夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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たった10%の水分欠乏で死ぬ、中高年を襲う「熱中症」の本当の恐怖、75歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2020-08-17 13:03:27 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の75歳の身であるが、
先程、愛読している公式サイトの【 現代ビジネス 】を見たりした。


こうした中で、『たった10%の水分欠乏で死ぬ・・中高年を襲う「熱中症」の本当の恐怖』
と題された見出しを見て、《・・たった10%の水分欠乏で死ぬ・・・》つて、
どうしてなのょ、と思いながら記事を精読してしまった。

やがて、水は生きていくための大切な命のスープ、と学びながら、
改めて体と水分に関して多々教示され、
今後の私の生活に取り入れて、溌剌と生きたい、と微笑んだりした・・。

この記事は、【 現代ビジネス 】に8月15日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・水分欠乏で死ぬ…中高年を襲う「熱中症」の本当の恐怖
     ~ 酷暑襲来!どう気をつければいいか ~



熱中症は、脳梗塞や心筋梗塞と違い、
意識をまずやられるため、不調を感じることができない。

そのため熱中症は、非常に死亡率が高い。
人間の体の水分量は、子どもで体重の75パーセント、
成人で60パーセント、65歳以上の高齢者で50パーセントと、
加齢とともに減っていく。

どの年齢でも、ほんの1~2パーセントの水が欠乏しただけで、
意識障害が起きる。

体重が50キロとすると、65歳以上の高齢者の場合、
水分は25キロだから、250~500cc、
ペットボトル1本分にも満たない水が不足しただけで、意識はおかしくなるのだ。

意識を失った場合、助けを呼ぶこともできなくなる。
水を飲むこともできないから、どんどん水分が不足し、死に至ることもある。

医学博士・竹内孝仁氏のロングセラー『水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない』から、
熱中症の本当の恐ろしさと、水分をとるのがなぜ重要なのか、ご紹介しよう。



☆熱中症は認知症と似ている

水には、体温を保つというとても大事な働きがある。
我々の体温は、35・0~37・0度という、非常に狭い範囲に設定されている。

体温が35度まで低下すると、方向感覚がなくなり、
30度まで下がると無感覚になる。

痛みもかゆみも感じなくなるのである。
そして27度まで下がると死ぬ。

雪山で亡くなる人は、凍って死ぬのではない。
低体温で死んでしまうのだ。
 

体温は高くてもいけない。
37度で意識がおかしくなり、行動に異常が出てくる。

42度を超えると細胞が壊れ始め、45度で完全に死んでしまう。

風邪で発熱した時など、自分でもびっくりするくらい汗をかくことがある。
これは熱を下げようと、体が水を放っているのである。



記録的猛暑だった2010年の夏、
全国で5万4000もの人が、熱中症で救急搬送された。

そのうちの1718人は、不幸にも亡くなってしまった。
搬送された人のうち、約半数が、65歳以上の高齢者だったという。

熱中症は、汗などで体内の水分が失われることにより起こる。
つまり、脱水を起こしているのだ。
認知症と、まったく同じである。


5パーセント(1250cc)の水が失われると、
運動機能が低下し、足元がおぼつかなくなる。
ちょっとした距離でも、移動することが難しくなってしまう。

7パーセント(1750cc)水分が不足すると、
誰でも幻覚が見えるようになる。

認知症の人で幻覚がある場合、
認知症の症状なのか、熱中症の脱水なのか、判断することは難しい。

「天井に顔がいっぱいある」と言った認知症のおじいさんに対し、
家族が「また、おかしなことを言っている」と取り合わなかったばかりに、
熱中症で亡くなってしまったという例もある。

そして10パーセントの水分欠乏で、人は死ぬ。
体重50キロの高齢者の場合、2500cc、
洗面器1杯分の水分が足りなくなるだけで、死んでしまうのだ。

夏場の暑いときに熱中症で亡くなるのは、
この10パーセントの水分欠乏が原因なのである。

たかが水分と侮ってはいけない。
熱中症はとても恐ろしい病気なのだ。



☆認知症の人なら36・5度で脱水を起こす

水が不足すると、体にはどのような変化が起こるのだろうか? 
2~3パーセント(500~750cc)不足すると、
発熱が起こり、循環機能に影響が現れる。

体では、細胞の中で発生した熱を捨てるために、水が使われている。

水が不足すると、熱を外に出すことができず、
蓄熱が起こって、熱が出始める。
脱水の兆候として「微熱」が挙げられるのはこのためだ。
 
高齢者の場合、普段の体温が低いため、
36・5度を超えたら、発熱だと考えてよい。

特に認知症の場合、36・5度ぐらいで、
すでに脱水を起こしていると見て間違いない。

放っておくと、循環機能に影響が出てくる。
水分が減り、血液がどんどん濃縮していくのだ。

つまり、血液がドロドロになる。血の循環が悪くなり、
最悪の場合、脳梗塞などが起きてしまう。

水不足により血がドロドロになることは、
特に高齢者の場合、非常に危険である。

高齢者は、よく明け方に脳梗塞を起こすことがわかっている。
朝早く、トイレに行こうとしても体が麻痺して動かない。

朝、なかなか起きてこないので、家族が様子を見に行くと、
意識を失っていることがある。
それは水不足が原因である。

寝ている間にも、呼気などにより、体からどんどん水分が出てゆく。

眠っている時は、水を飲むことはできないため、
ちょうど明け方に最も水分が少なくなる。
その時刻が一番危険なのだ。

「夜寝る前に、コップ1杯の水を飲め」と言うが、
これはとても大事なことだ。

睡眠中、水分は減る一方だから、あらかじめ補給しておくということである。




☆「眠るように息を引き取った」のは脱水のせい

認知症では、昼間はボーッとしていて、
夜になると騒いだり暴れたりするケースがよくある。
原因は、日中とる水の量が少ないからだ。

食事したり歩いたり、日中体を動かす時間が増え、
それに見合う水分補給が行われないと、水分のバランスは次第にくずれていく。

そのため、夕方から夜にかけて最も水分が欠乏し、
脱水状態になって、意識がおかしくなる。
それが異常行動として現れるのだ。
 
夕暮れ時、認知症の人が不穏になるのを、
「たそがれ症候群」と呼ぶことがある。

夕闇の迫る頃は、なんとなく人を不安にさせる。
しかし、患者に十分水を飲ませると、そのようなことはなくなる。

また、高齢者の場合、意識障害から傾眠状態になることがよくある。
まわりが何を言っても反応が薄い。
呂律が回らなくなり、まわりが話すのをやめたとたん、すぐに寝入ってしまい、
そのまま昏睡状態に陥ってしまうのだ。

そういう状態で脱水を放っておくと、大体3日ほどで亡くなってしまう。

昔の人は、最期は大体脱水で亡くなった。
よく「眠るように息を引き取った」というが、
それは脱水が原因である。

脱水になると、最初に意識がなくなり、昏睡状態になる。
傍目には眠っているような状態のまま、
ゆっくりと臓器の機能が止まっていくのである。



☆水を必要とする理由  

老化とは、水を失っていく過程である。
体の水分量は、年とともに減っていく。

命が終わりを迎えるとき、人は、水を必要としなくなる。
植物が枯れるように、体から水が失われ、死んでいくのだ。

あらゆる生命は水に依存し、乾燥に弱いという弱点を持っている。
なぜ私たち人間も含めた生物は、水がなくては生きていけないのか?
    
それは生命の始まりが、海にあるからだ。


私たちの遠い祖先は、約40億年前の浅い海の中で誕生した。
海は穏やかな環境で生物を包み、水中にいるだけで、
必要な栄養素やミネラルを与えてくれる。

何億年もの間、生物は水の中でしか生きられなかった。
生命を育んだ海とは異なり、陸は過酷な死の世界だったからだ。

約3億6000万年前、植物が海から陸への上陸に成功する。
「生物」が海から陸に上がるまで、30億年もの長い年月が必要だった。

それは、太陽から降り注ぐ強烈な紫外線が、
生物にとって非常に有害だからである。

紫外線をさえぎるのは、上空のオゾン層である。
オゾンは、酸素が紫外線に触れ、化学変化することで生じる。

海や淡水に生息する藻類は、光合成で作り出した酸素を空中に吐き出す。

オゾンが作られるためには、まず酸素が必要だったのである。
気の遠くなるような時間をかけて、オゾンはゆっくりと大気を満たしていった。



30億年間、生物はオゾン層の完成を待ち続けていたのだ。
こうして、紫外線という問題はクリアできた。

しかし、生物が陸に上がるためには、もう一つ解決しなければならない大きな課題があった。
それが「水」である。

水のない陸地で、生物は生きていくことができない。

そこで、生物は自らの中に「海」を作るという発明をした。
体の半分以上を水で満たすことで、
初めて陸での生活が可能となったのだ。

水は、命のスープなのだ。
これが、人間の体の半分以上を水が占めている理由である。

しかし、それと引き換えに、陸の生物は、
乾燥に弱いという性質を持つことになった。

樹木は水の少ない秋冬は葉を落とすなどして休眠し、
アフリカの動物たちは乾季になると、水を求めて命がけの大移動をする。
水を飲まなければ、どんな頑丈な人でも4、5日で死んでしまう。

お坊さんが断食で、水だけは飲むのはこのためだ。
水はまさに生命を支配しているのである。

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。





記事を読みながら、竹内孝仁・医学博士に導かれて、
無知なことが多かった為、久々(ひさびさ)に学年時代で講義を受けたように多々教示されたりした。

たとえば、《・・5パーセント(1250cc)の水が失われると、
運動機能が低下し、足元がおぼつかなくなる。
ちょっとした距離でも、移動することが難しくなってしまう。

7パーセント(1750cc)水分が不足すると、
誰でも幻覚が見えるようになる。(略)

そして10パーセントの水分欠乏で、人は死ぬ。
体重50キロの高齢者の場合、2500cc、
洗面器1杯分の水分が足りなくなるだけで、死んでしまうのだ。

夏場の暑いときに熱中症で亡くなるのは、
この10パーセントの水分欠乏が原因なのである。


こうしたことを動顛しながら初めて学んだりした。



或いは《・・水不足により血がドロドロになることは、
特に高齢者の場合、非常に危険である。

高齢者は、よく明け方に脳梗塞を起こすことがわかっている。
朝早く、トイレに行こうとしても体が麻痺して動かない。

朝、なかなか起きてこないので、家族が様子を見に行くと、
意識を失っていることがある。
それは水不足が原因である。・・》

そして何より驚嘆させられたことは、
《・・高齢者の場合、意識障害から傾眠状態になることがよくある。
まわりが何を言っても反応が薄い。
呂律が回らなくなり、まわりが話すのをやめたとたん、すぐに寝入ってしまい、
そのまま昏睡状態に陥ってしまうのだ。

そういう状態で脱水を放っておくと、大体3日ほどで亡くなってしまう。

昔の人は、最期は大体脱水で亡くなった。
よく「眠るように息を引き取った」というが、
それは脱水が原因である。・・》

このようなことを真摯に学んだりした。



そして最終章として、水は生きていくための大切な命のスープ、と学びながら、
改めて体と水分に関して多々教示されたりした。


こうしたことも学びながら、今後の私の生活に取り入れて、溌剌と生きたいなぁ、と微笑んだりした・・。
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