太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

歯医者

2021-01-11 14:43:24 | 日記
半年に1度の、歯のクリーニングと検診の日。


夫の父が、45年間切り回していたオフィス。
顧客も従業員も器具も、全部込みで売ってから6年になる。
私としては、もっともっと続けてほしかったけど、
リタイアしてからの義父は、毎日をとても楽しんでいるから、それでよかったのだ。

紆余曲折があって、現在は30代のクリストファーが代表になっている。

虫歯が多い子供だった私は、歯医者とは縁が切れない。
小学校時代、夏休み前には体育館で歯科検診があり、
そこで「要治療」の紙をもらったら、夏休み中に治療しなければならない。
歯医者が口の中を見て
「〇番、C1、〇番、C2」
と言い、隣にいる衛生師が紙に書きとるのを私はドキドキしながら聞いていた。
C1だと軽い虫歯で、C3ぐらいまであったような気がする。
何も言われなかったことなど1度もない。

当時の歯の治療は、痛いのが当たり前だったし、歯医者も横柄な感じだった。歯の治療には麻酔を使うようになり、歯医者の物腰も柔らかくなったのはここ20年ほどじゃないだろうか。
実家の家族ぐるみでかかっていた歯医者など
「歯医者はサービス業ですから」
と言い切っていた。


それでも、ハワイに来てからは、かなり状態が良くなったと思う。
こっちに移住する直前に、飛び込みでかかった歯医者の治療が良くなかったらしく、
5年ほど前に私の歯根治療をした韓国人の歯医者が、

「日本とアメリカでは治療方針もやり方も違う、というだけなんだけれど
日本で治療された人の何割かが、あとになって手の施しようがない状態になっていることが多くて・・・」

と、遠慮がちに言ったことがあった。
その時治療した私の歯がまさにそれで、今後、もし再び悪くなるようであれば、抜歯するしかなく、
しかも抜歯したあと、インプラントもできない状態になっているというのだ。


今日、3年ぶりに、虫歯になりかけの歯を発見。
さらに、奥の上の歯の一部が欠けていた。
新たに治療の予約をとった。
ちなみに今日はいくつかレントゲンを撮ったから、7000円。
次回の治療の見積もりは、4万5千円。
むろん、保険がきいて、である。


いやー、払えるお金があってほんとにラッキー。
早期発見したからこれぽっちで治せて、ますますラッキー。
歯科治療のレベルが高いアメリカに住んでて、死ぬほどラッキー。


だいぶ、慣れてきた・・・・・。





毎日、連休。私の断捨離

2021-01-11 08:51:21 | 日記
日本は連休だったそうな。
考えてみたら、私はもう10か月も連休続き。
いっときは週に2日だったのが、今は2週間に3日というペースだ。
ハワイでは曜日で働いてきたので、世の中が連休だろうとなかろうとあまり関係がないが、
日本では、週末や連休を指折り数えていたものだ。

人間なんてチョロくて、欲しかったものが手に入ると、あっという間にそれは
あって当たり前になってしまう。
私は10か月たった今でも、夜眠るときに、
「明日もどこにも行かなくていい!」
という解放感に浸り、朝起きて
「今日もまったく自由な1日だ!」
というヨロコビに浸る。
しかし、根底では連休続きのこの生活を、どこか当たり前だと思い始めている。




昨夜ヒラメキがあって、とうとうクロゼットの洋服を断捨離した。
ぎちぎちにかかっている洋服を、ハンガーごとベッドの上に積み重ねた。

「今は着ないけど、これはあの時に着た思い出がある」
「今は着ないけど、いつか着るかも」

過去の断捨離で、私はいつもそこで躓いてきた。
誰にだって、思い出のこもった服はある。
けれど、思い出は心の中にあるのであって、着ることのない服をしまっておいても仕方がない。
ハワイに移住するために荷物を整理していたとき、ウェディングドレスはかさばるからという理由で捨ててしまった私だ。
何を今さら、思い出が・・もないもんだ。

母が縫ってくれたスカートや、夫とデートし始めた頃に買ってくれたワンピースは残して、
あとは寄付することにした。
20個以上のハンガーが空き、クロゼットの中はスペースができた。


想像以上に、気分もすっきりした。
すっきりついでに、裏口のデッキをピカピカに磨き
食器を入れてある棚の、しばらく使っていない食器類を寄付。
処分するものを捨てるとなると罪悪感が残るけど、欲しい誰かが使うのだと思えばそれもない。

滞っていた空気が、一掃された感じ。
断捨離の良さって、この気分のことか。