太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

銀行にて

2013-06-22 07:31:14 | 日記
銀行へ行った。

こっちの銀行や郵便局は待っている椅子はなく、

ただ一列に並んで待つ。

あいている窓口は3つ。

私の前に3人、後ろに4人。

平和な午後のひとときであった。

すると




ヴボボボボーーゥヴべべべべべべべべべべーーーーーーーーーーー・・ブスブスブス・・・




それが おなら だとわかるまで、一瞬空白があいた。

おならの出元は、窓口にいる、青いムウムウを着た年配の女性である。

当の本人は、まったく知らぬ顔で銀行員と話している。

今まで生きてきた中で聞いた、もっとも長く、かつ、頼りない おなら に、

こんなところで出くわしたことが、私はおかしくてたまらず、

笑いがこみあげてくるのだが、そこにいる誰もが平然としているので、笑うに笑えない。

しかし、あれだけの おなら を、気づかぬはずがないのだ。



こんなとき、もし私が おなら の張本人だった場合、

「何も聞こえませんでしたからねー」という、思いやりの沈黙を背中に痛いほど感じるよりも、

ガハハー!と笑われてしまったほうが、気が楽なんじゃないか。

いや、やっぱりそうっとしておいてもらったほうがいいだろうか。

こみあげる笑いを必死で押し殺しながら、そんなことを思うのであった。









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