その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

なし崩しの人生

2021-06-17 08:28:06 | 転職

250本の苗に一本だけ「斑入り」が^^;

「アルビノ」は動物学上では、メラニン生合成に関わる遺伝情報が欠損した個体であり、植物学上では光合成色素を生成出来ない突然変異個体なんだそうだ。黄色いトウモロコシは、盛夏のごちそうでありますが、商品として他の出品者と差別化を図るために、昨年は120本ほど「ホワイトコーン」を植えてみた。市場での評価も上々で、今年は第一弾で120本、第二弾で130本、さらに第三弾で100本のホワイトコーンに挑戦しております。さらに黄色いトウモロコシも当然に^^;
雄穂が出てからのアワノメイガにヨトウムシが害虫で、雌穂が出てから受粉が上手くいかないと「歯の欠けた」トウモロコシになり、黄色いトウモロコシの花粉が受粉すると、白いお肌に黄色い実がポツポツと入ってしまいましてね、途端に商品価値が低下してしまうのでありますよ。(周辺の作付け状況には注意を払わなければいけない。)その後はカラスにタヌキの類の被害…肥料も結構食いますしね。一生懸命植え込んで考えた…苗一本でトウモロコシが1本100円として、350本植えても3万5千円かよ?無理して2本取りに挑戦して、平均単価80円で5万6千円…タヌキの被害より、『狸おやじぃ』の皮算用が始まっているのであります。「色の白いは七難隠す。」ってね、「美白」は、女性の永遠の憧れなのかも知れない。一方、『おやじぃ』はと言うと、お肌のケアなんてしていないから、日々鏡を見て次第に褐色に変色していく自分に気付く。「いや~日に焼けてますねぇ…ゴルフ焼けですか?」なんて言われていた勤め人時代が懐かしい。最近は「いや~真っ黒ですねぇ!」と言われると「失礼な!これでも美白のお百姓さんなのに。」と返すことにしておりますよ^^;


こちらも「小麦色」に変色してきました^^;

「まだまだ負けた訳ではない。」春先の怠慢は、今の時期の商品不在という結果に表れております。いやいや、例年、春先に頑張り過ぎて、夏秋と疲労困憊してしまうから、今年は夏秋に成果を出して見せる。ハウスにひと畝栽培したインゲンも、今の季節、走りの商品だから結構売れている…「そこそこに来年に向けた成果は上がっているのである。」と自分を自分で慰める。一年間、安定して働き、安定した商品出荷を目指すのよなんてね。
さて、「なし崩し」とは、徐々に変えていってそのまま始末してしまうことといった表現でありますが、元々は「借金を徐々に返済すること」と意味する言葉であったそうな…今では、「借金をチャラにする。」といったような誤用があるんですと。あらら、このブログで「憲法改正よりも日米地位協定の見直し」の方が優先されるのではないのか?なんて書いていたら、山形空港に米軍の「オスプレイ」が緊急着陸し、現在修理中なんて話が出ております。当然、緊急着陸の理由など明らかにされておりません。山形県は話題が無いから、結構な見物人が押し寄せているようであります。元々、発着便数が少ないから、「飛行機が来たぁ~!」なんてオッカーなんかは子どもの頃、良く見物に連れられていったようであります。(未開の地でもあるまいし^^;)さらに「オリンピックとは関係ない。」と言いながら、緊急事態宣言が解除されたら、観客1万人に緩和されるんだそうだ。(今まで、まん延防止地域では、規制が無かったから規制強化であるなんて言っていますけれどね。)どこまでもどこまでも庶民をバカにしたような詭弁を弄するのだろうか?
「夏秋キュウリ」は夏休みまでが勝負!昨年は、コロナの影響で夏休みが短縮された結果と福島県内での降雨被害で、高値が続いたのよねぇ…今年の学校給食や飲食店での需要はどうなるのだろう?「みんな我慢しているんです。」…「みんな」って誰と誰なんだ?行政を監視するはずの国会は閉会となり、政府は「なし崩し」的に施策を正当化していくに違いない。「今年はもうダメだな!」なんて「なし崩し」的に自分の怠慢を許して行ったら、生活が危うくなってしまいますよ。「まだ頑張れる。まだ挽回できる。」そう信じておりますが、本当に「安全安心な生活」が出来るのはいつの日か…今朝も笑えないなぁ。

コメント
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