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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

しっと

2019-08-15 18:32:44 | 日記

いよいよ風雨が強くなってきた。外へは10歩くらいしか出ていない。印刷物を発送する仕事がちょうど今日になったので、1日家でするには、天気が台風はよかったのかもしれない。ニュースで「海や川には近づかないように」と注意をしている。でも、人は不思議なもので、こんなとき海を見たかったりする。琵琶湖はどうなっているのだろう などと誘惑がやってくる。さすがに出かける勇気はなかった。1階で仕事をしているので、2階へものをとりにあげることも多い。そうしないと「閉塞感」でつらくなる。そんなときに届く手紙やメールはうれしい。

お盆で母が戻ってきているのだろうか。やたらと、母のことを思い出す。それは最期の4年間、十分に母を看られなかった後悔につながる。長い間の葛藤から離れて、母も私も素直に過ごせた時間なのだが、もう少し傍にいてあげたかった と思う。自分のことが先立った。「お母さんは、いつも真知子さんと競っていたわね」と親友が言った。そういえば、つまらない内職のようなものを作るときでも、母は負けないようにしていた。私にはそういう気持ちはなかったが・・・。

「嫉妬」は克服するのが一番難しい感情かもしれない。嫉妬する醜さを知っているがゆえに、苦しむ。それは血が濃いほど醜いかもしれない。また、男女の愛憎ゆえの嫉妬も醜い。これもとことん醜さをみることで卒業することかもしれない。そうしないと抜けることはできないだろう。いろんなものを手放して、なにか一つだけどうしても捨てられないものがみつかれば、あとはどうでもよくなるのではないだろうか。その一つにさえいやらしい執着はなくなる。

母は最期の2年間はやすらかな心でいた。そのときはあまりにも物分りがよく、不安な気持ちになったが、そういうものらしい。自分が人の役に立っている という想いが母をやすらかにしたらしい。そういう自分の心のなかの充実感が、人への感謝や人への償いの気持ちになるのかもしれない。人生に嵐のようなときもある。私も壁に向ってティッシュペーパーの箱を投げたことがあったなぁ。これが一番安全なのだと。(ニコッ)

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八日目の蝉

2019-08-14 18:21:16 | 日記

NPOの仕事が一つけりがついたので、駅まで出かけた。街には観光客がいる。そろそろ台風が近づいてきているのに、だいじょうぶなのだろうか。帰り道で雨に降られた。ほこりのにおいがする。久しぶりのにおいだ。帰宅してしばらくすると、ザァーと雨が降り出した。風もでてきた。空に青色がなくなり、どんよりした灰色になった。少し涼しくなった。窓の外では、せみが鳴いている。

八日目の蝉を思い出した。もう10年以上前のNHKのドラマだった。全会は見られなかったが、印象的なドラマだった。不倫相手の妻の子供を(赤ん坊)誘拐し、逃走しながら子供(女の子)育てる女性。そして、逮捕されて娘は実の親のところへ戻される。実の家庭になじめぬまま成人になり、家を出た娘も不倫で子供を宿していた。そんなストリーだったような気がする。

この八日目の蝉というのが謎だった。蝉は七日しか生きられないが、八日生きた蝉は、七日しか生きなかった蝉では体験できない世界を見ることができる ということらしい。七日という運命で懸命に鳴く蝉の声はいつも心に「あはれ」を感じさせる。でも、もう一日生きてしまったら・・・。

たしか、親子として誘拐犯と子供が生きたのは瀬戸内海の島ではなかったろうか。うつくしい景色だった。どろどろとしそうな話だが、八日生きることの意味を考えさせられた。もしかしたら、私も八日生きさせられているのではないだろうか。(もちろん、不倫の子供などの話ではないが)八日生きた故に見ることができるのは幸せな風景なのではないかとも思う。

灰色の空と揺れる木々の中で、せみはまだ鳴いている。

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一度もカギを開けたことのない夫

2019-08-13 19:23:37 | 日記

夕方からまた買い物に出かける。台風のせいか風がある。蝉の声も多くなった気がする。空が高くて、夕焼けがきれいだ。ああ、熊本で見た夕焼けみたいだ。スーパーは混んでいた。お盆で家族が帰省しているのと台風が接近している影響もあるかもしれない。我が家は財布と相談しながら、2日分ほどの食料を確保した。

あさドラの話で、友人が「私たちのころってあさドラと同じ時代に近いけど、もっと「ねばならない」の時代じゃなかった」と言った。「ねばならない」に勝手にしていたのかもしれないけど、結婚しても働く女性は少なかった。「働かせてもらっている」という感覚さえあった。優秀な女性もいったんは家庭に入ってしまった。その話の延長で彼女がすごい?話をしてくれた。「兄は結婚してから1度も家の鍵を開けたこともないし、ドアチャイムも鳴らしたことがないのよ」と。つまり、義理のお姉様がお兄さんが帰宅するころにはちゃんと準備して待っていた ということらしい。結婚後40年以上続いているという。お兄さんは学者さんで大学に勤務されていた。「兄も気の毒よ」と彼女は言う。二人に子供はない。

フェイスブックに出ていたが、「新婚とはいつまで言うの?」の答えが、認知症のおばあちゃんの答えとして「夫がもう帰ってきたと思ったら、新婚じゃないわ」だった。そうか・・・。そういえば、「うちの人は6時になるときちんと帰ってくるのよ」と嘆いていた人がいた。でも、これは女性が家にいるという前提のような気もする。先に帰ったほうが家のことをする の時代はまだなのだろうか。

亭主元気で留守がいい、そして遅くなるときは事前にわかっているといい、が妻の言い分だろうか。夫も妻が不在がわかっていると嬉しいらしい。「仕事が終わった後の気分が違うんだよ、気分が」なんて言っていた男性もいた。でも、それでいいのではないかな。一人なんて誰もいないんだから。自分でカギを開けて、一人で食事の準備して、一人で頂きま~す。

 

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我が家がいいなぁ

2019-08-12 16:47:03 | 日記

昨夜9時すぎに神奈川から戻った。仕事抜きの休養?だった。何かに追われることなく過ごすことができた。親友と洒落たお店で食事を楽しむことができた。9時すぎでも長浜は連休のせいか珍しくお店が開いていた。お盆で帰省してくる仲間同士が集まっているのだろうか。若い人たちが多い。

家はめずらしくこざっぱりしていた。我が家ながら「おお、きれい」だった。出かける前に掃除して出かけてよかった。ランチがリッチだったので、ささやかな夕食をとった。熱いお茶を飲むとおいしい。最近は家にいてもあまり熱いお茶はいれなかった。「ああ、家っていいなぁ」と思う。みんな、帰宅してほっとするというのはこういうことなのだろうな と思う。「こじんまりしたいいレストランだったのよ」などと二人の食卓の相棒に話す。

TVドラマに渡辺謙がでている。いつもと違う番組なので特番らしい。「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」を2話まとめての再放送だった。吉信ちゃん事件で、渡辺謙演じる刑事平塚八兵衛が犯人を自白に追い込んでいく取り調べシーンは素晴らしかった。2009年のドラマだという。22年前だ。朝日TV系でもこんなドラマを作っていたんだ と感心する。

22年前は、塾は安定した経営に入ったが、少しずつ夫婦がぎくしゃくしだしたころだ。「苦労はともにできるが、楽はなかなか共にできない」と先輩に言われた。急いで家に帰り、夕食の支度をして夫の帰りを待っような日々だった。ゆっくりTVを見るどころではなかった。TV番組でも歌でも空白の時代だった。

この家はいいなぁ と思う。落ち着いていてお茶がおいしい。TVをこんなに真剣に観られるなんて。もしかしたら、私は「家」が欲しかったんだ。こんな風にくつろげる。「いいドラマでしたね」と二人の食卓の相棒に声をかけた。

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終わりのオープニングナンバー

2019-08-10 10:59:19 | 日記

朝からぼけたか?!と思った。用事をしながら見ているからかな?とも思ったが、あさドラのオープニングナンバーが流れていない気がした。変だ・・・。いつになっても流れない?えっ、今日で終わり?それとも1週間のまとめ?いや違う。

きれいだったなぁ、なつの花嫁姿。特におんじに挨拶にいくシーンは。やはり花嫁は若いほうがいいなぁ などと思う。いいシーンだった。目頭が熱くなった。そうか、私はファザコンでもあったのだ!父親の持つような大きな愛情がほしかったのだろうな。父性へのあこがれは強かったのだろう。妙に納得した。

あさドラは幸せいっぱいの結婚式のシーンで終わった。エンディングでオープニングテーマが流れた。ああ、ぼけてはいなかった。いろいろ言われるけど、このドラマは幸せがテーマのようだ。ちょっと?と思うようなカップルがしわせなのかもしれない。私が、若い時に今の大事な人に出遭っていたら・・・その魅力にきがつかなかったかもしれない。人生の終わりに流れるオープニングテーマも悪くない。

今日は都会の空気を吸いに行きます。ということであさのぶろぐでした。

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