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ながれにまかせて

2018-12-03 18:49:59 | 日記

久しぶりに雨が降っていた。真紅の紅葉の葉が雨に打たれている。静かな朝だった。のんびりと時が流れていく。朝ドラをなんとなく見て、そのままTVが流れていた。あさイチで「離れて暮らす親の介護」をやっていた。難しい問題だ。高齢の親の一人暮らしとなると、その家庭家庭で問題が違うと思う。そして、おそらくこれでよかったとは言い切れない気がする。親とどのくらい離れて暮らしているか?親の健康状態、一緒に住む地域の環境・・・。子供達のところへいくとなると、住み慣れた地域のさまざまなものを捨てていかなくてはならない。そのときの年齢にもよるが、いずれにしても思いは残るだろう。新しい環境に対応できる親のほうが少ないかもしれない。

認知症の母を動かすことはできなかった。環境が変わって認知症が進むことが多いと聞いていた。私は生計を立てるのに母の元に行けなかった。ある人は、よく認知症の親をひとりにしておくと言い(多くの人がそうだろう)ある人は、離れていたからお母さんはがんばれたのよ、一緒に住んだら認知症が進んだと思う と言った。結果的には、母は自分が役に立つ場所でいきいきと過ごすことができた。でも、それでよかったとは思えない。後悔はたくさん残る。

番組で子供の所へ行ったのは、いろいろ考えたのではなくぽあーっと行ってしまった と話していた。「決意」というものはなかったという。ものごとには流れがあって、それに自然体でのっていくのがいいような気がする。自分の力ではない何かが働いているようだ。大事なことをそのように決めていいのかとも思うが、人生にはあがなえないなにかがあるような気もする。

 

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