私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みに住む年金生活の老ボーイの71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
家内は私より5歳若く、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
今朝、配達された読売新聞に多くのチラシが添付されていた。

たとえば『伊勢丹』の新宿店では、『大歳の市』と称して、
《 今年を締めくくる美味も、新年の幕開けを飾る美味も。》と題して、各地の精選された食品が掲載されていた。
『京王百貨店』の新宿店でも、歳末『食品大市』と称して、
《 年末年始の祝宴にふさわしい美味を揃えました。》と題して、やはり各地の精選された食品が彩(いろど)っていた。
或いは最寄駅のひとつの成城学園前にあるスーパーの『成城石井』店に於いては、
『お正月お支度セール』と称して、
《 新しい年を迎えるご準備はお近くの成城石井で 》と副題されて、上記のデパートに甲乙しがたい精選された食品が掲載されていた。
そして上記の3店は、いずれも御節(おせち)料理が小さめに掲載されていた。
我が家の御節(おせち)料理も、ここ40年に於いて大幅に変貌してきている。

私の母が亡くなる1998年(平成10年)の新春の前の年までは、
家内は黒豆、栗などの素材を吟味して買い求めて、
御節(おせち)の品々を3日ぐらいで仕上げたりしていた。
そして我が家、独り住まいの私の母用に、家内が世間並みに御節(おせち)料理を三段重として、
それぞれ三段のお重を20年間ばかり料理してきた。
やがて私が定年退職する2004年(平成16年)の秋の直前に、家内の父が病死し、
家内の母は独り住まいとなったので、年末年始には我が家に来て頂いている。
そして年末年始は私たち夫婦と家内の母と共に三人で過ごすのが恒例となっているが、
お互いに齢を重ねてきたので、御節料理は簡略となっている。
ここ10年は駅前、最寄りのスーパーで五店ぐらい廻り、
伊達巻、かまぼこ、栗きんとん、黒豆、田作り、昆布巻、酢蛸(スダコ)などの単品を買い求めたり、
やつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、ごぼうなどの農作物は、家内は相変わらず料理をしている。
或いはここ10年、通信販売の盛況の中、我が家も遅ればせながら5年前からは、
製造元の現地などの販売所に連絡して、ホタテ、数の子などを購入したりしている。
このような簡略の御節料理でも、買物となれば家内なりに吟味するので、
何かと買物の時間を要してきた・・。
この間も私は家内の依頼で、買物メール老ボーイのように、スーパーなどに幾たびか出陣してきたのが、
我が家の年の瀬の実態となってきた。
そして私が定年退職した2004年(平成16年)の秋、多々の理由で年金生活を始め、
これ以来、丸11年が過ぎ、12年生となっているが、御節料理に関しての費用は、減少している。

昨今、ファイナンシャル・プランナーの紀平正幸さんから、年金の受給額が年々減っていることを学んだりした。
「夫婦2人の場合、20年前の受給額は平均して年金300万円だったのが、現在は220万円になったと言われる。
つまり、3割近く減ったのです。
ところが生活費は、ここ20年ほど年間300万円で変わっていません。
つまり、普通に生活するだけで、1年で80万円の赤字になってしまいます。
60歳の夫婦が90歳まで生きれば、2400万円の赤字が確定するんです」
このような実態を学び、年金生活12年生の私は苦笑したりした。
或いは明治学院大学社会学部の河合克義教授の書物からは、
「2012年に東京都港区の、75歳以上の高齢者を含む2人世帯を調査したところ、
高齢者夫婦のみの世帯については、年収250万円未満の世帯が26・3%を占めました。
4世帯に1世帯は生活保護水準に近い生活をしているのです」

このような悲惨な実態を学び、我が家も困窮しないように、
日常生活に於いて、必要度合いに応じて、メリハリした生活をしたダウンサイジングをしたりしてきた。
このような我が家の状況であるので、今年の御節(おせち)料理の単品買いは、
家内の指示棒で決定されるが、果たしてどうなる・・と私は思いながら微苦笑したりしている。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
家内は私より5歳若く、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
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たとえば『伊勢丹』の新宿店では、『大歳の市』と称して、
《 今年を締めくくる美味も、新年の幕開けを飾る美味も。》と題して、各地の精選された食品が掲載されていた。
『京王百貨店』の新宿店でも、歳末『食品大市』と称して、
《 年末年始の祝宴にふさわしい美味を揃えました。》と題して、やはり各地の精選された食品が彩(いろど)っていた。
或いは最寄駅のひとつの成城学園前にあるスーパーの『成城石井』店に於いては、
『お正月お支度セール』と称して、
《 新しい年を迎えるご準備はお近くの成城石井で 》と副題されて、上記のデパートに甲乙しがたい精選された食品が掲載されていた。
そして上記の3店は、いずれも御節(おせち)料理が小さめに掲載されていた。
我が家の御節(おせち)料理も、ここ40年に於いて大幅に変貌してきている。

私の母が亡くなる1998年(平成10年)の新春の前の年までは、
家内は黒豆、栗などの素材を吟味して買い求めて、
御節(おせち)の品々を3日ぐらいで仕上げたりしていた。
そして我が家、独り住まいの私の母用に、家内が世間並みに御節(おせち)料理を三段重として、
それぞれ三段のお重を20年間ばかり料理してきた。
やがて私が定年退職する2004年(平成16年)の秋の直前に、家内の父が病死し、
家内の母は独り住まいとなったので、年末年始には我が家に来て頂いている。
そして年末年始は私たち夫婦と家内の母と共に三人で過ごすのが恒例となっているが、
お互いに齢を重ねてきたので、御節料理は簡略となっている。
ここ10年は駅前、最寄りのスーパーで五店ぐらい廻り、
伊達巻、かまぼこ、栗きんとん、黒豆、田作り、昆布巻、酢蛸(スダコ)などの単品を買い求めたり、
やつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、ごぼうなどの農作物は、家内は相変わらず料理をしている。
或いはここ10年、通信販売の盛況の中、我が家も遅ればせながら5年前からは、
製造元の現地などの販売所に連絡して、ホタテ、数の子などを購入したりしている。
このような簡略の御節料理でも、買物となれば家内なりに吟味するので、
何かと買物の時間を要してきた・・。
この間も私は家内の依頼で、買物メール老ボーイのように、スーパーなどに幾たびか出陣してきたのが、
我が家の年の瀬の実態となってきた。
そして私が定年退職した2004年(平成16年)の秋、多々の理由で年金生活を始め、
これ以来、丸11年が過ぎ、12年生となっているが、御節料理に関しての費用は、減少している。

昨今、ファイナンシャル・プランナーの紀平正幸さんから、年金の受給額が年々減っていることを学んだりした。
「夫婦2人の場合、20年前の受給額は平均して年金300万円だったのが、現在は220万円になったと言われる。
つまり、3割近く減ったのです。
ところが生活費は、ここ20年ほど年間300万円で変わっていません。
つまり、普通に生活するだけで、1年で80万円の赤字になってしまいます。
60歳の夫婦が90歳まで生きれば、2400万円の赤字が確定するんです」
このような実態を学び、年金生活12年生の私は苦笑したりした。
或いは明治学院大学社会学部の河合克義教授の書物からは、
「2012年に東京都港区の、75歳以上の高齢者を含む2人世帯を調査したところ、
高齢者夫婦のみの世帯については、年収250万円未満の世帯が26・3%を占めました。
4世帯に1世帯は生活保護水準に近い生活をしているのです」

このような悲惨な実態を学び、我が家も困窮しないように、
日常生活に於いて、必要度合いに応じて、メリハリした生活をしたダウンサイジングをしたりしてきた。
このような我が家の状況であるので、今年の御節(おせち)料理の単品買いは、
家内の指示棒で決定されるが、果たしてどうなる・・と私は思いながら微苦笑したりしている。
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