ちょうど1ヶ月…「ほうれん草」もようやく
朝6時…慣れない作業で疲れた身体を引き摺りながら、『夢屋本田』の代掻き作業…それでも外では、トラクターや田植え機の機械音が聞こえ、決して『夢屋農場長』の朝仕事だけが早い訳ではないことを物語っております。
育苗ハウスの野菜苗に「おはよう」の声を掛け、灌水…事故防止のために、モーニングコーヒーくらい飲んで出掛けようと、自慢の『イレギュラーコーヒー』をドリップする。「焦っても仕様がない・」そう自分に言い聞かせても、回りの作業スピードが気に掛かり、ほうれん草もそろそろ出荷出来るのではとほくそ笑む。旧式トラクター『クワじまん18』に跨って、『夢屋本田』に到着したのは既に7時であります。朝飯を食べてから始めるか、ぬかるむ難敵『西1枚目』を終わらせてから朝飯にするか…結局、トラクターの調子確認と凡その作業スピードを図るために、『西1枚目』から始めることにしました。
なかなか思い通りに『代掻き作業』が出来ない農場長…引退したご近所のMさんに、作業の仕方を今更ながらお聞きしたり、ローターの入れる位置を調整したりと悪戦苦闘であります。勤め人だった昨年までは、土日の作業で時間に追われたため高速運転^^; 今年は時間に余裕があるので低速で代掻きしてみましたが…「何だ、結構上手く出来るじゃないか。」と自画自賛。但し、作業スピードは約倍の時間が掛かっております。
勤め人の『Sさん』宅では、息子どんが代掻き作業…さほど大規模な経営面積ではないと思っておりますが、トラクターはキャビン付きの新型でっせ…「オラもあんなトラクターが欲し~い!」…おやおや、農業機械メーカーの策略に思わず乗せられてしまいそうな雰囲気であります。採算を考えて、テクニックで乗り切ってみせると意地を張ってみても、区割りの大きな田んぼを大型の機械で耕耘するスピードと、小さな未整理地をチマチマ耕すのとでは、およそ5倍の開きがありますなぁ。(農場長の試算^^;)
何とか一日で作業を終えましたけれど、ほうれん草の収穫、ナス・ナンバンの植え床作り、5月後半に入り、一気に仕事が増えて参りました。余裕のない仕事は事故を招く…息子の成長を期待して、また仕事の丸投げをしてみますかねぇ。(その息子は、本日も休暇中^^;)