その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

落日

2019-06-05 04:37:49 | 転職

遠き山に日は落ちて~♪ 山形県は山ばかり^^;

元々が好きなことだから楽しい。人生二度目の職業選択…自由裁量労働の日々と願っても叶わないような毎日を送っている。しかし、キュウリ生産部門を任されているとは言え、やらされ感の強い長男『ポン太郎君』の気持ちはどうなのだろうとも考えたりする。したがって、その日の仕事も親子で重ならないような作業を考える。私は私、息子は息子…『ポン太郎君』の仕事ぶりを見ていたら、イライラ感が募ってしまう。鈍いのではなく、仕事が丁寧なのだと考えるようにしている。彼は、彼なりに父の仕事ぶりを見ているはずである。朝のミーティングで一日の目標を定め、夕刻に缶ビールとジュースで振り返る。反省とは悪かった点を論うものではなく、昨年から積極的に改善されたところや作業中に気付いたことなどを話し合うようにしている。そして、気付けば日が暮れる…。


正直、還暦前のオヤジの肉体は悲鳴を上げている。

田んぼの水見の帰り道、ヨシの葉(荒廃した田んぼ)を見付け、子どもの頃、一番下の叔父に作り方を教えられた『葦笛』を作って遊ぶ。葉の根元から巻き上げるだけの笛ではあるが、吹き口の部分を微妙に潰し、反対側を丸める…何度作っても鳴らなかった笛は、今は微妙な調整で吹けるようになりました。今は、30歳間近の息子に作り方を教えている。(やっぱり鳴らない。)こんな日々がいつまで続くのだろうか?仕事の忙しさを理由に、家族と向き合わなかったツケが、今に至っていると思ってみる。18歳にもなれば、地方から都会へと家を出て行き、場合によってはそのまま就職…親子としてひとつ屋根の下で暮らせる日々は意外と短いのである。そんな自分の経験を下に、部下たちには家に帰るように言い続けて来た。自分自身の落日もそう遠くないところにあるような思いがある。子どもたちには伝えることは伝えておかなければと考える日々であります。

コメント
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