太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

すき焼き

2012-09-11 08:53:50 | 食べ物とか
近所の、よく行く日本料理を出すレストランで、 すき焼き を頼んだ。

そこに行き始めて半年以上になるが、

いつもメニューにある すき焼き が気になって仕方がなかった。

一体どういうものが出てくるのか、食べている人を探してみるけれど、見たことがない。

それで何となく頼む勇気がないまま今に至り、

そしてついに、その日が来たというわけだ。


すき焼きを食べるには、太陽サンサンの昼間ではなく、

ちょっと肌寒いぐらいの風が吹く、雨上がりの夜がいい。



そんな涼しい夜に、すき焼きをドキドキしながら頼むと、

「ビーフ?オア チキン?」

と聞かれた。

なんだか機内食みたいじゃないか・・・

チキンのすき焼きって?

その時点で、すき焼きを頼んだことをちょっぴり後悔した。

しかし乗りかかった船だ。思い切ってチキンだかビーフだかのすき焼きを食べようじゃないか!(勢いとは裏腹にビーフを頼んだ小心者)





運ばれてきたのは、直径20センチ以上ある鉄鍋の中でぐつぐつ煮えているすき焼き。

細切れの牛肉と、たけのこ、玉ねぎ、白菜、豆腐(焼き豆腐ではない)、数えるほどのエノキ、

それと1パック全部使ったんじゃないかと思うほど大量の白滝。

卵を生食できないアメリカで、卵はどうするんだろうと思ったら、月見みたいに真ん中に割ってあった。

すき焼きというよりは、「すき焼き風鍋」あるいは汁気の多い牛丼の具、といった感じだけれど、

味は美味しかった。

惜しむらくは、白ネギが入っていなかったことか。

こういう細切れの肉は、日本食スーパーに行かないと手に入らないから、これだけでもじゅうぶんうれしい。


私より、横から突ついていた夫のほうが箸が止まらず、

懐かしい、を連発しながら食べていた。

それはこっちの台詞だろう・・



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バレーボール観戦

2012-09-11 06:42:07 | 日記
ハワイ大学の体育館で、女子バレーボールの試合観戦をした。

スポーツ観戦は、シアトルマリナーズの試合を2回みただけで、それも野球のルールがあまりわかっていない私は、

ただその場の雰囲気とイチローを見に行ったようなものだった。(今はもうヤンキースに行ってしまったけど)



しかしバレーボールなら任せて!

「アタックNO.1」で育ち、「サインはV」で煮え切らないユミにイライラしていた私(年齢がバレますわよ)

バレーボールのルールならわかる。





体育館に着いたら、前のチームのゲームがまだ続いていた。客席はまばら。




ハワイ大学のチームの試合になると、またたくまに客席が埋まった。

相手はUCLA。ハワイ大学のチームは 「レインボー ワヒネ」。

ワヒネとはハワイ語の「女子」の意味。ちなみに男子は「カネ」という。

ハワイでは、トイレに「ワヒネ」「カネ」と書かれているところもあって、知らない人はどうするんだろうと思う。





チアリーダーあり、


相撲あり、

客席に「ダンスが1番すごかった人には○○の50ドルクーポンをプレゼント!」などと呼びかけ、

踊る踊る、踊りまくる観客達・・・

ハンバーガーショップの小型飛行船が、クーポンをばらまきながら飛ぶとか、

一時も客を飽きさせない工夫がいっぱいだ。



右側がハワイ、左がUCLA

UCLAのランクは全米で3のレベルで、ハワイは10ぐらいだというから、圧倒的にUCLAのほうが強いのだが、

最初のセットは1点ずつ交互に入るというドキドキものだった。

2セットとられて負けてしまったけど、1セットだけは勝てたし、いい試合だったと思う。



不思議な人がいろいろいたのも印象的。

バレーボールの着ぐるみを着たオジサン。関係者かと思ったが、連れはなく、その姿でジーっと椅子に座って観戦し、

試合のあと、一人で車まで歩いてゆき、おもむろに着ぐるみを脱いで、車に乗っていたから普通の観客だろうと思う。

選手のような格好をして、アフロのカツラをつけた人とか。

雰囲気に気圧されて写真が撮れなかったのが残念だ。


通路を走り回って踊り倒す人たちや、踊りすぎて椅子から落ちる人、

点が入ればこの世の楽園、点を取られたら地獄かというほどの大げさな身振りで声を張り上げる人たち。

なりふりかまわず、自分がおもいきり楽しんでいるだけなのに、それがまわりの人を元気にする。

自分の幸せが世界を幸せにする、っていつか誰かが言っていたけど、真実かもしれないな。






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