あぶったイカは、スルメか一夜干しか?
八代亜紀さんの訃報に接し、何故か「舟歌」の歌詞が真っ先に思い浮かんだ。昭和の演歌を代表する曲をたくさん歌い上げているはずだから、もっと別の曲が浮かんでもよさそうなのだけれど…ご冥福をお祈りいたします。そして、「肴はあぶったイカでいい♪」という阿久悠さんの詩を思い出しながら、場末の『赤ちょうちん』をイメージしてしまうんだわなぁ…ならば「肴」に指名されたイカは、スルメか一夜干しか、はたまた生イカか?海の無い内陸で育った『おやじぃ』からすると、保存が利くという一点だけで、スルメを勝手にイメージしてしまう訳ですよ。そして、背中を丸めた安サラリーマンの姿がね^^; しかし、2番の歌詞に至ると「港」「霧笛」というフレーズがあって、日本海側のお店なら一夜干しであり、「沖の鴎」にいたっては、漁師さんなのかも知れないと妄想が拡がっていくのでありますよ(笑)
はて、歌詞にも挿入されている「ダンチョネ節」…神奈川県三浦市あたりで広まった、大正時代の流行歌らしい。昭和の時代には、軍歌調の替え歌などもあったらしい。軍歌調ならば「沖の鴎と飛行機乗りは、どこで散るやらネ はてるやら ダンチョネ♪」なんて歌詞に替わるらしい。『断腸』が語源という説もあるようですが詳細は不明。不本意な戦争に駆り出されて、愛おしい人を残して死するのは『断腸の思い』…そんな思いは伝わってきますけれど。
今年の「初ラーメン」^^;
さて、炙ると丸まってしまうスルメでありますが、調べた限りでは、スルメの皮膚組織が影響しているらしく、どうやら4枚目の皮膚が強靭であるためのようである。自信を失った安サラリーマンが背中を丸め、歳を重ねて背筋が弱って猫背になってしまうのとは訳が違うようである。ならば、予め横方向に『隠し包丁』を入れておけば丸まらないかも…今度実験してみよう。しかし、安サラリーマンの場合は、弱っている背筋をさらに断裂させてしまうことになるから、必要なのは反逆の『包丁』ではなく、心の『つっかえ棒』なのかも知れないねぇ(笑)
はてさて、阪神淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)、今回の能登半島地震と約30年で大きな地震を経験してしまいました。果たして、これらの地震で何を学んだのか…いくら耐震化を強化しても、それを上回る自然の破壊力。自然に『抗う』ことへの愚かさのような気もしてくる。何度経験しても学ばないのは『政治屋』の皆さんのようである。現地に行ったとか行かなかったとか、被災者の『生の声』を聞いたとか聞かなかったとかetc.『この時ばかり』とパフォーマンスを繰り広げるのは大概にしてほしいものである。乾物をしゃぶりながら考える『そうはイカの金〇×』ってね。まずは輸送路の確保とライフラインの復旧を第一に考えてほしいものだけど。