その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

カルガモ隊長

2019-06-13 03:46:21 | 転職

「カノコガ」の性行動観察が、今年のテーマ^^;

朝、田んぼの水見をしながら、30cmほどの条間を目で追う…今日はココとここ。除草剤を散布しているはずなのに、叩ききれていない場所がある。昨年は体調不良で放置した結果、イネの株よりヒエの密度の多い場所が多数生じてしまい、極端に収量を落としてしまいました。「何でかねぇ?除草剤散布にムラがあるのかしら?」色々考えた結果、下手な代掻きで圃場に段差が出来てしまい、上手に水を回しきれていない場所にヒエが集中していると結論づけました^^; 今年は、時間に余裕もあり足繁く水見に出掛けておりますが、やはり何箇所か気になる条間があります。こんな時は、自称『カルガモ隊長』の農場長が、田植え長靴を履いて田んぼに飛び込んでいく。手の指を熊手状にして、イネの株周りを手でかくのが一番であります。(大規模農家は、こんなことしていられない^^;)


今朝の成果…自慢できる内容ではないな^^;

手柄を上げた帰り道、廃れ始めた「ノイバラ」の葉先にハエ♂が多数…ブログネタにカメラに収めておりますと、黒い鹿の子模様の蛾が一匹…待ちわびていた「カノコガ♂」の初見であります。蝶と蛾の見分け方は、触覚の違い、葉に止まるとき翅を開くか閉じるか、昼型か夜型か?色々言われますけれど、蝶も蛾も同じ鱗翅目ですから、それぞれ混在しているのが実態です。蝶と分類されたもの以外は蛾であり、蛾でないものが蝶である…そんなところでありますなぁ^^;
カノコガは、朝方に性行動を繰り広げるようである…学生時代に興味を持って挑んだ性フェロモンに関する所見を観察を通して得ることが出来るかも知れない。子どものような生き物に対する興味が、また、フツフツと湧いて来ました。今年からは『自由人』…好きなだけ彼らを追うことができる。まぁ、分かったところで、世のため人のためにはならない研究成果ではありますが、『知る』ということは、人に大きな喜びや活力を与えるものではありますよ。

 

コメント
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