その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

フラットな関係で…

2024-01-27 11:14:35 | 転職

異風なるものを「南蛮」といふ^^;

中華思想の「蛮」とは、南方の帰順しない異民族に対する蔑称のようでありますが、「鴨南蛮」なら大歓迎…「鴨る」は、夕刻には元居た場所に戻り、早朝には獲りやすい鳥の意が語源とされる説がありますが、果たして獲りやすい鳥なのでしょうか?キジの場合は、除雪車の音に驚いて、雪の中に飛び込み、『堅雪』に頭をぶつけて脳震とうを起こしたところを捕まえたなどという逸話も聞いたことがありますけれどね(笑)
獲りやすい鴨が、相性の良い「南蛮(ネギ)」まで背負ってくるというのだから、これほど好都合なことはない。人間の場合、そんなに好都合な生き方をする者がいるかといえば、やはり「力関係」というものが影響するに違いない…高校時代は運動部の経験がないし、大学では、「研究成果の出せないヤツは、例え年長者であっても尊敬に値しない。」的な雰囲気があったから、年齢・学年による「力関係」には無頓着に過ごしてきてしまったのだけれど、『順位制』のあった高校の出身者に内情を聞いたら、確かに『パシリ』は存在し、『パシリのパシリ』も存在したらしい。子どもの頃は、家庭の中でノビノビと育って来たはずなのに、幼稚園や小学校から「集団生活」という『型』の中に組み込まれてしまう。「集団」に馴染めない者、帰順しないものは『異端』として扱われてしまうのでありましょうかねぇ?


ニワトリの社会にある「順位制」…

さて、ノルウェーの動物学者が観察によって発見、発表したのが「ニワトリの順位制」である。上位のモノが下位のモノを「つつく」行動から、順位が次第に作られ、これによって集団の中の秩序が保たれると解釈されているようである。下位のモノは、給餌の機会が減り、生殖行動も制限されるはずであるけれど、「順位」が確立すると無用な闘争が避けられると解釈され、下位のモノにとっては、悪条件であっても、「集団」で居ることの方が悪条件を上回る利益があると解釈されているようでありますよ。(あくまで、人間の都合による解釈でありますが^^;)
はてさて、人間社会にもアルアルの「群れ」でありますが、政治の世界では「派閥」という『群れ』を解消すると宣言されたようである。動物の行動を観察するに、「群れ」には確かに利益が上がると考える方が納得できる場面もあるから、決して『群れる』ことが悪いと決めつけるのも如何なものかとも思えて来る。ニホンザルの場合も、リーダーが下位のモノの諍いを取りなす行動が観察されたという報告もあるようではあるけれど、これまた『餌付け』された集団内のことであるから、自然界でも起こっているのかというと疑問も残る。利益は皆で分配し、欲しいポストを順番で分け与える。つまり~『順番を待つ』という『我慢』の行動が、『群れ』をつくる目的だとすれば、『群れ』を離れては利益が得られない訳だわなぁ…早々に『群れ』から離れると宣言されている方も、その方が利益があると踏んでの行動のようにも思えて来る。『フラットな関係』では、求める利益が得られない…しかし、最近のガッコの先生は、『フラットな関係』を良しとされているような気もするが(笑)

コメント
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