夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

初夏の花・・♪

2006-07-12 18:00:00 | 定年後の思い
この1週間、昼下がりに読書をしながら、1時間ばかり昼寝をしている。

4時過ぎに主庭に下り立つと、暑さが地表に漂っている。

この4日前から、我が家も冷房を入れているので、
半夏生(ハンゲショウ)の葉がクーラーのファンの風で揺れている。

アメリカ芙蓉(フヨウ)の淡いピンクの花が、朝から咲き始めている。
都心の公園は、蓮(ハス)の花が咲いた、とニュースで報じていた。

東京の郊外も昨夜から熱帯夜となり、初夏から夏へとうつろう時節となった。

暑さの苦手な私は、居間の冷気の中で主庭の樹木、草花を眺めたり、
本を読んだりして過ごしている。


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傘かしげ・・♪

2006-07-12 17:29:00 | 定年後の思い
10年前頃の梅雨の季節だった。

私は退社して、自宅の最寄駅の『成城学園前』のタクシー乗り場に並んでいた。
夜の11時過ぎで、雨が降っていた。
私の前に20人並んでいて、1番後方だった。
しばらくすると、私の後方に5、6人の人影を感じた。
私は左手にアタシュ・ケースを提げて、スーツのズホンが濡れないように、傘を深く差していた。

後方から、
『叔父さんかしら・・』と声がした。

私は振り返ると、若い女性のツーピース姿を見た。
『XXちゃんか・・しばらく・・』と私は言った。

遠い親戚の娘さんだった。

私はこの娘を私の立っている場所の前に譲り、
『ずいぶん・・遅いんだね・・』と私は言った。

そして雨のしずくが水色のツーピースに掛からない程度に間隔を開けた・・。

『叔父さん・・知らなかった・・
私、今年から銀行にお勤め・・』とこの娘は言った。

『短大に行ったのは聞いていたけど・・
そう・・社会人の一年生か・・大変でしょう・・』と私は言った。

『思ったより楽しいけれど・・勤務時間が長くて・・
今日もこんな時間になって・・』と言った。

『叔父さんの所もね・・金融関係と違うけれど・・
何かと忙しいょ・・』と私は言った。

雨がしきりに降っていた。

まもなく並びの列の先頭となり、
タクシーにこの娘が乗り込む寸前、
『叔父さん・・お先に・・ありがとう・・』と言った。

私は走り去るタクシーの尾灯を見送った。







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雨上がりの朝を迎えて・・♪

2006-07-12 08:20:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、深夜から早朝まで雨が降っていた。
5時過ぎには雨が上がった後、どんよりとした曇り空を迎えている。

日中は薄日となり、29度前後の蒸し暑く、夕方6時頃から雨が予測されている。

私は昨夜から、この簡単ホームページの『掲示板』を一時閉鎖しようか、と思案している。

多くのお方に返信出来ず、苦慮しているので、
当面閉鎖の決断をする必要がある。

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