その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

機械化

2019-05-05 06:01:35 | 転職

昨年は「ヒエ」にも負けてしまいました。

世の中が「令和」の大連休を享受している頃、大規模農家は代掻き作業に追われております。『夢屋農園』も「裁量労働制」を敷いていると言うと格好が良いのでありますが、現実には作物の都合に合わせて働いているというところですなぁ^^;
しかし、大型連休の帰省客のおもてなしに「旬の山菜料理」をといったところでしょうか、コシアブラやタラの芽といった山菜の売行きが好調で、山形の露地蔬菜類の端境期の頃には、大変助かっているというのも実感であります。直売コーナーで、他の方との重なりを避けながら出品しているのも功を奏しているようです。昨年まで、畑の邪魔者という存在だった「ぎんぼ(ウルイ)」さえ、遮光栽培の白化で売れる。消費者(主婦層)の買い物動向を慮ることが、畑作農家には重要な視点であるということを、物を売り始めて改めて気付かされた点は今年の成果であります。この時期の主力商品となると考えていたアスパラガスは、株の老朽化で不調であります。来年以降に向けて、少しずつ新たな場所に改植する必要があると感じているところです。
さて、水田は…確実に売上が期待できる一方で、トラクター以外の機械のない『夢屋農園』では、これ以上の規模拡大は望めない。規模拡大したところで、委託作業代金で収入の大半が消えてしまい手元には、赤字と飯米しか残らない状況と分析しております。そんな訳だから、自ずと作業が手抜きになる。手っ取り早い換金作物(山菜)の収穫に追われ、作業は遅れ遅れになっております。周囲の大規模農家が代掻き作業に追われる中、昨日、ようやく元肥を撒き、これから田起こし…昨年、悩まされたヒエたちが笑っておりますよ^^;
手押し式の散布機で、田んぼの畦畔に除草剤を散布する…お勤めの合間の気晴らしの農作業であれば、それもまた一興でありましたが、現金を稼ぐことに追われ始めると悠長なことも言っていられない。背負式の動力噴霧器を導入しただけでも、作業が楽なこと楽なこと…肉体的にも作業がキツくなってきていることも現実でありますけれどね^^;
さぁ、これから『夢屋本田』の除草剤散布…連休後半も農作業は佳境でありますよ。

コメント
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