先程、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中で、
『 認知症・糖尿病予防・美肌効果も!
座ってトントン「ひざたたき」で若返りホルモンを出す と題された見出しを見たりした。
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を18年過ごしてきた。
このような深情を深めている私は、
今回の《・・座ってトントン「ひざたたき」で若返りホルモンを出す・・》って、
どのようなことなの・・、と思いながら、記事を読んでしまった。
《・・ 7月11日、女優で歌手の大場久美子さん(63歳)が自身のSNSで、
尾てい骨上部の激痛により救急搬送されたことを報告した。
医師の見立てによれば、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)検査などを受ける前段階で、
すでに「ほぼ99%椎体骨折、圧迫骨折の状態」だったという。
☆がんよりも怖い骨折のダメージ
なぜ、救急搬送されるまで、背骨の骨折に気づかなかったのだろうか。
骨の専門医でもある光伸メディカルクリニック院長の中村光伸先生は、
次のように解説する。
「骨粗鬆(こつそしょう)症による骨折というのは、痛みを感じにくいんです。
そのため圧迫骨折を起こしても気づかない人も多く、
『いつの間にか骨折』とも呼ばれています。
圧迫骨折を放置しているうちに、
別の部分が次々と骨折する『ドミノ骨折』を引き起こすこともあります」
背骨は、椎骨という小さな骨が積み重なってできており、
椎骨の要となるのが、椎体という部分だ。
「骨粗鬆症になると、この椎体の内部が、スカスカに変形してもろくなります。
すると、身体の重みや、つまずく、転ぶ、くしゃみをするといった日常のささいな動作でも、
簡単につぶれて、圧迫骨折を起こしてしまうんです」(中村先生、以下同)
椎体圧迫骨折やドミノ骨折は治すことができるのか。
「治療は可能ですが、以前と同じ状態にまで治すことは、難しいのが現実です。
実は椎体圧迫骨折を起こした人は、
その後、約5人に1人は5年以内に亡くなってしまうというデータがあります。
太ももの大腿(だいたい)骨を骨折した場合は、
さらに低くなり、5年生存率は約50%です。
これは2人に1人は5年以内に亡くなるという計算になります」
なぜ、骨折が原因で命を落としてしまうのか。
「人間の身体は動くことで、生命を維持するような仕組みになっています。
健康な人でも、寝たままの状態が1週間も続くと筋肉が10~15%落ち、
転倒し、骨折しやすくなります。
こうした悪循環に陥って、寝たきりの状態になると、
内臓機能も筋力も低下し、死に至ってしまうと考えられます」
ひざたたきの効果
□脳が活性化!
□骨が強く!
□免疫力UP
□シワを改善
□血糖値の上昇を抑える
□脂肪を減らす 【やり方】
(1)椅子に座り、手は軽く握ってタテにする。
ひざから下は、できるだけ床と垂直にして、かかとと足の裏を床につける。
(2)右のこぶしで右ひざの上を、左のこぶしで左ひざの上を交互にトントンとたたく。
左右10回ずつで1セット。1日に合計100回ずつをめざそう。
【グラフ】“ひざたたき”を実践したら若返りホルモンが20%もアップ!
《ポイント》
・ひざ下の細長い形状をした大きな骨に対して、
タテに刺激を与えるために、太ももではなく、ひざの上をたたく。
・できるだけ筋肉が薄い場所をたたくほうが、骨への刺激が大きくなる。
《NG》
背中が丸まった状態では、手を振り落とす距離も近くなり効果的ではない。
またひざの前方、半月板付近は避けること。
☆ひざをたたくだけで若返りホルモンが
中村先生は以前から、「健康の要は骨」と位置づける。
実際、近年の研究によって、健康における骨の重要さが、裏づけられつつある。
「私が医学部で学んでいたころは、
骨に関して血液を作り出す部位であることくらいはわかっていたものの、
“身体の軸”というイメージが大きかったんです。
しかし、最近の研究によって、骨をつくるための骨芽細胞には、免疫力を高めたり、
さまざまな臓器の機能をコントロールしたりする重要なホルモンを
分泌する働きがあることが明らかになってきました」
その中でも、今、注目されているのがスーパーホルモンとも呼ばれる「オステオカルシン」。
「オステオカルシンは“骨ホルモン”とも呼ばれており、
血管を通って身体の隅々まで運ばれ、心臓や肝臓、腎臓、膵臓、腸など多くの臓器に働きかけます。
その結果、全身の機能をトータル的に向上させ、
肥満症や糖尿病、認知症、動脈硬化などの予防や改善など、幅広い効果が期待されています」
骨芽細胞によって骨をつくり、オステオカルシンの働きを享受するためには、
骨に刺激を与えることが大切。
「骨を丈夫にするためには、いくつかの指令が必要で、そのひとつが骨への刺激です。
骨は刺激を受けると、丈夫になろうとして新陳代謝が活発になるんです」
そのための方法として、中村先生が提唱しているのが、「ひざたたき」だ。
「ひざをトントンと軽くたたき、骨に震動を与える程度の刺激だけで、
骨芽細胞が活性化して、オステオカルシンをはじめとする“若返りホルモン”が増えます。
一番大切なのは、繰り返し、毎日続けるということです」
ひざをたたくことは、ひざ下の大きな骨に、効率的に刺激を与えられること、
さらにいつでも気軽にできることが、大きなメリットとしてあげられると中村先生。
ある調査によると、OECD参加20か国のうち、1日に座っている時間は、
日本人が一番長いことが判明。
「座っている間は、下半身の大きな筋肉をほとんど使わないため、
血流や代謝が低下し、肥満や生活習慣病、心疾患や脳梗塞のリスクが高まるといわれています。
将来の健康のためにも、座っている時間のうち1分でも2分でもいいので、
ひざたたきの時間に置き換えられるといいですね」
☆秋の“蓄え”が冬の健康を支える
骨粗鬆症を予防・改善して、丈夫な骨をつくるためには、その材料も大切。
「骨をつくるためには、さまざまな栄養素が必要ですが、
これまで多くの患者さんを診てきた経験からいえるのは、
骨が弱っている人の9割以上は、タンパク質の摂取量が足りないということ。
タンパク質の量が足りないと、骨の土台をつくることができません。
自分ではとっているつもりでも、足りていないケースが多いので、
朝・昼・夜と毎食、意識的に摂取することが大切です」
秋が深まるこれからの季節、骨の健康面では、何をするのがいいのだろうか。
「寒い時期になると出歩く時間が減り、骨も筋力も低下しがちです。
秋は、冬に備えて“蓄える”時期です。
秋の間にタンパク質をしっかりとって、運動や、日光浴、睡眠量も十分に。
骨や筋力を“蓄える”ようにしましょう。
また、自分の状態を知るためにも、定期的に骨に関する検診を受けていただきたいです」
☆若返りホルモンを増やす「食生活のコツ」
身体に必要な栄養素の中でも、ビタミンKは、オステオカルシンの生成に不可欠な成分。
欠乏するとオステオカルシンの低下を招くことがわかってきた。
また、最近の研究では、ビタミンKは、骨折の予防や骨を強くする治療にもその効果が認められている。
ビタミンKは、モロヘイヤやシソ、小松菜、ほうれん草などの野菜類をはじめ、
肉、卵、乳製品、海藻類、果物、お茶などに多く含まれる。
特に中村先生が注目しているのが、納豆。
「ビタミンKのほか、タンパク質も豊富に含まれている発酵食品ですから。
私の知る中では、最高で最強の健康食材です」(中村先生)
教えてくれたのは・・・中村光伸先生●
光伸メディカルクリニック院長。医学博士。
整形外科医の知見から骨の仕組み、身体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。
骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。
著書に『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
(取材・文/熊谷あづさ)・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
79歳の男性の私でも、多々学んだりした・・。
例えば、《・・骨粗鬆(こつそしょう)症による骨折というのは、痛みを感じにくいんです。
そのため圧迫骨折を起こしても気づかない人も多く、
『いつの間にか骨折』とも呼ばれています。・・ 》
そして身体に重要な骨を維持するためには、気軽な動作でできる
《・・座ってトントン「ひざたたき」・・》を学び、その効果も学んだりした。
その上、骨の健康面に於いて、《・・秋の間にタンパク質をしっかりとって、
冬に備えて運動や、日光浴、睡眠量も十分に・・》、
学んだりした。
更に《・・若返りのホルモンを増やすためには、食生活の大切さ・・》まで、
多彩に教示されたりした。
この後、健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
居間のはずれで、こっそりと《・・座ってトントン「ひざたたき」・・》、
始めたりした・・。