太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

母の記憶力

2012-09-13 12:35:18 | 日記
私の母は、おそろしく昔のことをよく覚えている。

当の本人でさえ記憶があやふやな、友達のこととか、担任の先生だとか、名前がスラスラと出てくるので驚く。

「ほら、おねえちゃんの時にクラブの顧問だったシスター○○が・・・」

うちは三人姉妹なのだが、

よくもまあそれぞれの記憶がゴッチャにならないものだと思う。


私は、それはたまたま私の母がそういう人なんだとばかり思っていたら、

そうではなかった。



あるとき夫の母が、

「覚えてる?あのときの先生よ、○○○という名前の」

夫は思い出そうとするがうまくいかない。

「あなたがリトルリーグに遅れるからってあわてていたら、車で送ってくれたじゃない」


リトルリーグって・・・

確か夫がリトルリーグにいたのは8歳から12歳の間。

ということは30年以上も昔のことを、いかにも先週のことのように話しているということだ。




母親というものは、そういうものなんだろうか?


ちなみに私の母は、これは誰にもらったもの、ということもよく覚えている。

私は何だって、片っ端から忘れていく。

それはもう気持ちがいいぐらいに。

先日、病院でカルテつくりのために、自分の履歴を書いているときも、

忘れられっこないと思っていた、数回の手術の年月日が錯綜し、何度も書いた結果、1年ずれていた・・

祖父母の命日など、聞かずもがな、である。(おじーちゃん、おばーちゃん、ごめんよぉ)

こんな私に子供がいたら、きっとシッカリ者にならざるをえないだろうな。

あまりにも潔く忘れてゆくので、

きっとほんとうにものすごーーく大事なことは忘れないようになっているんだろう、と思わないとやってられない。






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