gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

友からの訃報

2021-07-19 17:30:09 | 日記

朝から30度近い。この長浜にも、京都市内と同じレベルの熱中症注意報が出たという。しっかりと日焼け止めをして出かけたが、夕方には肌がひりひりしている。夏が来て、また寝苦しい夜を過ごさないとならない。わからないままに夏が来た。「コロナ」と「オリンピック」の文字がいつもついて回る。つらいねぇ。

ぶろぐを書く前にメールを開いた。前にも書いたことのある高校時代の親友からだ。いつも「いのち」という冊子をメールでお送りすると、近況を知らせてくださる。昨日のブログでいえば、「上流階級」で、わが家の「下級」とは大違いなのだが・・・。お兄さまのことをブログに書いたことがある。お父さまは東大医学部出身で「東大」以外は大学でないのような方だった。彼女より2つ上だったと思う。五浪か六浪して私大の医学部に入学された。高校時代に遊びに行くと、挨拶だけしてすぐに部屋に入ってしまった。看護婦さんの女性と結婚されて、小児科を開業医をされていたと聞いていた。

メールは思いもよらぬ訃報だった。お兄さまがコロナウイルスに感染して、亡くなられたという・・・。呆然としてしまった。感染後2週間だという。発熱までは、元気でお仕事をされていたという。そこで私の時間は止まった。「生まれ育った家庭の家族はもう誰もいなくなりました」という彼女の言葉があまりにも重い。

そして、彼女も近々、心臓の手術をするという・・・。

暑く重い空気が部屋に漂っている。ほかの悲しみまでが浮かんでくる。神にお兄さまのご冥福と彼女の手術の成功と健康回復を祈った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下流でもしっかり立って

2021-07-18 19:09:59 | 日記

昨日の船内の冷房が身体にきいたのか、なんとなくだるい。金・土と忙しかったからかもしれない。今日はおとなしくしようと本を読んでいた。2階のソファーは本読みにはいいが、午後は段々部屋が暑くなる。林真理子著の「下流の宴」を読み終えた。(2009年の毎日新聞掲載)今読んでも、時代に違和感はない。今の20代・30代の若者とその両親の価値観も同じような気もする。

20歳で高校中退のフリーターの翔(無理力・無関心で努力ということはしない)とその母親の価値観。これ価値観は、この年代の母親の最大公約数かもしれない。母親は国立の4年生大学を出ていて、医者の娘、夫は早稲田の理工科卒で一流企業勤務、中流家庭と思っている。ここでいう「下流のひと」とは「貧乏人や高卒までの学歴の者」と彼女は思っている。その息子翔が付き合っていて、結婚したいと連れてきた子は、沖縄出身の高卒のフリーター。母親は離婚後再婚して夫と沖縄で居酒屋を経営している。

そんな感じの価値観の違う家族の生き方や暮らし方がかなり現実に近い感じで描かれている。何処にでも転がっていそうな話でもあり、一部は自分にも近い気がすることもある。この沖縄出身の女の子が翔くんと結婚したい思いで、医者になることを決意する。2年のブランクと高校の勉強のレベルからするとかなり高いハードルだ。ここは彼女の運というか、その生き方から発せられる思いに動かされ、金銭的に応援をしてくれる人たちが出てくる。最後は、彼女は見事に国立の医学部に合格するのだが、努力を嫌う翔君からは遠い存在になったと言われ、別れることになる。

一つ言えることは、彼女の生き方を支えたのは母親であり、そこに流れる見栄でもないただ人としての真っすぐな価値観だったような気がする。そして、想いに向けて努力した彼女の姿だった。

複雑な思いで読んだ。中途半端の自分がいた。もっとしがみつくように努力すればよかった。反省ばかり出てくる。踏ん張れなかった弱虫の自分がいる。

いろ~んな思いもあるけど、私だって頑張った。だから、いまここいるのだ。それで十分だと思う。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最高!5時間の琵琶湖クルージング

2021-07-17 19:29:56 | 日記

少し前のあさドラが「なつぞら」だった。北海道の大自然を見ることができた。朝に自然のうつくしい風景を見ることができると、元気になれる。

午後3時半過ぎに、5時間近い乗船を終えて、大津港に着いた。今日は、楽しみにしていた「琵琶湖万葉集クルーズ」だった。3回目の企画で(2回目は中止)湖北・湖東の万葉集だった。出港は地元の長浜港だったので楽だった。教会のお友達が誘ってくださった。まじめな彼女は「万葉秀歌 100選」などを読んでいた。私は相変わらずのんきで「きみがそでふる」がわかればいいんじゃないで出かけた。

昨日の夕日はすばらしかったので、今日は最高のお天気。湖上は風がそんなに強くもなく、暑さも気温はほど感じない。参加者は少なくともコロナワクチンの接種が1回は済んでいるという感じの方が多い。万葉集の歌で、湖北・湖東に関係がある湖上から説明して下さる。もちろん、歴史的なこと地理的なことがよくわかる。講師の先生は、船の右側に見える地域の説明、左側の説明と、それにちなんだ歌の説明と忙しい。歌は朗詠してくださる女性の先生もいる。資料もよくできていた。普段の観光船では入れない塩津湾にも入れた。湖上から村落の様子がよくわかる。

お楽しみのお昼は説明にはやや強引なところもあるが、万葉集の歌から食材を拾ったオリジナルのお弁当だった。講師の先生のこだわりのようだ。船上で温かいしじみのお味噌汁が飲めた!

万葉集のストレートな歌の詠み方がいいなぁ。有名な「紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を 憎くあらば  人妻ゆえに われ恋ひめやも」といい、おおらかで冷やかすような歌もある。講師の先生の話もおもしろい。4時間を超える講義だが、疲れることもなく過ごすことができた。

ばば二人が少女二人のように興奮し、楽しんだ。琵琶湖は様々なものを飲み込んでくれているのかもしれない。だから、私はここに来たようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝顔に思う

2021-07-16 21:19:48 | 日記

夕方でも今日は気温が下がらない。昼間からのだるさも続く。ああ、これから毎日こうなるのだなぁ。図書館のTVでオリンピックをみることにしようか。夕方は、メールなどの契約に関して、ばたばたしていた。ともかく、契約内容をよく把握していないので、何か変更しようとすると頭が腹痛になる。笑。

「仕事を頼むときは金額でなく質で決めなさい」と以前勤めていた会社の上司に言われた。そんな感じで15年以上お付き合いになるO商会。ここの担当者が誠実でよくしてくださったので、なんとかやってこれている。Win・Winの関係でと、こちらも無理は聞いてきた。でも、本当にありがたいと思う。余分な話だが、誰かが「政治家」でなくて「政治屋」だよといったが、まだ「政治屋」ならいいのではないかともうこの頃だ。

ウイルスはミステリアスだと文学おばさんは昔思った。だから、わかりにくいと。コロナウイルスを見ていると、特にそう思う。みんながんがっているのに、感染は拡大していく。

毎朝、下の部屋のカーテンを開けると、朝顔が咲いている。朝が楽しみになる。「大輪朝顔」は我が家では、上品な楚々とした朝顔になった。でも、日本の朝顔という感じで、喜んでいる。今だから、朝顔なんて楽しんでいられるのだが、忙しかった昔は、起きた、出かけたでそんな余裕はなかった。「家庭の人」になれてとてもうれしい。

 朝顔やすこしの間にて美しき (誰の作か忘れました)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4回結婚して、旦那はみな半年で亡くなった

2021-07-15 18:40:57 | 日記

お昼前に買い物に出かけた。雲行きは怪しいが30分ぐらいは持ちそうだった。家を出て5分で急に雨が降り出した。バケツをひっくり返しどころではない。軒下に入って、さて、行くべきか、行かざるべきか悩んでいたら、凄まじい雷が鳴った。くわばら、くわばら。局地的大雨とはこれなのだろうな。樋から落ちる雨も半端でない。結局、傘は役に立たずずぶぬれで帰宅した。ほどなく雨はやみ、静かになった。あと15分遅く家を出ればよかった。私の人生はきっとこんなだったかも。

いつもと違う帰り道にある池に珍しく迷ったかのようにサギが一羽いた。仲間とはぐれたのか・・・。ふと、あのセリフを思い出した。「また、ひとりになってしまった」と木に向かってつぶやく朝ドラのサヤカさん(70歳くらい?)のセリフだ。その前に「4回結婚して、旦那はみな半年で亡くなった。だから、子供もいない」と質問を受け付けないようなセリフを言っていた。凛とした女性を夏木マリが演じている。

そうか、4回ね・・・。また、また、またひとりか。でも、誰かこころに残っていないのかな。旦那さんでなくても恋した人とか。つらいとか寂しいを通り越してしまったのか。

この頃、夕方に散歩にでる。やはり、田舎だ、涼しい風が吹いてくる。琵琶湖まで行って人のいなくなった町を歩いて帰る。最近はさびしくなくなったなぁ。あの、心がすかすかする感じはない。すかすかしているとどこか不安定でさびしいのだろう。なぜかはわからない。小さな穴だったのかもしれないが、埋めてくれるものがあったのだろう。そのうちに言うのだ。「お一人でさびしくないですか?」と聞かれたら「4回結婚して、旦那はみな半年でなくなりましたので、いまさら、さびしいなんてないですわ」とね。なんちゃって。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする