虫だ!鳥だ!人間だぁ!
追い蒔き、補植して何とか枝豆の畝の体をしてきた「湯上り娘」ではありますが、調子に乗ってもう二畝と蒔いた場所は、今度はキジの『ケン次郎♂』につつかれたようです^^; 今年は『ケン次郎♂』にもお嫁さんが来て、近くの藪にウズラのようなヒナたちが、三羽ほど逃げ込むのを見ているから、この一家の仕業に違いない。(状況証拠だけで、犯人と決めつけるのはいけないかぁ?)食べるならば最後まで食べておくれ…芽出しが見えない方が諦めもつくと言うものでありますよ。
彼らだって命(生活)が掛かっているのだから「窃盗」も正当化される…副次的な儲けを期待しているだけだから、これを苦にして『おやじぃ』が死ぬということはないだろう。殺人罪までには至らないと腹を立てながらも、まだ余裕がある^^;
さて、露地の夏秋キュウリでは、摘果を見逃したキュウリが二本…さっそく仏さまにお供えして、今年の好結果をお祈りさせました。(長男『ポン太郎君』がお供えした方が、ジイさんも喜ぶに違いない。)先週末に依頼された残留農薬のサンプル調査のために1㎏ほどの未熟キュウリを提供し、集荷状況を確認したところ、既に出荷している農家もあるらしい。「我が家は小規模で直売所にも出しているから何とかなるけれど、結果が出る1週間は出荷が出来ないなんておかしくないかい?協力をお願いしますなんて言われても、その間の出荷箱数を部会で補償しなければ誰も協力しないと思うよ。」と協力農家救済のために当たり前のことを言ったつもりですが、「言われてみればそうですね。」ですと…どこかの政府の協力要請と中々振り込まれない協力金のことを思い出してしまいましたよ^^;
小麦も綺麗に刈られたわ!
さて、今年の夏秋キュウリの市況は…6月25日の東京市場でAS級5㎏1,900円を付け、本日は1,600円だったとのことである。昨年は最高値2,900円をつけたこともあったから、ひと箱1,000円ほど落ちたことになる。市場出荷価格で一本約60円のキュウリは、店頭ではいくらになるのでしょう?90円ほどになるでしょうか。「こんなバカ高いキュウリを誰が食うんだい?」と思いながらも、そのキュウリを作っている農家である。昨年は単価が良過ぎたのである。時期的には関東地域の促成キュウリがまだ出荷されており、東北地方は福島県産の夏秋キュウリが出始めた頃か?市場が安定しているから、当たり前の値段に落ち着いているだけなのでありますよ。昨年は、関東地方の出荷が終わるとともに、福島県産のキュウリが梅雨の長雨に叩かれ、圃場で病気が出たらしい。全体的な品薄で、価格高騰しただけなのである。しかしねぇ…一度、甘い汁を吸うと、また天から甘い露が降ってくるのではないかと期待してしまうのでありますよ。(こうして、野菜・果樹農家は他県の不幸を待っているような要素が多分にあるのでありますよ。福島で雨が降れば、山形が儲かるなんてね。)
折からのコロナ禍、巣籠りで、外食産業系の需要も低調かも知れない。『風が吹けば桶屋が儲かる。』とは、一見すると関係のない事象が、異なる場所に影響を与えることを例えた小話でありますが、『風(コロナ)が吹けば、農家も干上がる。』なんてね、虫害、鳥獣害、そして人災…はてさて、今年はどうなることやら(笑)