その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

コンパニオン

2015-06-14 12:35:43 | 暮らし

ホテルの宴席にはべり、客の相手をする職業。

違います。「コンパニオン プランツ(共栄作物)」の話です^^;
夢屋本田のお隣『大龍さん(ラーメン店主)』の畑は、今年も見事に植え付けが完了しました。ナス、キュウリ、トウモロコシにスイカetc. ご夫婦で食べるには余りある量の作物を栽培されています。一度、耳の遠い『大龍さん』に話し掛け、どう処分するのか尋ねますと、お店に置くのだそうです。「お客さんが喜んで持って行くよ。」とのことであります。朝の5時には畑を訪れ、草を削っては帰って行く。ご覧のようにネギやマリーゴールドなどのコンパニオンプランツまで、キッチリ植え付けています。『夢屋農園』は人手不足のため、どこまで粗放的に栽培できるか研究中の畑、手入れが全然違います。


二日前から、お話に出て来る「ノビル」であります。

アルカリ性土壌では「玉ねぎ」になり、中性土壌で「ネギ」になり、酸性土壌では「ニラ」になる…農場実習に向かう東京出身の同級生に『夢屋流蔬菜学』を講義しましたら、本気にしてしまいまして、「ウソだからな!試験でそんなこと答えるなよ!」と一度擦り込まれた偽知識を否定するのに苦労したことを思い出します。夜の宴会の後で撮影した画像なので、ややブレておりますが、向かって右から「アサツキ」「ラッキョウ」「ノビル」であります。「アサツキはきっと酸性土壌で育ったに違いない。」などと考えないでください^^;
肥えた土壌で栽培すると「ノビル」の鱗茎はピンポン玉大にまで大きくなりますし、「アサツキ」の鱗茎も大人の小指大まで大きくなります。このアサツキは自生し密生しているので、余り大きくありませんけど…画像では大きさが分からないか^^;


Oh~!!! ミックスサラダ…これ売れるかも^^;

折角なので、生味噌を付けて食べて見ました。旬の「ノビル」は辛味が強烈で、ラッキョウ(エシャレット)はラッキョウの風味がして、アサツキは今ひとつ…辛味を感じるよりも小さくて…大きな塊茎を残して秋口にポット植えして「白髭」として正月の神棚にお供えしましょう。雪の下からアサツキを掘り出して、湯掻いて酢味噌和えにする…昔、冬場の生鮮野菜が不足する山形では、ご馳走だったに違いない。結納品のひとつである「友白髪」は白い麻繊維であり「夫婦の髪の毛が共に白髪になるまで仲睦まじく」などと験を担いだものでありますが、「白髭(アサツキ)」を神棚にお供えするのは、長く伸びた白い根に長寿の願いを込めているのでは…などと勝手に解釈しております。(あくまで夢屋流^^;)
昨夜は、転作組合の宴席の後に、マスオさんの『アカリちゃん』が散歩がてらに訪問してくれました。遂に奥さんご懐妊のご報告…おめでとうございます。(娘が母の顔に変わる瞬間の恐怖を十分に味わって頂きましょう^^;)

コメント
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