2021年、明けましておめでとうございます。
昨夜、天皇皇后両陛下のスピーチの動画を見て、
ウルウルしてしまった。
ハワイの年越しといえば、花火。
大晦日は、夜7時頃から近所で花火がぽつぽつと上がり始めて
11時過ぎて一段と激しくなり、日付が変わる頃には戦場かと思うような轟音。
ご主人が昨年ミリタリーをリタイアして、初めて基地の外に住んだという友人はマノアに家がある。
こんなにひどいと思わなかった、と言って送ってくれた動画を見て唖然。
マノアは谷で、谷の向こう側からも、ワイキキからも轟音に囲まれているので
うちの辺りの騒音なんか、おとなしいほうだった。
「イラクに赴任していた時と同じぐらいの騒音だ」
とご主人が言ったそうで、まさにこれは戦場の音。
うちの近所でも打ち上げ花火と爆竹のセット。
なんでそんなに花火を上げるのが楽しいのか、理解に苦しむ。
猫たちは恐れをなしてウロウロするし。
眠れなくて寝返りを打ちながら、日本の年越しを思い浮かべていた。
紅白歌合戦が終わると、画面が途端に静かになり、
永平寺の鐘がアップになって、アナウンサーの穏やかな声が話し出す
NHKの「行く年 来る年」。
雪が静かに降り積もり、初もうでに来た人々もみな静かで、
あの深閑とした年明けが、むしょうに懐かしい。
カウントダウンの騒々しさも、エンターテイメントも、
ハイテンションなパーティもいらない。
ただ、静かに除夜の鐘を聞きながら新年を迎えたい。
煩悩まみれの私の中にある、古い日本人のDNAがそう思わせるのだろうか。
こんなに青空でも雨が降っている
今朝は、一人だけお雑煮ぽいものを作って食べた。
具がないので、ニンジンと青ネギを入れたけど、具なしの方がよかったかも。
母のお雑煮は、お醤油ベースで、サトイモ、ホウレンソウ、大根が入っていた。
まったく似て非なるお雑煮で、ちょっと落胆。
いつも元旦は友人と初詣に行くのだが、今年はどの神社も予約制で諦めた。
どこにも出かけない、のんびりした元旦である。