その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(九州への旅…)

2011-10-21 23:15:17 | 夢屋王国

本日のお題が「九州への旅・・・」であり、巻頭画像は水道の蛇口・・・このところの冷え込みで昆虫たちは身を潜め『夢屋国王』もブログネタに困って来た証拠であります^^;
今朝、出稼ぎ先のメールボックスを開くと「やねだん第10回故郷創世塾派遣」というメールに目が止まりました。通称「やねだん」…鹿児島県鹿屋市(かのやし)にある柳谷集落で、豊重哲郎さんという自治会長さんを中心に、ユニークな集落づくりをしてきたことで有名なのでありますが、11月18日から3泊4日で開催される創世塾(詳しくはコチラ)への参加者を募るとのこと。
国づくりは、人づくり…行かない手は無いなどと、朝から職場の若い衆を焚きつけます^^;
自分自身はと言えば、当然行きたい^^; 九州地方は、長崎・佐賀・福岡は訪問したことがありますけれど、鹿児島・熊本・大分は未制覇でありますから…何なら熊本の先輩宅に転がり込んでも良いかぁなどと、空想は膨らむのであります。11月は雪囲いを予定していますから、手帳の日程は真っ白…残念、11月20日に講師依頼を受けていたぁ~!!! まぁ、今回は若い者に研修を譲ることにしましょう^^;

『夢屋国王』は、頬杖をつきながら次なる遊びを考えるのでありました。そうそう、何で巻頭画像が水道の蛇口かと言いますと、この蛇口『第2サティアン』のサッシ枠を作っていただいた建設会社社長より頂いた物なのですが、資材置き場に捨ててあったものなので、パッキンが痛んでおります。設備屋さんに行ってゴムパッキンを100円で仕入れてきたものの、型式が少々違っていたというオチであります。
世のお父さんたちが、ご家庭内の蛇口の水漏れ修理を行う場合に、蛇口の基本構造を知って置いて頂けますと、奥方様にも高評価を得られるのではないかという、余計なお世話でございます。
ん~!やっぱり、ネタに困っている^^;

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夢屋王国(男たちの夢)

2011-10-20 12:25:03 | 夢屋王国

地元農協で土地の売買や債務整理を担当していた先輩が退職し、嘱託契約で雇用延長されていたはずなのでありますが、ある日突然仕事を辞めてしまったのが3年前、そして、その日から消息を聞かなくなりました。数日前、あるクライアントと雑談をしているとその先輩の話題となり、実は大腸がんを患い、手術後療養していたことを知りました。術後の経過は良好だったのでありますが、この春、所有する樹園地で脳溢血を起こしたらしい。そして、リハビリ中であるとか…。彼とは9歳ほど年が離れているのでありますが、人生何が起こるか分からない。人生をリセットし、転職を決意し、行動を起こすには50歳代である…などとクライアントと語り合ったのであります。

昨日の釣行で手に入れた新潟の酒「八海山」を「炙り本シメジ」をツマミに飲もう…今朝方『第2サティアン』に暖を取りに来た友人の『ノロ君』と酒飲みの約束が出来上がっておりました^^;
最近、忙しそうな『貧乏父さん』も呼んで、利き酒をしようじゃないか…しかし、『貧乏父さん』には、メールも携帯も通じないのであります。仕事を退けてから買出しをして、今夜のメニューは若鶏のモモ肉のぶつ切りに未だ結球しない畑の白菜をぶち込んだ、豪快な水炊き。鍋が煮上がる前に、本シメジと半天然舞茸のホイル焼きを試します。缶ビールで喉を潤してから、早速「八海山」をいただきます^^; 「越の寒梅」に代表される新潟県の酒は、辛口で飲み口が良いと評価されますが、山形県の田舎オヤジにしてみると「スペーっとしてコクが無く、上品かもしれないが美味くない^^;」一方、地元の酒は甘口で、何故かペタペタするようなコクがあり、濃い性格の『夢屋国王』には、お似合いの酒であります。中間的な「八海山」はうま味があり、リーズナブルな酒であると思うのであります。
25年ほど前に、苗場スキー場に職場の仲間と出掛けた時に、民宿のオヤジが、これから人気の出る酒であると「寒梅系」を勧めずに、紹介してくれたのが「八海山」でありました。
キノコは、松茸をイメージしてホイル焼きにしてみたものの、これまた美味しくない。直火、網焼きで余計な水分が飛んだ状態の「炙り本シメジ」は味が凝縮して、非常に美味かった^^;

畑で取れた長ネギと味付けホルモンを専用プレートに載せて焼けば、モツ焼き屋にはない、贅沢な味の新境地を発見したのであります。『ノロ君』と仕事の話や新規採用面接に訪れた高校生の話題などを交わしていると、明日、職場のリニューアルオープンの準備作業に忙しい『貧乏父さん』から、ようやく電話が入ったのであります。実は今夜の飲み会は、『貧乏父さん』を『ノロ君』が経営参画している会社に引き抜きの画策をしていることは織り込み済みであり、私は意見を述べる立場じゃぁない^^;
一度リストラされた会社に戻るなんて、そうそう決断出来るものじゃない。第一『貧乏父さん』が自ら身を引いた後、彼は苦労の連続なのであります。50を過ぎて転職することも、震災の影響で活況を示してきた会社が、今後どこまで持つのかも誰にも分からない状況なのでありますから…。
『貧乏父さん』が冷えた身体で『第2サティアン』に訪れた時、私に出来ることは鍋の残りにうどんを入れて空腹を満たし、薪ストーブで暖を取ってやる位なものであります。
少なくとも、今宵のほろ酔いオヤジ3人の残り少ない夢の元へ大黒様が舞い込んで、
 ♪サーサァサー 儲け出した 儲け出したなぁ~♪ と山形大黒舞の一節でも唄えるような幸運が訪れることを願うのみであります。

 

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夢屋王国(国勢調査「た」)

2011-10-19 10:23:25 | 夢屋王国

平日にも係わらず、本日休暇を取って新潟県聖籠町「ひょうたん池」に釣行であります。まだ、明けきらない5時出発と約束し、山形県高畠駅「太陽館」前集合…ある者は最近長男の出産・育児と仕事に疲れ、また、ある者は日々パソコンに文字入力しストレスを溜め、また、ある者は釣りバカの先輩に強引に引き込まれ、オジサン3名と男子2名が車2台に分乗し現場到着^^;
頭上には、東北電力の東新潟火力発電所の送電線が走る小さなため池釣堀は、平日ということもあり5人のための貸切状態であります。

3年前までは、毎週土日は釣堀、野釣りへと「ヘラブナ釣り」に出掛けたものですが、ここ2年は殆ど釣りをしておりません。9月の茨城県筑波湖遠征以来、1ヶ月半ぶりの釣りであります。したがって、平日釣りに行くと言っても、オッカーザウルスは何も言わなくなりました^^;
このところ、土日は田んぼや畑仕事で家に居ますから…そう10月と雨が降る土日以外は、お百姓さんをしている方が楽しくなってしまいました。そんな塩梅ですから『夢屋国王』の興味は、お魚さんよりも湖畔にあるイチジクの実…夢屋農園にも小さなイチジクの木が2本ほど植えてあるのですが、どうして食べたら良いのか分からない。ジャムやソースのイメージはありますが、男の料理の食材としては、ちょっとばかり利用価値に難があります。乾燥果実は「緩下剤」の生薬…この辺に利用価値を求めますか…などと、柔らかくなった果実を1個無断で頂きますが、まずい…まだ、完熟しておりません^^;

 

自慢の13尺竹竿、深宙で30枚ほど釣り上げると、釣りに飽きてしまい通称「ジャミ」と呼んでいる『タナゴ』と『クチボソ』の画像を・・・頭が右を向いていると何故か画像に安定感がありません。ああ、そうか!焼き魚は、身を解し易いように、頭は左にしてお出しするよなぁ…無意識の中で見ている魚の姿に、生活習慣によって焼き付けられた魚の配置(常識)との違和感ではなかろうか…などと釣りとは関係のない方向へ思考が働いて行きます^^;
そこそこの釣果に満足し、帰りは新潟県産の日本酒「八海山」と山形県小国町産「本シメジ」を買い求め、明日の晩は『焼きキノコパーティ』さ^^;

No.〇×△ タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus 条鱗綱 コイ目 コイ科

婚姻色で虹色に輝く♂のタナゴは、子どもの頃から餌取り名人で希少な魚であると思っておりましたが、中国大陸からの外来種であることを、今回初めて知りました。さらに、日本固有亜種であるニッポンバラタナゴは、関西以西に生息し、タイリクバラタナゴとの交雑種も存在することからレッドデータブック登載の絶滅危惧種であります。小学生の国語の教科書で、タナゴの産卵行動の観察記録が載っていたような記憶があるのですが、♀はドブガイなどの貝の出水管に産卵管を通して産卵し、♂は入水管上で放精し、貝の体内で受精が完了する。コンクリート護岸と泥沼の減少で、タイリクバラタナゴと言えども、生息域は狭められているようであります。

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夢屋王国(国勢調査「や」)

2011-10-18 05:05:05 | 夢屋王国

子どもが一心不乱に遊んで、遊び疲れて寝てしまう・・・いいオヤジの『夢屋国王』も精神的な成長がどこかで止まってしまい、遊び始めると止まらない。いつの間にか、ぐったりと寝てしまうのであります^^;
年齢的に果樹は無理と諦めておりましたが、夢屋農園の一角に植えられていた弱ったデラウエア(ぶどう)の木を起こし、昨年は鳥にすっかり食べられて、足掛け3年目の今年、ようやく収穫できました。完全無農薬栽培(放置していただけですが^^;)のため、房がまだ小さく、有核(種有り)のぶどうであります。晩腐病やさび果を防ぐため、今年は傘を掛けてみたのですが、総ての房に傘掛けが出来ませんでした。

この夏、知り合いのぶどう農家と話をしておりますと、「骨材の余りなんか何処にでもあるからヤレよ。殺菌剤の散布も必要なくなるから…。」とアドバイスを受け、この土日に雨除けハウスを作ってみることにしました。この夏、農家のハウス組みを覗き込んでは、頭の中で設計図を引き、職場の同僚宅で捨てるという育苗ハウスの部分的に錆びた骨材をタダで仕入れてきました^^;
夏の日盛りに、大汗をかきながら作業するのもバカバカしいし、組み立ては10月と決めておりましたが、脚立の昇り降りを繰り返し、何とかそれらしい雨除けハウスの完成であります。育苗ハウス用の骨材なので、屋根のアール(湾曲)が微妙に変なのですが、極力お金を掛けないで作るには少々我慢も必要であります。
結果、冒頭の如く、今夜はビール1本でスヤスヤと眠る『夢屋国王』であります。

昨日のブログで、モンシロチョウに寄生するアオムシコマユバチの話題にも触れましたが、今朝、玄関先のガラスに小さな寄生蜂を見つけました。残念ながら、アオムシコマユバチではないようです。(同定できません。)この夏、キャベツを荒らしたモンシロチョウの幼虫をタッパに入れて、コマユバチの出て来るのを待っていたところ、期待通り幼虫の体外に黄色い小さな繭を作り、羽化したのですが、画像に残すのを忘れておりました。いつでも撮れるという過信が、画像の撮り忘れという失態を生みました^^;
命短し、恋せよ乙女…やる時、やっておかないと後で後悔するのだよ^^;

No.068 ヤドリバチの一種(同定不能) 昆虫綱 膜翅目

虫(宿主)に寄生する虫…ということは、宿主より進化した昆虫?ヤドリバチやヤドリバエの世界は複雑で、ヤドリバチに宿るヤドリバチも存在するようです???
やるときゃ、やっておかないと後で後悔する・・・ということで、明日は平日にも係わらず釣りに行くことにします^^;

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夢屋王国(剣キチ・芋煮会)

2011-10-17 19:10:38 | 夢屋王国

夢屋も「キムタク」も、少年時代剣道をやっていた。これが唯一の共通項であります^^;
9月末に稲刈りを済ませると10月はポッカリ身体が浮く…ここで、身体を休めるべきなのだが、国王は1日に大学時代の同期会、9日に中学時代の同級会、そして本日15日は「剣キチ会」の芋煮会の料理長を務めることになりました。『夢屋国王』は中学時代に、ある境地まで修行を積んだので、今は竹刀を鍬と包丁に持ち替えて、新たな境地を模索する修験者であり、現役には歯が立ちませんので、芋煮をしながら後進の指導にあたるのであります。

 

    

今年は、里芋の作柄が良くない…などと巷から聞こえて来ますが、夢屋農園の里芋もまた葉が繁らず、どうしたものかと思いましたが、ご覧の通り重量は上がりませんが、食べるには丁度良い里芋となりました。子芋を桶に泥ごと投入し、水を入れ、角スコップで撹拌し、泥と皮を豪快に剥きます^^;
女子部員に包丁を持たせ一時間…きれいに皮を剥いて、煮込むこと一時間…牛肉とこんにゃくを入れ酒、醤油、砂糖で味を整え、ネギを投入して完了…巻頭の山形名物「芋煮」の出来上がりであります。

 

途中、箸休めにきゅうりの「たまんね漬け」の試食会…そして、芋煮の〆は、最近流行の「芋煮カレーうどん」であります。冷酒でヘロヘロになった『木村拓三君…夢屋の本名…うそ』は、農園のモンシロチョウ夫妻を観察しながら、酔いを醒ましオッカーザウルスの元に帰るのでありましたとさ…その後のバトルは報告出来ません^^;

No.67 モンシロチョウ Pieris rapae 昆虫綱 鱗翅目(チョウ目)シロチョウ科

余りにもポピュラーな蝶であり、人々の関心も薄いのでありますが、農工大の恩師「小原嘉明教授」によって、紫外線下では♂は黒く見えること、交尾後の♀が新たな♂に迫られると翅を開いて腹部を上げ交尾拒否の姿勢を取るといった昆虫行動学の新たな発見がなされました。
また、自然界のモンシロチョウの幼虫(青虫)は、その半数以上がアオムシコマユバチやヤドリバエに寄生されており、子どもたちの学習教材には持って来いの昆虫なんです^^;

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夢屋王国(国勢調査「ま」)

2011-10-16 17:54:59 | 夢屋王国

夢屋国王は平和主義者であると自認しておりますが、王国本土が蹂躙されることがあれば、防衛せざるを得ないと考えております。第二次世界大戦(特に、太平洋戦争)に関して、侵略戦争であったのか、大量虐殺があったのか、人々の認識は様々であり個々に検証する必要がありますが、ただひとつ言える事は、経済疲弊の打開を目的に戦争が起こってしまったという事実であり、二度とこのようなことを起こしてはならないという決意を持ち続けなければならないということだと思います。
さて、お気楽な夢屋国王が急にシリアスな話題を提供するのかと言いますと、害虫について学んでいると必ず講義に出てくるのが、Japanese beetle…マメコガネの話であります。

 

日本在来種である体長1cm程の小さなマメコガネが、1900年代初頭にアメリカ本土で発見され、農作物に大きな被害をもたらしたのであります。日本での帰化植物や侵入害虫の話題は耳にしますが、アメリカ側でも日本在来種による帰化動物の大繁殖が起こっていた例であります。
害虫の侵略・・・9・11同時多発テロを別として、他国から発着したミサイル・軍用機によって、アメリカ本土が空襲を受けたことはアメリカ建国史上例が無かったのではないだろうか?いや、中学生の時に日本の「風船爆弾」がジェット気流に乗って1発だけ着弾したことがあると聞いた記憶があるなぁ…。などと考えている内に、戦争という話題に発展してしまったのであります^^;

 

調べてみると和紙とこんにゃく糊で出来た「風船爆弾」はアメリカ政府が確認したもので361発、推計値では1,000発ほど到達していたらしく、また、日本海軍の保有する潜水艦から飛び立った「零式水上偵察機」による空爆が2度ほど実行されたらしい。(Wikipedia情報)私が中学生時代に聞いた「アメリカ本土に風船爆弾が1発だけ着弾した。」という情報は、アメリカ政府が緘口令を敷いた結果、風船爆弾の存在を知らなかった民間人6人(女性と子ども)が不発弾に触れて爆死してしまった事故報告を指しているらしいことが判りました。
アメリカの農家を震撼させたマメコガネも、今では薬剤防除や天敵、生物農薬(細菌や寄生線虫)が導入され駆除されているとのことでありますが、王国内でも時として大量発生する年もあるのですが、今年はとんと見かけませんでした。良かった良かった^^;

No.66 マメコガネ 昆虫綱 鞘翅目(甲虫目)コガネムシ科  Popillia japonica

マメ科植物やブドウ類を食害する害虫ですが、今年はイタドリや荒地の雑草を食べている程度で、数も少なく作物への実害はほとんど無い状態でした。人が近付いたり、葉が揺れると後脚を上げる行動が見られ、交尾後も♂が♀に抱きついて同じような行動を取ることから、私は、他の♂との再交尾を防ぐ行動ではないかと考えているのですが、もう少し観察が必要なようです^^;

 

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夢屋王国(アンチエイジング物質)

2011-10-15 13:02:59 | 夢屋王国

 かにかくに物は思はじ朝露の我が身ひとつは君がまにまに(万葉集 2691)

秋晴れのすがすがしい日々が続く一方で、その翌日の朝は放射冷却現象で冷え込み霧が発生し、その冷え込みが厳しくなるにつれて次第に霜となって行きます。越冬のために、冬眠の準備を始める者や自然の摂理で死を迎える者それぞれでありますが、生きている者たちは自分の死を意識せずに日々の冷え込みに耐え、暖かくなると活動を再開します。かく言う私だって、明日の朝も目が覚めると信じて眠りに着くのであり、もし、寝ている間に死を迎えると宣告されたなら安心して眠ることなど出来ないのであります。

 

今朝、少々遅く起き出した私は、王国内の畑を検分し週末の作業を確認していきます。ふと、サクランボの幼木とプラムの木を見上げると、雨宿りをするかの如く、枝にトンボが止まっておりました。止まる木々はいたるところにあるようなものですが、限られた枝にびっしりと着いているのは何か理由でもあるのかもしれません。
さて、gooホームが閉鎖され、ブログはこのように書いておりますが、goo友との交流の場は、私の場合Mixiに移しました。トピ『夢屋旅館』を開設し「山形組」の情報を提供しておりますが、調子に乗って素顔を公表し、年齢の割りに若く見えるなどと煽てられ、『キムタク』と『山ピィ』を合わせて『キムピィ』ですと自己紹介したら、女子会に大ブーイングを浴びました^^;

男のシワには歴史があり、「人間五十になったら自分の顔に責任がある。A man of fifty is responsible for his face :エドウィン・スタントン」…一般的にはリンカーンの言葉とされてきた名言も実はその確たる証拠が無いらしい。最近では、人間40を過ぎたら…と10歳も若く表現されることが多くなりました。(40歳程度で人生の顔が固まってしまったら、ちと不幸じゃないかい^^;)
加齢という言葉とアンチエイジング物質という言葉が使われ出しまして、老若問わず関心が高い。太古の秦始皇帝も「不老不死の妙薬」を探させたなどと言われておりますから、古今東西、加齢と死に抗う様は続いているのであります。
昆虫の世界では、幼若ホルモン(Juvenile hormone:JH)が有名で、もうひとつのホルモン物質であるエクダイソンと体内に共存することによって、幼虫形態が維持されるという効果があります。当然、「不老不死の妙薬」として世界各国の研究者が研究しているはずなのでありますが、アンチエージング物質として然したる研究成果が届いておりません^^;
一方、お隣の韓国・釜山釜慶大学では、2008年にウシガエルの皮膚から抗酸化物質を含むペプチドの分離に成功したとか…女子の皆さん♪ 若さを保つために、日頃から嫌いな虫やカエルから抽出した物質をお飲みになりますか^^;

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夢屋王国(そば打ち)

2011-10-14 10:50:49 | 夢屋王国

昨夜は、少し尖がってしまいました。歳を重ねても男稼業を続ける限り、そうそう丸くなっても居られない。(刺すような毒気がなけりゃ、男稼業もおしまいさ^^;「蘇える金狼」)
一夜明ければ、総てを忘れ『夢屋農園』の見回りをしておりますと、友人『ノロ君』が会社から、ソバの延し板(コンパネ)を持って来てくれました。これは、早速お礼をしなければ…。
仕事の途中、情報を仕入れながら昔の上司から特製の蕎麦粉を手に入れました。

 

帰宅後、夕食の準備をするオッカーザウルスの邪魔をしないように気を遣いながら、義父より手に入れた「こね鉢」に500gの蕎麦粉を入れ、150ccのお湯とぬるま湯をそれぞれ入れてまとめます。
空気が入らないように全体をこねて、さて、『ノロ君』に頂いた「延し板」に打ち粉をひいて延ばします。

 

名人級になると、もっと四角に延さなければならないのですが、まだ修行が足りません^^;
蕎麦切り包丁で切る間にお湯を沸かし、さっと茹でれば、蕎麦粉100%『夢屋十割蕎麦』二人前の完成であります。

 

この間、わずか20分。「男の料理」は、そば汁にもこだわりたいところですが、今夜は珍しく『ノロ君』が早く帰宅して晩酌中…出来合いの麺つゆを持って、『第1サティアン』に出前し、早速の試食会であります^^;
どうです(自慢気に…)素人にしては、手際良く、見た目にも美味しそうでしょう^^;
私が手際良いのではなく、実は、本日手に入れた蕎麦粉に秘密があるのです。この蕎麦粉を使い、熱湯とぬるま湯の量を正確に計って、こねれば、子どもにも簡単に蕎麦打ちが体験できます。コシのある蕎麦は、好き々々ですから、蕎麦粉100%にこだわるか、お年寄りにも食べやすいように、一般的な「二八蕎麦」「一九蕎麦」に仕上げるかは、この冬の研究課題であります。
10月末から11月初めに、蕎麦の実の収穫作業のお手伝いを約束し、来年は、休耕田に蕎麦を作付けする…うふふ、『男の遊び』は、まだまだ拡がるのであります。

ちなみに、巻頭の画像は、タデ科の「ミゾソバ」であります。残念ながらほとんど実を付けることはありません。


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夢屋王国(国勢調査「せ」)

2011-10-13 10:11:35 | 夢屋王国

朝の最低気温が6℃、日中の最高気温が21℃…朝は寒いのだから、布団の中でぬくぬくとしていたい。いやはや、悪い癖が身体に染み付いてしまいました。晩ご飯に晩酌でビールを飲み、茶の間に寝てしまう…夜中に起き出すとそこから眠れなくなってしまいます。そこで、ブログUpして『第2サティアン』に向かうのでありますが、あれもしたい、これもしたい…そんな思いとは裏腹にお日様が昇る時間は遅く、また、日が沈むのも早い。結局、やりたい仕事も半分以下のまま、出稼ぎ先に出掛ける事になります。さてさて、ここからが大変、昼ご飯を食べると急速に上の目蓋が重くなる。今日なんか、電卓を弾いて3度繰り返しても、同じ答えにならない…目は開いているものの、ショボついて実際には数字が見えていないのであります^^;
それでも今日は助かりました。予定では若手を交えた戦略会議…上司・年長者と言えども総てが分かっている訳ではありません。中堅処の経験者の意見も取り入れながら今後の方向性を共有することが出来ました。

 

外気温21℃で活動する昆虫たちは限られてきます。草刈後の職場の庭に出てみると、モンシロチョウが西風に煽られながら日向ぼっこ。取り残されたアキアカネ♂もブロックで体温を維持するためにお日様の光を浴びております。陽だまりに咲くコスモスの花粉を集めているのは西洋ミツバチであります。本当に彼女たちは良く働きます。コスモスに止まるミツバチを狙っておりますと、一陣の風と共に飛び去る…偶然でピンボケしてますが、辛うじて後脚に花粉を貯め込んだ彼女を捕らえることが出来ました。こんな彼女たちの働く姿を見ているものだから、今日の国王のクレーム処理は浪花節調であり説教くさい。自分でも分かっているのだが、総ての原因を社会や環境のせいにするだけの言い訳は聞き入れたくないのであります。みんな生きるために必死なのだから…。
帰りしな、年上の部下に対するクレームが…ちょっと待ったぁ!!! そいつぁ了見違いってもんだぁ・・・!!! 公衆道徳の不備を語るなら、その場で意見すれば済むものを、その場は口を噤んで見逃して、現場に居ない私に注意して置けとは御門違いも甚だしい^^;
俺は『幡随院長兵衛』かい…こんな不満を晩ご飯に持ち込むと家族の和が乱れるので、黙って飲みますとオッカーザウルスに伝え、2本目のビールに手が延びる…そしてまた茶の間に寝込んでいる私であります^^;

No.035 セイヨウミツバチ Apis mellifera 昆虫綱 膜翅目(ハチ目)ミツバチ科
何故かミツバチを取り上げるとき、夢屋国王は口説き文句が多い。
今年の7月26日にも、朝からカボチャの花粉を集めるセイヨウミツバチを取り上げておりましたが、やはり不満を口にしておりました…^^;
「イライラは腹に収めます。」と宣言し、2本目のビールを飲んだものだから、オッカーザウルスは文句を言いませんでした。(エライ^^;) 

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夢屋王国(国勢調査「お」ver.4)

2011-10-12 13:19:32 | 夢屋王国

大学時代の同期会をキッカケに、遠い昔を振り返ってみました。卒業後、気持ちが萎えたり、爆発的な進化を遂げたり、人それぞれに思い出に浸ることはあるでしょうが、決して後悔したりはしない。人は何時かは死ぬ定めではありますが、自ら死を選んだり、殺されたりはしない。その時々を苦しくても楽しんで生きていたいと考えております^^;
大学の同期会…入学は一緒(浪人生もいるので、年齢バラバラ)でも卒業は一緒ではない…だから、同期会^^; そして、その1週間後は、少なくとも小中学校の9年間を一緒に過ごした地元の同級会でありました。場合によっては幼稚園・高校と一緒だった連中も居るので、長い奴は13年間程、同じ学校に通った奴もいるのですが、コチラも結構仲が良い連中であります。
少々高いコースではありますが、南陽市赤湯の「御殿守」という米沢・上杉藩御用達の温泉宿で同級会を行いました。幹事長の身でありながら、朝から「高畠ワイナリー」の収穫祭でワインを楽しんだものですから、宴会時にはもうレロレロ…呼びかけ人の「てい子ちゃん」には、集合時間から怒られ通しでありました^^;

午後6時からの宴会開始…幹事長の役目として、22名の参加者を一巡している内にアッと言う間に9時の宴会終了…部屋飲みを開始するものの、敢え無くダウン。私が、布団2組を占領し、斜めに寝たものですから、哀れな同部屋の幹事役3人は、夜中、残る2枚の布団に折り重なるように寝ておりました。さすが、しっかり者の『貧乏父さん』は、別に敷かれた一組の布団に悠々と寝ておりましたけれど…^^;

『夢屋王国』内の国勢調査は途中で頓挫しております。秋野菜を植え込み、稲刈りが終わり、特産品化を目指しているニンニクの植え込みが終了すると、一気に朝晩の冷え込みが厳しくなり、昆虫たちの姿が見えなくなって参りました。さてさて、これからの国勢調査をどうしようか…などと思案していると、成虫のままで冬を越す「オツネントンボ」が枯れ草で震えておりました。
巻頭の画像は、大正・昭和期に活躍した堀口大学という詩人の色紙であります。
原作は「花はいろ そして かおり 人は心 そして やさしさ」という詩文なのだそうですが、旅館に掲げられていた色紙の文句に心引かれて、使わせていただきました。

No.65 オツネントンボ Sympecma paedisca 昆虫綱 トンボ目 アオイトトンボ科
名前の日本語表記は「越年(おつねん)蜻蛉」…名の通り、木の樹皮の間などに成虫の姿で冬を越します。
じ~っと、寒い冬を越す『オツネさん』…運良く来春を迎えることが出来るのでしょうか?
酒宴が続いた私も、しばらくの間、じ~っとしてオッカーザウルスの怒りの嵐が通り過ぎるのを待つことにします^^;

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