった。
《せんせい、あくしゅもいいけど、
         だきしめてほしい・・》

叔母や妹が短冊に何かしら綴っているので、書けなかった。

【せいせいもげんきで
        ぼくもがんばります】
と書いた。

短冊を吊るしている時、叔母が、
『どういうこと・・』と言った。

『何でもない・・何となく・・』と私は答えた。



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ときには、庭の手入れ・・♪

2006-07-07 08:19:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、曇り空の朝を迎えている。

明日は朝、夕と雨が予測されるので、
本日の日中のひととき、庭の手入れをしょうとしている。

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