夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京の田舎者、都心に出れば、この時節は風邪気味となり・・!?

2013-12-03 09:51:00 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
一昨日の日中のひととき、都心の品川の駅前にあるシティホテルの『品川プンリスホテル』で、
小用があり、久々に都心の人出の多い中、往還した。

そして高層ビルの街並み、人出の多い中を行き交うと、
私は疲れは果てしまい、帰宅するとクシャミ5回ばかりした。

私の住む地域は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅であり、
最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分であり、
小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
この京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

そして現役サラリーマン時代の時は、更に利便性の良い『成城学園前』駅を最寄駅と活用し、
年金生活の今でも、都心に買物に行く時、或いは国内旅行に行ったりする時は活用している。

いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
          
このような地域でも、私の自宅周辺は住宅が密集しているが、数分歩けば、
野川が流れ、この両岸には遊歩道があり、小公園もあり、住宅地としては緑が豊かである。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

このような辺鄙な処に住み、私の生家に近くあり、
この地域に結婚前後の5年を除き、早や63年が過ぎている・・。
          

私は農家の児として1944(昭和19)年の秋に生を受けて、
地元の小・中学を卒業するまでの間、何かと都心にあこがれて、ときおり行ったりした。

やがて都心の高校に入学したのは1960(昭和35)年の春であり、
これ以来、青春期、青年期、自己格闘しながら都心から数多く学び、
長きサラリーマンの時代も都心で苦楽を共にして奮戦してきた・・。


そして2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。

このような拙(つたな)い歩んできたが、年金生活を丸9年が過ぎている今、
都心に対し齢を重ねるたびに興味がなくなっている。
          
こうした根底には、イギリスの時代の風潮のひとつとして表現するならば、
ロンドンの街中で長らく奮戦して、第二の人生を郊外の農村で過ごすのが理想のひとつ、
と20数年前の頃まで、伝説のように書物に記載されている。

私は深く共鳴してきたが、無念ながら資金力と決断力に乏しく現在の所で住んでいる。
しかしながら都心の中で、たったひとつ訪れたい所があった、と思いだした。

恥ずかしながら告白すれば、『皇居・吹上御苑』である。

この思いになったのは、過ぎし2008年5月12日であった。
この日の新聞の切り抜きを私の机の中にある。

《・・皇居・吹上御苑での初の自然観察会が4日、行われ、
3万人以上の中から抽選で選ばれた一般参加者が、都心に残された自然の中を歩いた。

今年創設された『みどりの月間』にちなんで、天皇陛下が『国民と自然を分かち合いたい』と発案。
4日午前は約30人、午後は約70人、5日の『こどもの日』には、小学生ら約100人が参加する。

吹上御苑は、昭和天皇の住まいだった大宮御所の東側約25ヘクタールの森で、
宮内庁職員でも立ち入りが制限されている地区。

元は江戸時代に日本庭園として整備され、その際植えられた木や、
その後自然に生えた植物が混在して独特の森を形成。
昭和天皇の意向で、武蔵野の自然を残す為、約70年間は殆ど手をかけない管理が行われた。

巨木の数は東京全体の2割、昆虫は日本の1割に当たる約3000種類が生息。
アオヤンマなどの東京では、皇居以外でほぼ見られないトンボもいるという。・・》

このように記事は掲載されて、私はいつの日に抽選で選ばれて、訪れたい所である。

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