ジャガイモは雄なのか雌なのか?
ジャガイモは地下茎が肥大して養分を蓄えた器官であり、サツマイモは根が肥大したものである。ジャガイモはナス科であり、花が咲いて、時として食べられない「実」も付ける。せっかちな『おやじぃ』が、男爵の根元を掘り返したら、地下茎の先端が小さく膨らんだ「芋」が出て来た^^;(やっぱり、ジャガイモは茎が膨らんだ物である。なんて確認して喜んでいる。)小学校理科の授業で、こんなことを繰り返していたら、教科書の最後の単元まで進まないわなぁ…教師失格である。
総合学習とかの時間に、せっかく学校畑にジャガイモを植えたとしても、収穫して、それがせいぜいカレーライスに調理され、「自分たちの収穫したジャガイモは美味しい。」という感想を述べて終わってしまう。収穫された「塊」が茎なのか根っこなのかなどと言うことは生きていく上ではほとんど用をなさないのでありまして、「知識」として覚えれば良い。忘れてしまったからといって、テストの点数には影響するかも知れないけれどね。むしろ、ジャガイモの芽や緑色に変色した皮には「ソラニン」という中毒物質が含まれていることを知ることの方が生存していくためには重要だけれども、スーパーで買い求めたジャガイモに芽があったり、緑色の芋が売られていることもないから、これとて日常を生活する上では用のない知識かもしれない。それでも良いお歳の『おやじぃ』は、地下茎の先端の膨らみを再確認して喜んでいる。(知識に深みが増したのでありますよ…なんてね^^;)
小玉スイカに「雌花」が着いた。
重要なのは「雌花」よ…経営上ではね。「雄花」なんぞは、受粉には関わるけれど商品になる訳ではないのだから^^;
そこで、『おやじぃ』はまた考える?ジャガイモは雄なの雌なの?スイカは雄なの雌なの?なんてね。「雌雄同株」…同じ個体の中に、おしべ・めしべ、雄花・雌花が存在する訳だから、雄でもなければ雌でもない。(イチョウなどのように雌雄異株の植物もあるけれどね。)雄か雌かなどと分ける必要はないのである。進化の過程の中で、その種のそうした形態が生存のために最も適合した結果となって今現れているに過ぎないのである。男や女という性分別は超越した存在なんだなんて改めて気付くのでありますよ。
ならば、動物の世界では…カタツムリやミミズなど、身近な存在の中にも雌雄同体の動物がいるのでありますよ。それは、下等生物の世界であるとの声も聞こえそうであるけれど…「高等」「下等」という分類はどこから始まったのか?「人間が最も優れた生物の頂点である。」といった誤認が始まりなのかなぁ?「LGBT理解増進法を成立させれば、社会秩序に混乱が生じる。」…御説ごもっともな『常識人』の見解にも聞こえるけれど、混乱しているのはご本人であって、今の社会(環境)に最も適した形態に進化してきた植物や下等と言われる動物たちは、とっくの昔に整理しているのだよ…なんてね。「そんなことを認めたら生産性(?)が落ちてしまう!」…ならば、雌花だけのスイカに品種改良すれば良いのかい?ジャガイモは花が咲かなくても地下茎に養分を蓄えてくれるけれど…生存するためには色々あってそれでいい。それが今を生き抜くために獲得してきた形質なのだから。ジャガイモの小さな膨らみを見て、妄想が膨らんでいく『おやじぃ』でありましたとさ(笑)