その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

支える人

2019-05-29 04:57:25 | 転職

キジ♂は育児に参加しないと言われますが…

「田植え2019」終了後、そろそろ一発除草剤の散布適期を窺っております。今年は欠株も少ないと喜んでおりましたが、2日もすると、その全容が明らかになってまいります。『夢屋農場長』が軽快に、そして、調子づいてあちこちレバーを操作した結果か?フロートに押し出された土で苗が埋もれた箇所がある。さらに深植えの傾向…その結果、水(土)中に沈んだ苗の列があり、見事に欠株同様の列が見え隠れしております。世話好きな『Yばあさん』は、「折角上手に植えたのだから手直ししろ。」と盛んに勧める。「ここはメイン通りで他人が見ていくから、夢屋の評判に傷が付く。」との言い分であります。「苗は入っているんだから…。」と反発しながらも、ドップリと水(土)の中では、さすがのイネも腐ってしまう。遂に「補植作業」確定であります^^;
疲れた身体で、田んぼの中を這いずり回るのはツライ…夕方、隣りの畑を眺めたら、同級生の『S子』がナスを植えているところ、組織を離れると何故か人恋しくて、一服しながら声を掛けた。「お父さん(夫)も確か今年退職だったよねぇ。弟のMはどうしてる?」Mとは若い頃、カラオケなど一緒したが、子どもの頃から持病があり、今は薬の影響か寝たきりの状況だという。母親も84歳となり家族の介護も大変な様子である。
さて、我が家の長男『ポン太郎君』は、ある時から言葉を発しなくなった。思春期特有の男の特徴と捉えておりましたが、どうやら原因は別のところにあると気付いたのは、後々のことであります。『農場長』は田んぼの補植、『キュウリ部長』は、植え込むキュウリの支えとなるネット張り作業…連日の肉体労働で疲れた様子を見た農場長は「今日は遅いとは言わないから、休み休みで良いから作業をしなさい。」とだけ伝え、ふた列も出来れば上等と思っておりました。が、期待を裏切って、10列ほどんどを夕方まで仕上げておりましたよ。
夕刻、慣例となった終業時ミーティング…反省と振り返り…反省とは、悪かった点を上げることではない。改善点に繋がる気付きを大切にすることが重要なのである。農場長の訓垂れに付き合いながら、ようやく最近、ひと言、ふた言、声を発するようになりました。「この3年間のキュウリ栽培の経験は決して無駄ではなかった。今日の作業内容を見ても腕を上げたことが現れている。」と農場長は素直に褒める。誰しも多かれ少なかれ、承認欲求はあるもの。FBの「いいね!」ではないが、ひとつひとつの行為に「いいね!」を付けてやりたい。『夢屋農場長』とて、そう長く、お前さんを支え続けられない年齢なのだから^^;

コメント
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