太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ブルーな電子辞書

2012-06-11 09:09:57 | 日記
日本で買ってきた電子辞書が重宝している。

私が学生の頃は、あの重い辞書を持ち歩いたものだった。辞書が汚れているほどカッコイイ、なんていう風潮もあったから、わざと乱暴に使ったり、

覚えたページを食べると完全に覚える、という恐ろしい「迷信」まであった。(試験前に本当に食べた友人を知っている・・)



電子辞書の存在は知っていたものの、買ったのは日本を離れる直前だった。

そして使ってみて、その便利さに、なぜもっと早く買わなかったかと思った。

必要ない情報もあれやこれや入っているものの、国語辞典も英和も和英も、片手におさまるこの機械の中に入っているなんて。

しかも、あの辞書の小さい文字に比べて、わかりやすいし、速いし、発音まで聞けるときた。



しかし、便利なんだけど、使っているうちにブルーな気分になってくる。

なぜか知らないが、この辞書に出てくる例文が、非常にネガティブなものが多いのだ。

たとえば。


結局あの夫婦は別れるだろう

このままでは破産ということになりかねない

すまないが君には辞めてもらうことになった

生きていてもしかたがない



例文を読んでいるだけで、気分が沈んでくる。

それに、和英で言葉を引くと、最初に出てくるのがそれ?というような言葉が先頭に出てくることが多い。



たとえば「みる」と引くと、

みる〔海松・水松〕 緑藻類ミル科の海藻 sea staghorn

が先頭に出てきて、「見る」は二の次だ。



「いたい」を引くと、

いたい〔胃体〕  the body of stomach

いたい〔異体〕  a variant

いたい〔遺体〕  a body

いたい〔痛い〕  pain


ポピュラーな「痛い」が出てくるのは4番目だ。



意味がわかればいいんだし、辞書としては別に何の支障もないのだが、気にしだすと気になる。








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