太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

カード

2012-09-18 10:54:48 | 日記
夫の車の修理に、近くのホンダに行ったら、

日本語の生徒にバッタリ会った。

彼は母親と、妹二人でそこに来ていて、今からホンダでクーポンブックを売るのだという。


アメリカの学校では、こうやって本やクッキーなどを生徒が売って、

そのお金で学校の図書館の本を増やしたり、設備に使ったりということが珍しくない。

大抵、スーパーの店先などで売っているが、家を1軒づつ回ったりもする。

年端もいかない小さな子供が、クッキーなどを売っていると、

ついほだされて買ってしまうのは、思う壺といったところだろうけど。


そして、このクーポンブックというのも、クーポン王国のアメリカでは非常にポピュラーらしい。




厚さが4,5センチほどもあって、30ドル。

中身は全部、1年以上有効のクーポンだ。

レストランから、ゴルフコース、航空券からアクティビティ、レンタカーなど、種類もさまざまで、

賢く使えば30ドルなどはすぐに償却できてしまう。

日本でもクーポン券はたくさんあるけれど、たぶんアメリカ人のほうが日常的に使っているのではないかと思う。



私たちは生徒からクーポンブックを買うことにして、お金を払った。

今日はサンプルしかもっていないから、後日届けますといって別れ、

数日後に家まで届けてくれた。


それには手描きの Thank You カード が添えられていた。





不敵な笑みを浮かべつつ燃える木?


意味はわからない。まったくわからないが、とっても嬉しい。

日本語のクラスで、粘土で好きなものを作ったとき、彼はひたすら細長くのばした色とりどりの粘土で、

まあるい輪っかを作っていた。

それはなに?と聞くと、「うんとね、コイル!」

子供の発想は、突拍子もなく、大人の理屈や理解を超えて、どこまでも自由だ。


お礼を伝えようとして、これを描いてくれたのだと思うと、胸が熱くなった。









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