夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『良いお年をお迎え下さい』と老ボーイの私は、明るく大きな声で、早くも年末の挨拶をして・・。

2015-12-22 15:02:12 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の老ボーイの71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

今朝、ぼんやりと私はカレンダーを見ると、『冬至』と明記され、微笑んだりした。
もとより一年で最も夜の時間が長いことであるが、これからの日は朝の日の出が日増しに早くなるので、
私は微笑んだりした。

家内は私より5歳若く、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
               

やがて朝食後の一時間を過ぎた頃、
家内は新聞の折込みに入っていた最寄りのスーパーにチラシを取りだして、
家内が赤のサインペンで丸印を付けたりする。

まもなく、この赤丸が我が家の本日の必須の購入品とし、
あとは私が店頭の商品で魅了された品を買い求めてくるのが、我が家の鉄則となっている。

この後、家内からスーパーのチラシを私は手渡し、
『本日は・・これだけお願い・・』
と家内は私に言ったりしている。

私は現役サラリーマン時代の緊張感から解放されて、早や11年が過ぎいるが、
体力の衰えも感じている中、せめてボケてはいけないと思い、
『はい! 了解致しました!』
と私は若き自衛官の諸兄に負けないように、明るく返事をしている。

このような我が家の平素の買物パターンで、私は独りで指定された駅前のスーパー、専門店に行ったり、
或いは最寄のスーパーに行くこともある。
               

私は2004年(平成16年)の秋に定年後の年金生活を始めて以来、
平素の買物は自主的に専任者となった私は、
家内の依頼された品物を買い求めに、殆ど毎日スーパー、専門店に買い物に行ったりしている・・。

我が家は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。

或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
そして私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
                      

私が買物に出かける為に着替えが終わった時、玄関のチャイムが軽快に鳴りだした・・。
私が玄関に出たら、近くに住む御高齢の男性が、自治会の回覧板を持参されていた。
そして私は、年に何度かお逢いできる87歳の御方で、私は好感している方であったので、
数分立ち話をしたりした・・。

やがて私は門扉から出て、お見送りする時、今年はもうお逢いできないだろうと思い、
『良いお年を~お迎え下さい』
と私は、明るく大きな声で、年末の挨拶をした。

御高齢の男性は、私に微笑まれた後、立ち去った。
               

この後、駅前のスーパーで買物を終えて、我が家に帰館した後、
最寄のスーパーに向い、帰宅する途中、小公園に立ち寄ったりした。

私の住む地域では、平年ならば、11月3日の『文化の日』の頃から、
あまたの落葉樹の葉は、朱色、紅色、黄色などに多彩に染め始め、
やがて11月23日の『勤労感謝の日』の頃になると、
周囲一帯までは朱色、紅色、黄色などに染められる錦繍(きんしゅう)の情景となる。

そして公孫樹(イチョウ)のあまたの葉が黄色に染められ、
やがて殆どの葉が落葉するが12月10日頃で、晩秋は終わりを告げて、初冬の時節となってきた。

しかしながら今年の秋は暖かい日が多く、名残り花のように公孫樹(イチョウ)の葉も少し残っていて、
私は微笑んだりした。
               

やがて住宅街を歩いていたら、
『XXさん・・しばらく・・』
とご近所の奥様から、声をかけられた・・。

私は亡き母から素直に血筋を受けたらしく、男の癖に恥ずかしながら、おしゃべりであるので、
立ち話を5分ぐらいしてしまった・・。

ご主人は76歳で私は散策する時などで、幾たびも談笑し好感してきた人で、
奥様は麗(うるわ)しい顔立ち、しぐさで、季節感あふれる言葉を話される72歳であり、
私は理想的なおしどり夫婦だ、と確信を深めているご夫婦である。

そして年末年始は、ご夫妻は娘さん御家族と共に、沖縄と石垣島の旅路をされる、
と教えて下さったりした。

やがて私は、『良いお年をお迎え下さい・・ご主人にもよろしく・・』
と私は奥様に明るく大きな声で言ったりした。

そして、あと10日も過ぎれば、大晦日かょ、と思いながら我が家に向かったりした。

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