太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

スーパー方向音痴

2012-09-06 08:55:38 | 日記
いつか迷うと思っていた。

なにしろ私は、何十年と住みなれた街でも普通に迷うスーパー方向音痴なのだ。

先日、車で出かけたときのことだ。




「①の道から③を曲がり、②に出てからフリーウェイに乗る」

これが私が唯一覚えた帰り道。


<その1>スーパー方向音痴は、覚えた道順でしか進めないようになっている。



応用がきかない。

この日、青い四角の場所で用事を済ませたあと、うっかり①の道を左折した。

私の脳内では、①は点線のようになっており、

このまま直進すれば見慣れた道に出て、そこを戻って②から帰ることができる。と思った。



<その2>スーパー方向音痴は、脳内に独自の地図があるものである。




9割がた、その独自の地図は間違っている。

①は私の予想を外れて、あらぬ方向に伸びていた。

不安になりながら進むと、見覚えのある通りの名前を見つけた。

確かここを左折してもフリーウェイに乗れるはず、と思うのだが、片側4車線の真ん中にいて車線を変われず、

そのまま直進し続けるしかなかった。


確かこの道は、このまま行くと途中であの辺に出るはず、とはおぼろに思うものの、安全策でUターンした。

来た道を戻りつつ、さっき左折し損なった交差点にさしかかるが、③の道が出てくるまで直進。



<その3>スーパー方向音痴は冒険せず、通ったことのある確実な道を選ぶ



それが遠回りであっても。

①を、③に向けて左折するまで直進していたら、いきなり②の道を発見して、私の頭は大混乱。

①から直接②に曲がることを知らないから、あくまでも③を曲がって大回りして②に戻るつもりでいるところへ

突然②が出てきたのだ。

どうしてこんなところに②の道が出てくるのか、わけがわからない。

しかしそれは②に間違いはないので、後続車を確認しつつ、あわてて右折レーンに入って右折。

無事にフリーウェイに乗って帰宅とあいなった。


<その4>スーパー方向音痴は、時に自分でも予測不可能な行動に出る



「そうやって道を覚えていくんだよ」

夫はそう言ったけれども、

日本で運転していた数十年の間に、果たして私がどれほどの道を覚えたかということを思うと、

なんとも心細くなるのである。







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