夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

春眠暁を覚えずは・・体力の衰えた76歳の私は、昼寝かしら、と微苦笑して・・。

2021-03-27 17:40:10 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。


こうした中、私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域では、
平年は3月下旬から染井吉野(ソメイヨシノ)の桜が最初に咲き始めると、
その後に山桜(ヤマザクラ)、最後に八重桜(ヤエザクラ)が咲くが、平年の習わしとなってきた。




しかしながら2月下旬に、早咲きの河津桜(カワヅザクラ)の桜花にめぐり逢えて、

少し困ったなぁ、と思ったりした。

1月には水仙、2月には白梅、紅梅、3月には桃の花、やがて桜花・・
このように私は75年ばかり過ごしてきたので、少しばかり戸惑ったりした。

そして戸惑いながら、早咲きの河津桜(カワヅザクラ)の桜花に瞬時に魅了されて、
今年も少年のように、2月中旬の頃から、まだかしら、と幾たびも、公園に寄ったりして、
やがて今年も再会できて、歓びを重ねたりしてきた・・。
             

或いは私が幼年期の頃から、好きな多彩な椿の花に、心を寄せたりして過ごしてきた・・。    

このような思い馳せたりし、過ぎ去った『如月(きさらぎ)』の2月に

愛惜を秘めながら別れを告げたりした・・。
       


そしてぼんやりと、新たな『弥生(やよい)』の3月を迎えて、
お待ちしていましたょ、と心の片隅みで呟(つぶや)いたりした。

古来より2月は梅の花が咲き、3月は桃、やがて桜の花が咲いてきたので、
『桜月(さくらづき)』、『桃色(ももづき)』と称せられ、寒さが長らく続いた冬の季節が過ぎた後で、
暖かな春の訪(おとず)れに、数多くの人々は共有しながら悦(よろこ)び感じて過ごす時節である。

こうした中、私の住む地域では、昨年の12月頃から平年より暖かく、
寒い季節には暖かさが何よりょ・・と家内の口癖を私は聞きながら、過ごしたしてきた。



こうした思いで過ごしてきた私は、3月の時節は我が家の近くの遊歩道を歩き、
ときには小公園に寄ったりすれば、
毎年のように桃、やがて桜の花にめぐり逢え、私は小躍(こおど)りしながら歩いたりし、
3月の散策は少年のように悦び勇(いさ)んで歩き廻ってきた・・。
             

こうした中で、欅(ケヤキ)、クヌギ、コナラ、モミジ、ツツジなど雑木は芽吹き、
幼年期に農家の児として育った私は、見惚(みと)れながらも、何よりも愛惜を深めながら、
今年もしなやかに過ごしなさい、と天上の両親、祖父などに励まされる季節となっている。
             


もとより3月は、初旬には日本中の女の子をそれぞれのご家庭で慶(よろこ)び祝う『桃の節句』、
下旬の初めには新たなる旅立つの園児は『卒園式』、学童、学生は『卒業式』などが祝賀され、
こうした中で働いて下さる新たなる社会人の諸兄諸姉が、不安と希望を秘めてスタートされる時節でもある。

そして社会の中核である働いて下さる諸兄諸姉も、再就職や人事異動などで、
新たなる職場に配属され、戸惑いながらも意欲充分な志(こころざし)で、勤務される時期でもある。

私はこうした時節は、定年後に年金生活を過ごし17年生の無力な身ながら、
それぞれの人々の人生の門出に、微笑ましく感じて過ごしている。


                     

このような3月は、天上の気候の神々のきまぐれな采配により、
『春に三日の晴れなし・・』と古人からの伝えがあり、春3月は快晴の日が長く続くことはなく、
少年や少女の多感の心情のように、天候は定まらないことに、

齢ばかり重ねた私でも戸惑う時節でもある。



このように過ごしてきた私は、ここ一週間は昼食後しばらくすると、
眠くなり、
ベットに横たわりながら、本を読んでいると寝てしまうことが多くなり、
戸惑ったりしている・・。

先程、ぼんやりと目覚めると、確か4年前の頃に、
睡眠を専門的に研究家の友野なおさんの寄稿文より、
遅ればせながら学んだことを思い馳せて、微苦笑したりした・・。



《・・昔からから「春眠暁を覚えず」と言います。

春の夜は心地よく、朝になったのも気づかずつい寝過ごしてしまう・・という意味の、

中国由来のことわざです。

しかし、春にうとうとしてしまうのは、実は暖かさのせいだけではありませんでした。
             

☆春は1年でもっとも寝にくいシーズン?

近ごろ眠いのは、当たり前。
気候もポカポカ暖かく、ついうとうとしてしまうもの・・そんなふうに思っていませんか? 
実は、春、眠気に誘われるのは、ポカポカ陽気のせいだけではありません。

意外に思われるかもしれませんが、春は1年の中でも、眠りにくいシーズンなのです。


春特有の理由から眠りの質が低下するので、
睡眠不足、朝スッキリ起きられない、昼間もうとうとしてしまう、というわけなのです。

理由は大きく3つあります。




1つは、花粉症によるアレルギー鼻炎です。

鼻がつまって口呼吸になったり息苦しかったりすると、眠りの質が低下します。
アレルギー鼻炎対策は後述します。


2つめの理由は、身の回りの環境、人間関係の変化が大きい季節であることです。

たとえば、みなさんの職場でも異動があったり、新しい人が入ってきたりしませんか?
個人的に引っ越しをしたり、新しい職場に移ったりする方もいるでしょう。

子育て中のお母さんも、新学期を前にあわただしい日々ではないでしょうか。

新しい環境、新しい人間関係に慣れるまでは、ふだんよりも緊張するものです。
つまり春は、ストレスがたまりやすい季節といえます。
ストレスが快眠をさまたげる一番の原因であることは、みなさん、もうよくご存知ですね。
             

そして3つめの理由は、寒暖差の大きさです。

真冬の寒さから、グーッと気温が上がって暖かくなったと思ったら、次の日はまた寒さに逆戻り。
冬から春にかけては寒暖の差が激しく、気候が安定しません。

体もそれに合わせて、調節をこまめにしなくてはならず、実は体に大きな負担がかかっているのです。
寒暖差という物理的な変化もストレス要因になります。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。


             

このように学び、微苦笑したりしている。

私は現役サラリーマン時代の大半は、睡眠時間を削りながら、
多くの諸兄と同様に奮戦してきたが、退職後の年金生活をしている私としては、
もとより昼寝ができることは、夢のような甘受のひとときとなっている。

こうした中で、ここ一週間は深夜に読書をしていない私でも、
午後のひととき、眠くなって戸惑ってしまう・・。




やはり齢か、或いは3月のうららかな時を感じて、昼寝に誘惑されてしまう・・。

そして富も名声も無縁な私としては、よく眠れる老ボーイかしら、と微笑んだりする時もある。

コメント (2)
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