10人の専門家が選んだトップ3「料理、運動、旅行」理由を解説 』、
と題された見出しを見たりした。
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、
その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。
しかしながら、私の幼年期のことなどは、何故かしら鮮明に思いだせるのである。
たとえば祖父と父が健在だった頃、
所有していた田畑、雑木林、竹林、田んぼの中で流れていた小川などの情景、
或いは初めて観た映画作品は、小学校に入学する前年の1950年(昭和25年)の夏、
『長崎の鐘』を母に連れられて鑑賞したこと、今でも心の片隅に残っている・・。
ここ数年、無念ながら物忘れが多くなり、溜息を重ねたりしているが、
確か私が小学3年生の頃、 亡き脚本家の菊田一夫(きくた・かずお)さんが
『・・忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ・・』と、
名作の『君の名は』で遺(のこ)された名言に、私は独り微苦笑したりしている。
そして昨今でも、新聞、ネットのニュースなどを読んだり、テレビでニュースを視聴したりすると、
やがて数日後には、忘れてしまうこともあり、つたない私の小さな悩は、
収容できずオバー・フローになり、忘れてしまうことで、
悩が適度な記憶量に調整を図っている、 と無念ながら思ったりしている・・。
しかしながら時折、家内より『今からボケたら、困るわょ・・』、
と私は叱咤激励をされる時もある。
このような時の私は、『人生は気合いだ・・』と心の中で呟(つぶや)きながら、
自身を叱咤激励をしながら、鼓舞したりしている。
恥ずかしながら、このような言動をしてきた私は、
今回の《・・ボケない脳を作る行動・習慣・・》を真摯に学びたく、
記事を読んでしまった・・。
《・・「最近物忘れが激しくなってきて、このままボケてしまったら・・・」。
そんな不安を感じている人も多いのでは。
しかし、脳を刺激する行動を意識することで、脳の老化は防げる、と医師は語る。
そこで、10人の専門家に「脳の老化を防ぐ」生活習慣を挙げてもらった。
ランキング形式で紹介していく。
☆「行動」を意識することで脳の老化は食い止められる
加齢に伴い、脳が老化するのは、誰もが避けられない道と、思っている人は多いだろう。
しかし、おくむらメモリークリニック院長の奥村歩さんは「諦めるのはまだ早い」と断言する。
「脳の老化とは、脳内の神経細胞同士のつながりが悪くなり、
働きが鈍くなった状態のことを指します。
逆に言えば、脳を刺激するような行動を意識し、
活性化させるような成分を摂ることで、老化を食い止められますし、
むしろ若返らせることだって可能です」(奥村さん)
そのためには、どう行動すべきか──。
専門家に徹底取材し、「究極の習慣」のランキングを作成した。
→10名の専門家が選ぶ「脳の老化を防ぐ食品」ランキング発表!「トップ3は青魚、鮭、緑茶」理由を解説
☆脳の老化を防ぐ究極の習慣(10位~1位)
以下10名の「食と健康の専門家」におすすめの食品と習慣を挙げてもらい、
1位を10点、2位を9点、3位を8点、4位を7点、5位を6点として集計。
10点以上を獲得した回答を掲載した。
専門家のみなさん
内野勝行さん(脳神経内科医/金町駅前脳神経内科院長)、
大塚亮さん(循環器専門医/おおつか医院院長)、
大西睦子さん(内科医)、
奥村歩さん(認知症専門医・指導医/おくむらメモリークリニック院長)、
加藤俊徳さん(脳内科医/加藤プラチナクリニック院長)、
熊谷修さん(学術博士)、
佐々木欧さん(内科医/秋葉原駅クリニック)、
望月理恵子さん(管理栄養士/健康検定協会理事長)、
山本佳奈さん(内科医)、
和田秀樹さん(精神科医)
《順位(点数)/習慣/効果》
☆10位(10点):食事をしっかりとる
「加齢で食が細くなると、栄養不足によって脳を含む全身の老化が加速。
食事を抜くダイエットは、もってのほか」(和田さん)
☆10位(10点):熟睡習慣
「睡眠は、質も大切。
寝ている間に、脳の老廃物が除去され、記憶が整理されるとともに、嫌な記憶も消してくれる」(奥村さん)
☆10位(10点):禁煙する
「ニコチンには、強力な血管収縮作用があるため、
脳に血流障害が生じ、脳細胞が早く死滅して、認知症が進行する」(望月さん)
☆10位(10点):よく噛んで食べる
「ものを噛むことによって、脳が刺激され、活性化すると言われている。
噛み応えのある食品をいつまでも食べられるように、歯の手入れも大切」(山本さん)
☆10位(10点):間食する
「3時間おきに、少量の果物やナッツなどを食べることで、
食事における血糖値の急上昇を抑えられ、脳細胞への悪影響を減らせる」(大西さん)
☆10位(10点):おしゃれをする
「おしゃれは、気持ちも若返らせ、脳の健康に役立つ。
気持ちが若いと認知機能や幸福感が高まり、うつを予防するという研究がある」(佐々木さん)
☆10位(10点):運動しながら頭を使う
「歌を歌いながら、ウオーキングをするなど、
頭と体を同時に動かすことで、神経伝達物質の分泌が活性化され、脳が若返る」(大塚さん)
☆9位(13点):レジャーを楽しむ
「美術鑑賞やハイキングなど、何でもよい。
日常とは違う知的刺激が脳を活性化させる」(熊谷さん)、
「遊びと日常の切り替えをしっかりすることで、
ストレスが減り、脳の萎縮予防につながる」(山本さん)
☆8位(14点):趣味を持つ
「65歳以上を対象とした研究によると、趣味に取り組む時間が長い人は、
認知症の罹患リスクが低い」(望月さん)、
「好きな趣味に打ち込むことで、前頭葉が活性化し、老化予防に」(和田さん)
☆6位(16点):スマホを遠ざける
「スマートフォンを日常使いしていると、
無意識に情報をたくさん仕入れることになり、脳が疲弊することに」(奥村さん)、
「便利な半面、記憶力や思考力を必要としない時間が長くなり、脳機能が低下する」(加藤さん)
☆6位(16点):食事の多様性を意識する
「1日に10種類の食品群を必ず食べることを目指し、
実践することが、脳の機能をフル活用することにつながる。
栄養バランスも自然と整う」(熊谷さん)、
「果物や野菜を多く取り入れ、赤身肉などを減らすなど
バランスのいい食生活は、栄養面から見ても脳にいい」(大西さん)
☆4位(17点):7時間以上の睡眠
「睡眠時間が短いと、アルツハイマー病をはじめとした認知症の発症率が高まることがわかっている」(大塚さん)、
「脳は『深睡眠』という深い眠りのときに、たまった老廃物を排出して、記憶を定着させる。
まとまった時間眠るのは必須」(加藤さん)
☆4位(17点):会話をする
「内容やレスポンス、相手の表情から気持ちを読み取るなど
脳のさまざまな機能を必要とするので、活性化にとてもいい」(和田さん)、
「本能として、人は会話相手に好かれようとする傾向があり、
それが脳の刺激になって、認知症予防に効果的。
特に異性と話すのがおすすめ」(内野さん)
☆3位(21点):旅行
「旅に出て人生の満足度である『主観的幸福度』を高めることが
認知機能低下の予防に役立つ」(佐々木さん)、
「旅先の景色によって、過去の記憶をひもとく機能が刺激され、脳が活性化する」(内野さん)、
「旅の途中で、過去を振り返る時間をもうけることで、自分を見つめ直すことができ、
それが脳を老化させないことにつながる」(奥村さん)
☆2位(26点):料理
「料理は、『計画力』や複数の作業を並行して行う『注意分割機能』を駆使するため、
脳の前頭前野の働きが活性化する」(望月さん)、
「料理の完成形を前頭葉で想像し、海馬から中脳を使って調理過程を組み立て、
手先を動かすことで、大脳全体を使用するので、脳トレのスペシャルコースといえる」(内野さん)、
「複数の作業を同時に行うことで、ワーキングメモリーが使われて、脳が活性化する」(大塚さん)
☆1位(57点):運動
「20分程度歩き続けられる能力を生涯維持することが目標。
脳を活性化し、運動機能も維持でき、ストレス解消と栄養改善にもつながる」(熊谷さん)、
「座っている時間が長いほど、認知症に加え、うつやがん、糖尿病、心臓病と全身の状態が悪くなる。
おすすめは朝1時間の散歩」(加藤さん)、
「テニスやゲートボールなど団体で行うスポーツ活動に参加すると
スケジュール調整などコミュニケーションの機会が増え、脳を若く保つのに有効」(佐々木さん)
☆作ったことなない「料理」に挑戦を
脳を活性化させる食品を積極的に摂ることは大事だが、
その際、食べ方を工夫することも、脳の老化を止める大事なファクターになる。
学術博士(元人間総合科学大学教授)の熊谷修さんが推奨するのは、
「究極の習慣」ランキングで6位に入った「食事の多様性を意識する」こと。
「栄養素だけで考えると同じようなメニューになり、偏ってしまいます。
1日3食それぞれの主菜と副菜やメニューの選び方を意識するだけでも、脳はフル回転します」
具体的には、食品群を肉類や卵、油脂類の洋食系、魚介類や大豆製品、緑黄色野菜の和食系、
果物やいも類、海藻の副菜系、牛乳(乳製品)の10グループに分け、
その10食品群を毎日食べるように意識することがポイントになる。
毎日食べる食品群を増やすと、老化に伴う知的活動の低下を防げることが実証されている。
脳にいい食品を食べるだけでなく、
「料理」することも脳の老化防止につながるとして2位にランクイン。
「新しいメニューや段取りを考える『計画力』、
複数の作業を並行して行う『注意分割機能』は、
『脳の司令塔』と呼ばれる前頭前野の働きを活性化させるといわれています。
冷蔵庫にどんな食材があるかや料理にまつわる経験を回想する『エピソード記憶』、
作ったことのない料理を作ったり、食べたりすることも脳への刺激になる」(望月さん)
多様性のあるメニューを考案し、料理することと一緒に取り組むべきは
「究極の習慣」部門1位の「運動」だ。
「散歩や軽い体操などの運動習慣は、脳の血流を増やし活性化につながります。
また運動は、副交感神経を刺激し、安らぎをもたらします。
加齢による食欲の減退は、低栄養を引き起こし、脳の老化を加速させるので、
運動による食欲増進は、脳の栄養状態の改善にもつながります」(熊谷さん)
佐々木さんが推奨するのは、テニスやゲートボールなど、団体で行うスポーツだ。
「体を動かすだけでなく、段取りやスケジュール調整を含めたコミュニケーションの機会が増える。
脳を若々しく保つうえで非常に役立ちます」
☆「旅行」が脳を若返らせる理由を解説
4位にも「会話をする」が入ったように、
コミュニケーションは、脳の老化防止に欠かせない大事なポイントだ。
脳神経内科医の内野勝行さんが説明する。
「人は対面で会話をすると、本能として相手に好かれようとする傾向にあります。
そのことが脳への刺激になるので、認知症予防にとてもいい。
特に異性と話すのは最高です」
シニアになって自由な時間が増えたら、
「積極的に旅に出てほしい」と専門家たちは口をそろえた。
「特に重要なのは、旅先で景色を眺めること。
以前行ったことのある旅行先なら、記憶を思い出す側頭葉が刺激され、
脳にとって最高の報酬になります」(内野さん)
奥村さんが続ける。
「旅に出ることは、自分を見つめ直す機会になる。
その時間が神経細胞のつながりを強化し、脳の活性化を促します」
料理や会話、運動まで「究極の習慣」に取り組む際、
最も重要なファクターは「思考を柔軟にすること」だと和田さんは言う。
「好奇心を持って、何事も取り組んでみてほしい。
大切なのはひとつの情報で決めつけたり、物事を否定する方向で考えたりするのではなく、
いろいろな可能性を想像してみること。
例えばインターネットで、評判が悪いラーメン屋だったとしても、
実際に食べてみたら、自分の好みかもしれない。
毎日が実験だと思って生きれば、脳は若返ります」
脳の老化を食い止める習慣を日々に取り入れよう。
※女性セブン2023年11月9日号・・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
79歳の私は学び、多々教示させられたりした・・。
そして改めて読みながら、微苦笑を重ねてしまった・・。
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら歓談したりしている。
しかしながら、70歳の頃から体力の衰えを実感し、
こうした時は、ときには『人生は、気合いだ!!』と、
心の中で自身を叱咤激励をしている。
もとより介護要になってしまったら、日常の生活に制約を受けるので、
何かと困苦するので、避けたいなぁ・・と思っている。
このような心情を秘めている私は、今回の記事に於いて、
家内は体調が万全ではなく、無念ながら、ここ5年は断念している・・。
或いは団体スポーツに関して、苦手意識があり、避けたりしている。
料理に関しては、食べることは大好きであるが、料理はいつまでたっても初心者の範囲で、
やはり家内が積極的に料理してくれるので、甘えて今日に至っている。
私たち夫婦が食事を終えた後、せめて後片付け、皿洗いなど、
私の専任だょ・・と宣言して、ここ5年行っているのが実態となっている。