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阿弥陀堂だより

2018-12-05 20:56:24 | 日記

今日も暖かい。身体は楽のような、でもなにかピリッとしない気もする。農協のショップで農家の方が野菜が大きくなりすぎて困ると話していた。りんごもやや大味とか。

いつもふと思い出すことが多いのだが、「阿弥陀堂だより」(南木佳士 著)を懐かしく思い出した。映画は見ていない。そのどの人物も好きだ。疲れてしまって見失った自分を取り戻すには、「自然」のなかに身を置くのがいいのかもしれない と思う。このIT時代にどんどん自分の感性を失っていくような気がする。なにからなにまでボタン一つでできてしまう。佐藤愛子さんではないが「それじゃ、人間がばかになりますよ」と思う。

今日のお茶のお稽古が終わってから、先生と同じような世代の方たちと昔の針仕事などの話をしていた。いまは見ることがない編み機(機械)や裁縫道具の話。アイロンお話。子供のころ作ってもらったぞうり袋やそろばんの袋の話。「ねんねこ半纏」などというなつかしい言葉も出てきた。私たちの親の世代は器用だったように思う。見よう見まねで編み物もしていた。あの時代のいまのように豊かではないがあたたかい時代だった。

そう、阿弥陀堂だよりで一番すきなのは「おうめ婆さん」なのだ。トイレを作ってあげても外でないと用が足せないという。あんな風に逞しく生きられたらいいなぁ と思う。靴下の繕い物をした昔を思い出した。きものも仕立て直した。セーターも毛糸を染め直して編みなおした。贅沢などしなくても、自分らしく自然のなかに生きて神様に召されたいと思うこの頃だ。

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