ビオトープ『夢屋水路』遂に開削^^;
ずぼらな性格の割に仕事の工程管理は的確である。(誰も褒めてくれないので、自分で褒める…私、褒められて伸びるタイプなんです^^;)手前にコンクリート性の水門が見えますが、昨日の水門とは別モノ…4日め、5日めは、この水門下の「がつぎ(マコモ)」刈りに時間を要するだろうと、5mの作業設定…朝飯前の朝仕事なので、1時間30分ほどの作業を考えると、仕事量配分は的確…これが、宮仕えの時も発揮出来ていたなら…いやいや、終業時間の5時に、きっちり仕事を終える時間配分には長けていたような気もする(笑)
今は亡き親父は、夏場に水が絶えると、水向け作業に出掛け、「今度は上(上流)から『ごっごっと』水が来る。」と擬音を交えて話していた。重労働の対価は、水の流れる様子が見えること…年老いても成果が目に見えることには感激する。その感激を家族に伝えたかったのかも知れませんが、今頃になって、その気持ちに気付く自分がおります。
「畦塗り」をしていないので「畦畔」はボロボロです。
お隣りの『善助さん』の田んぼは満々と水を貯め、田植え作業を待つばかりですが、我が『夢屋本田』は代掻きさえ終わっておりません。上流の田んぼで代掻き用の水を取り入れるためにせき止め、末端には水が来ない。田植えのために一旦水を抜くため水が来る。そして、田植え後に水を入れるため、また水が止まる。この仕組みが分かるまで、何度も上流部に確認に行ったものであります。結局、「水は来るべき時に来る。焦っても仕方がない。」という境地に立つまで2年ほど掛かったかな^^; その頃は、代掻き作業も他人にお願いしていたので、何とか決められた日までに水を向けたいという焦りもありましたが、今では自分で代掻きをしますので、自分都合で作業が出来ることもありがたい。恐らく、今朝、水見に出掛ければ、最末端の田んぼ1枚にも水は行っているはずであります。
障害物が無くなって、水の流速が速くなった様子を見て、『夢屋農場長』は「ベルヌーイの定理」を哲学した(物理学は単位取ってないけど^^;)「動圧と静圧の総和は一定である!」…我が場所を得た水路のアマガエルは、ケロッとした顔でつぶやきを聞いていた。カエルだけに(笑)