夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

都心の郊外の晩秋の情景に心を寄せて、私は幸せなことを改めて実感させられて・・。

2015-12-05 15:41:09 | ささやかな古稀からの思い
昨日の午前中のひととき、白内障の伴い、11月17日に左眼、24日には右眼の手術を受けた私は、
手術の後の精密検査の結果、手術して下さった医院長より、本日より眼を保護するメガネ、そして顔を直接に洗っても、
髪の毛を洗っても大丈夫です、と了承を得た。

私は最初に手術する一週間前の10日に精密検査した後、医院長より、
◎眼帯
術後一週間、就眠時は眼帯を使用して眼を保護し、術眼を上にして寝て下さい。
◎洗顔
濡らしたタオルをしぼって丁重に清拭する。ただし術眼のまわりは避ける。
◎洗髪
術後一週間は自分でしないで、美容室、理容室で、 頭を上仰向けで行うことはできます。
このようなことを厳守するように、私は言われたした。

そして手術する前日に、私たち夫婦は平素2階の寝室で寝ているが、
家内のアドバイスにより、階段を踏み外したら危ないわ、と言われたりして、
1階の和室に布団を敷き、臨時の私専用の寝室としてきた。

そして洗顔は、瞬間湯沸かしの湯で、特選おしぼりで、顔を丁重にふき、
首回り、耳周辺を拭いたりしてきた。
入浴は手術後の三日後に、肩から下を入浴したりしてきた。

或いは洗髪は、家内の指示で、美容院で生まれて初めて私は体験し、
やがて6回ばかり利用したので、老ボーイの私でも、お得意様のひとりとなったりした。
       

このような平素と大幅に変貌した生活してきた私は、昨日は眼科医院から帰宅後、
やがて夕食前に、いつもように浴室で、髭(ひげ)を剃ったり、髪の毛を丁重に洗ったりした。

まもなく夕食の時に、濃い水割りのウィスキーを飲みながら、夕食を頂いたが、
『お風呂でゆったりとしたは18日ぶりだょ・・ウィスキーもねぇ・・」
と私は家内に微笑みながら言ったりした。


本日の朝食後、家内の指示で、1階の和室の私専用の臨時とした寝室を撤収して、
平素の2階の寝室に布団を移動した。

そして1階の和室の臨時とした周囲に、CDラジカセ、そしてCDを30枚ぐらい、
或いは単行本、文庫本が5冊ばかりあり、やがて居間にある、本棚、音楽棚に戻りしたりした。

やがて私は、長兄宅にお歳暮の品を買い求める為に、最寄駅まで歩いたりした・・。
       

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
住宅街が広がる中で、少しばかり広い雑木の多い小庭の中、築後37年ばかりの戸建てに住んでいる。
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

我が家の最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。
或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
或いは私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

いずれの最寄駅までの路線バスの利便性は良い所で、たとえば都心の新宿のデパートに買物に行っても、
電車を利用すれば、我が家よりデパートの店内に45分ぐらい、
或いは東京駅でも我が家から一時間前後となっている。

しかしながら我が家の周辺は、それぞれ住宅が密集している住宅街となっている。
       


本日は小田急線の『狛江』駅前にめざしたが、いつもように路線バスの利便性には頼らなく、
住宅街の中にある遊歩道を歩いたりした・・。

私は健康寿命を保つには、ひたすら歩くことが肝要である、と思っていたからである。

私の住む地域では、平年ならば、11月3日の『文化の日』の頃から、
あまたの落葉樹の葉は、朱色、紅色、黄色などに多彩に染め始め、
やがて11月23日の『勤労感謝の日』の頃になると、
周囲一帯までは朱色、紅色、黄色などに染められる錦繍(きんしゅう)の情景となる。

こうした中、私は毎年スキップしたくなるような心情で、公園、遊歩道などを散策をしてきたが、
今年に限り、私は白内障の伴い、11月17日に左眼、24日には右眼の手術を受け、
手術の前の精密検査、手術の後の通院で精密検査を受診してきたので、
錦繍(きんしゅう)に心を寄せる深情は少しばかりで、何かと慌ただしく過ごしたりしてきた・・。

そして晩秋の時節、遊歩道を歩けば、数多くの落葉樹の欅(ケヤキ)、クヌギ、コナラ、モミジなど雑木が、
錦繍(きんしゅう)の終わりの情景として、めぐり逢えるかしら、と秘かな願望を秘めていた。

私は幼年期に農家の児として育った為か、
木の芽時(このめどき)から幼いあまたの葉を広げて、萌黄(もえぎ)色に染められる初春、
そして錦繍(きんしゅう)に染められる晩秋、或いは陽射しを受けた冬木立の情景などが、
こうした季節のうつろいを眺めるのが、この世で最も好きな情景のひとつとなっている。
       

やがて11月中旬ぐらい暖かな陽射しの中、遊歩道を歩くと、クヌギ、コナラなど落葉樹を眺めたりした・・。
       

こうした時、たまたま私は白内障の手術を受けて、平年と大幅に変貌した為か、
いつもように買物したり、散策できることは、改めて幸せなことを実感させられた・・。
       

その後、足早に駅前にめざして歩いた。

やがて駅前の専門店が集約されているビルに入った。
     
私が専門店で買い求める品は、和菓子にも拙〈つたな〉い知識しかない私が、
ここ10数年、新年、春のお彼岸、お中元、夏のお盆、秋のお彼岸、お歳暮などの時、
実家、知人宅に選定している和菓子であった。

恥ずかしながら告白すれば、文明堂の三笠山であり、この詰め合わせを愛用している。

三笠山を中核に、ゆず、白桃、あんず、抹茶、栗などの風味の品が、
それぞれの季節に応じてあるので、私なりに調和して詰め合わせにして、進呈しているのが、
ここ10数年の習わしのようになっている。

もとより味覚も良く、色合いも良く、そして日持ちも良いのである。
その上、高齢者から幼年者まで、どなたでも賞味できるので、
我が家が愛用している品のひとつとなっている。

こうした中で、今回は文明堂の店の角には、クリスマス・セールの華美ではなく、ささやかな装飾に瞬時に魅了され、
私は文明堂の販売員さんに、懇願して記念写真を撮ったりした。
       

やがて私は長兄宅用の『お歳暮』を買い求めて、長兄宅に向かったは午前11時過ぎであった。

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