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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

おもいやりのプレゼント

2018-12-26 19:41:24 | 日記

「お寒い中お待たせいたしました。○○行きのバスです」というアナウンスでバスが止まった。さほど寒くない日だが、こころが和んだ。バスで20分くらいかかる整形外科に出かけた。昨日も出かけたが、あまりにも混んでいたので薬だけで検査は今日にした。今日は院長先生と看護師さんが昨日の混雑のお詫びを言ってくださった。それもまた、心が和んだことだった。

今日は3つの事務的な書類を作っている。事務屋さんだから当たり前だが、ぜんぜん違う書類なので仕事が流れない。朝は、まず社会保険事務所と電話でやり取り。もともと相性がよくないところだ。でも、この年になると議論する気力もなく「はい、わかりました」だ。それから郵便局やら銀行やらへ。どこも混んでいる。年末なのだなぁ と思う。

混雑した整形外科の待合室で本を読むでもなくぼんやりしていた。あれは15年前ぐらいのことだろうか。離婚して間もなくで経済的にまだ安定していないときだった。友だちが会社の仕事をアルバイトのように出してくれた。彼の事務所で仕事をしているとき、しみじみと「本当に強いよな。どこにその力があるんだ?」と言われた。「べつに。一緒に暮らしていた相手が飲んだくれていたり、あれた生活をされるのがいやだっただけよ」と言った。私が仕事も家庭も全部捨てたことを言ったのだろう。仕事を完成させたころがクリスマスだった。食事をご馳走になった。「でも、強いということは武器だよ。哀れが武器なんだけどな」と言っていた。彼流には「つよさはあられ」らしい。

クリスマスに贈ったものが重過ぎて戻ってきた。また、中学の英語の教科書の「クリスマスプレゼント(賢者の贈りもの)」を思い出した。若い貧しい夫婦が大事な自分の髪や懐中時計を売って、相手のために時計の鎖と櫛を買ったお話だった。この季節に思い出す。相手への思いやりがプレゼントだった。それさえあれば、なにがなくてもやっていけると思う。

届いたプレゼントは2つ。「おもいやり」と自分のために買ったパソコンのスピーカだ。音楽を聴くという時間が楽しみになった。

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