日本で買ってきた電子辞書が重宝している。
私が学生の頃は、あの重い辞書を持ち歩いたものだった。辞書が汚れているほどカッコイイ、なんていう風潮もあったから、わざと乱暴に使ったり、
覚えたページを食べると完全に覚える、という恐ろしい「迷信」まであった。(試験前に本当に食べた友人を知っている・・)
電子辞書の存在は知っていたものの、買ったのは日本を離れる直前だった。
そして使ってみて、その便利さに、なぜもっと早く買わなかったかと思った。
必要ない情報もあれやこれや入っているものの、国語辞典も英和も和英も、片手におさまるこの機械の中に入っているなんて。
しかも、あの辞書の小さい文字に比べて、わかりやすいし、速いし、発音まで聞けるときた。
しかし、便利なんだけど、使っているうちにブルーな気分になってくる。
なぜか知らないが、この辞書に出てくる例文が、非常にネガティブなものが多いのだ。
たとえば。
結局あの夫婦は別れるだろう
このままでは破産ということになりかねない
すまないが君には辞めてもらうことになった
生きていてもしかたがない
例文を読んでいるだけで、気分が沈んでくる。
それに、和英で言葉を引くと、最初に出てくるのがそれ?というような言葉が先頭に出てくることが多い。
たとえば「みる」と引くと、
みる〔海松・水松〕 緑藻類ミル科の海藻 sea staghorn
が先頭に出てきて、「見る」は二の次だ。
「いたい」を引くと、
いたい〔胃体〕 the body of stomach
いたい〔異体〕 a variant
いたい〔遺体〕 a body
いたい〔痛い〕 pain
ポピュラーな「痛い」が出てくるのは4番目だ。
意味がわかればいいんだし、辞書としては別に何の支障もないのだが、気にしだすと気になる。
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私が学生の頃は、あの重い辞書を持ち歩いたものだった。辞書が汚れているほどカッコイイ、なんていう風潮もあったから、わざと乱暴に使ったり、
覚えたページを食べると完全に覚える、という恐ろしい「迷信」まであった。(試験前に本当に食べた友人を知っている・・)
電子辞書の存在は知っていたものの、買ったのは日本を離れる直前だった。
そして使ってみて、その便利さに、なぜもっと早く買わなかったかと思った。
必要ない情報もあれやこれや入っているものの、国語辞典も英和も和英も、片手におさまるこの機械の中に入っているなんて。
しかも、あの辞書の小さい文字に比べて、わかりやすいし、速いし、発音まで聞けるときた。
しかし、便利なんだけど、使っているうちにブルーな気分になってくる。
なぜか知らないが、この辞書に出てくる例文が、非常にネガティブなものが多いのだ。
たとえば。
結局あの夫婦は別れるだろう
このままでは破産ということになりかねない
すまないが君には辞めてもらうことになった
生きていてもしかたがない
例文を読んでいるだけで、気分が沈んでくる。
それに、和英で言葉を引くと、最初に出てくるのがそれ?というような言葉が先頭に出てくることが多い。
たとえば「みる」と引くと、
みる〔海松・水松〕 緑藻類ミル科の海藻 sea staghorn
が先頭に出てきて、「見る」は二の次だ。
「いたい」を引くと、
いたい〔胃体〕 the body of stomach
いたい〔異体〕 a variant
いたい〔遺体〕 a body
いたい〔痛い〕 pain
ポピュラーな「痛い」が出てくるのは4番目だ。
意味がわかればいいんだし、辞書としては別に何の支障もないのだが、気にしだすと気になる。
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