夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夫婦が元気なうちにやるべき大切ないくつかこと、76歳の私は改めて教示させられて・・。

2021-03-22 14:34:10 | ささやかな古稀からの思い
先程、愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン】を見ていたら、
『配偶者との死別に悲しむ男性にかけてはいけない「3つのNGワード」 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。


こうした中、いつの日にか、どちらかがあの世に旅立ち、

残された方は『おひとりさま』の生活が余儀なくされるので、
ときおり私は、まさかの出来事で家内が死去され、 独りぽっちなることもあるので、
思案することもある。

こうした深情を秘めている私は、記事を読んだりした・・。



この記事の原文は、『女性セブン』の2021年4月1日号に掲載された記事であり、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン】に於いて3月22日に配信され、
無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。

《・・配偶者を失えば、悲しいのは当たり前だが、
夫婦でどちらかが先に死ぬのなら、
「自分が先に死にたい」という女性が50%なのに対し、
男性は78%に上るという。

それならば、もしものときのために、
妻が夫にできることは何なのだろうか。

夫婦が元気なうちにやるべきことをいくつか紹介する。



●終活について話をする

エンディングノートを記すのがいちばんだが、
日頃の何気ない会話の中で、
墓所や葬儀についての自分の意思を伝えておこう。


●ひとり暮らしができるように、サポートする

日常生活で妻への依存度が高い夫ほど、喪失感は大きくなる。

料理の作り方や、何がどこにあるかなど、ひとりになってから困らないように、
一緒に整理しつつ教えておくといい。


●自分の素直な気持ちを伝える

妻が亡くなってから「感謝の気持ちを伝えておけばよかった」と、

後悔する人が多い。

妻の方から気持ちを伝えると、
それに呼応して素直な言葉が出やすくなり、
夫の心を軽くすることにつながる。


2007年に「遺族外来」を設置し、
死別のつらさに悩む遺族の治療とケアに取り組んでいる、
埼玉県医科大学国際医療センター精神腫瘍学科教授の大西秀樹さんは、
「死別から数週間~数年は、悲しみが深くなるが、
喪失感を抱くのは決して悪いことではない」と言う。

「記念日などの記憶とともに、悲しみがぶり返すのも自然なこと。
時間の経過とともに楽しかったことを思い出せるように、
笑顔の写真などを記録に残しておくといいですね」(大西さん・以下同)



★妻に先立たれた男性は早死にする確率が高い

うつ病は、人口の3~7%に見られるが、
遺族に限れば、死別後7か月目で23%、13か月目で15%に認められ、
1年以内の自殺率が66倍になるという報告がある。

また、55歳以上の男性を対象に、配偶者を亡くした人と
生存している人を比べた研究では、
死別後の半年間で、配偶者を亡くした人の死亡率が40%近く上昇したという報告もある。

「寂しさを紛らわすために、酒やたばこの消費量が増え、
食生活の変化で、健康を害する人もいます。
持病の悪化も指摘されており、
医療機関を受診せずに、深刻化するケースも多いですね」

しかし、遺族外来を訪れるのは、8割以上が女性で、
男性は2割にも満たない。

それは、男性の悲しみやストレスが、女性より少ないのではない。
受診するのをためらう人が多いのだ。



だからこそ妻が生きている間に、夫がやるべきことがある。

「日頃から、ちょっとした悩みやストレスを打ち明けられる人や
場所を整えておくことが大切です。

闘病中から『患者の家族会』に参加する、
いざというときのために『遺族会』について調べておくなど、
同じ境遇の人たちと接し、吐き出せるように準備しておく。

特に、不眠や食欲不振、体力の低下などが著しい場合は、
精神科などの専門家に相談するようアドバイスをしておくのもいいでしょう」

悲しみが深刻化し、うつ病を発症させないために、
事前準備をしておいても無駄にはならない。



★周囲は、声をかけるより寄り添うだけでいい

また、身近に妻を亡くした遺族がいる場合、
つらそうな姿を見ると励まし、助言したくなることがあるが、
よかれと思ってかけた言葉がかえって遺族を傷つけ、
症状を深刻化させることもある。

たとえば、以下の3つ。

●「がんばってください」
   日常的によく使われるが、

   「この言葉には、『あなたはもっとやるべき。
   私は手伝わないけど』という意味が隠れています。

   言われた人は、突き放された気になって、つらくなるのです」

●「大丈夫ですか?」
   遺族に探りを入れているだけで、何の慰めにもならない。

   「気持ちの整理がついていなくても、
   大丈夫と答えてしまう人もいるでしょう。

   聞かれることで自分が落ち着いていないことを再認識し、
   つらくなってしまったという遺族もいらっしゃいましたね」

●「大往生でしたね」
   慰める意味で「大往生」と言うことがあるが、

   「つらい闘病生活を知る遺族に対しては使わない方がいい。
   ただし、本人が使った場合は使ってもいいでしょう」。

   かけていい言葉は、「大変でしたね」という共感の言葉だけ。
   ただ寄り添い、そばにいて、自ら話し始めるまで待つことも大切だ。‥》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



今回、夫婦が元気なうちにやるべきことをいくつかのこと、
そして配偶者との死別に悲しむ男性にかけてはいけない3か条、
多々教示されたりした・。

私たち夫婦は、3年前までの年金生活14年間は、幸運にも大病に遭遇せずにきた・・。



しかしながら一昨年の2019年、予告もなく私は、
新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。

やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、 
しばらく経過観察したく・・ と担当医師から宣言され、
結果的に8泊9日の入院となったりした。

更に3月の初めの頃、私は突然に左眼だけが酷い白内障になったように視力が激変し、
結果的には4月2日より、眼科医院に6泊7日して左眼の 硝子体手術を受けたりした・・。

             


この間、私が3月は左眼の検査で忙しくしている時、 家内が体調を崩して内科を検診した後、
まもなく胃の後ろ側にある 長さ20センチ前後の左右に細長い臓器の膵臓(すいぞう)に
異変があることが推定された。

やがて私の住む地域の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。

そして4月17日より2泊3日で、家内は検査入院した後、
5月12日より摘出する手術で入院をしたりした・・。

この後の経過状況、やがて回復状況も医師より順調と診断され、
19泊20日間を得て昨日に退院となり、我が家に生還してきた。


もとより、この間の私たち夫婦は、膵臓(すいぞう)がんは死別するケースが多いと学んできたので、
最悪の場合は死去することもあるので、私は揺れ動いたりした・・。

このように私は新年早々から、入院生活を2回も体験し、
家内は結婚以来、初めての入院生活を過ごすこととなり、
お互いに病院に通う日々が多くなり、微苦笑を重ねあったりした。




この後、家内は指定された抗がん剤などの薬を服用しながら、
指定の検査日に通院したりし、
家内は家内の母の介護は、やむなく家内の妹にすべて依頼し、
家内は身辺整理を始めたりした。

そして茶道具、和服などを家内の妹に贈呈したり、
我が家の終活を具体的に私たち夫婦は始めたりした・・。

やがて退院後の半年の検査で、転移がない、と医師から伝えられるまで、
私はもしかしたら家内はこの世を去ってしまう・・と心の片隅に思いながら、
心痛な思いで過ごしてきた・・。

もとより膵臓(すいぞう)がんは、死につながるケースが多いが、
第一段階の半年後の検査は、幸運にも転移がないと知り、安堵をしたりし、
いつの日にか転移して、手術か薬も効果なく、この世にお別れすることも、十二分に想定できる・・。

これ以降は私たち夫婦は、一日を大切に過ごそう、とお互いに言い交したりしている。             

ただ家内としては、私の兄妹には、当面として、病状に関して防ぎたく、
連絡もしていないので、こうした投稿文は、
私としては、ためらいながらなるべく記載しないできた・・。




この間、私たち夫婦は、終活のあらゆる想定できることを、
話し合ったりした・・。

たとえば延命治療、希望する葬儀、墓地、その後の『おひとりさま』の日常・・、
私は恥ずかしながら掃除、洗濯、料理などの家事に関しても初級であり、
家内より特訓を受けたりしている。

尚、家内があの世に旅立ち、私が独りぼっちの生活になってしまった時、
このブログで幾たびか投稿しているので、今回は省略する。
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