ホールフーズには、エゼキエルブレッドやコーヒー豆、バルサミコ酢など、決まったものを買いに行く。
ホールフーズは品揃えもよく、良いものを売っているけれど、魚のモンチョンなど買おうものなら、４人分で最低４３ドル（６０００円ぐらい）は覚悟したほうがいい。
だからいつもはダイレクトにその売り場に行き、目当てのものを買って、そのままレジに行くのだが、先日、ふと卵の棚を見て驚いた。
フリーレンジの卵が１パック4.99ドル（７１０円ぐらい）。
普段行くスーパーより、断然安い。
フリーレンジでもなんでもない普通の卵が６ドル（８６０円ぐらい）で、フリーレンジだったりすると7.99～8.99ドル（1100-1200円ぐらい）する。
ホールフーズは高いというイメージがあって、じっくり品物を見たことがなかったけれど、これからは卵はホールフーズで買うことにしよう。
姉にその話をしたのが間違いだった。
「えーーーーー！！！高ッ！日本じゃ卵１パック２００円台が普通だよ！」
そうだったっけ？物の値段などすっかり忘れている。
ちなみにトイレットペーパーは１２ロールで４００円台で買えるという。
ここでは１２ロールだったら１５ドル（2100円ぐらい）はする。
途端に気分が落ち込んだ。
私はドルの世界で生活しているので、4.99ドルは安いと感じるけど、円に換算したらバカ高く思えてくる。
ずっと前になるが、日本から見えた女性のお客様二人が、レジでお金を払うときに、品物ひとつひとつについて、
「これ、日本円にしたらおいくら？」
と聞いてくる。
円に換算したらせっかくの旅行も楽しくないんじゃないかな、と思ったけれど、１ドル１４０円台の今はなおさらである。
文句をたれている私に夫が、
「自分の収入を円換算してみたら？」
と言う。
まあ、そりゃそうなんだけど、入ってくるものより出ていくもののほうに目がいくのは人情じゃないか。
ホールフーズで、プレーンのヨーグルトも普段買うものよりもお得なのを見つけた。
ついでに、食べきりサイズのNOOSAというヨーグルトの、ストロベリールバーブが、とびきり美味しいということも発見。
NOOSAはセイフウェイにもあるが、レモンとココナツの２種類しかない。それがホールフーズには１０種類近く揃っている。
ヨーグルトもホールフーズで決まりだな。
「でもさ、プレーンのヨーグルトは安いけど、いつもNOOSAも買ったら他より高くなるんじゃないの？」
という夫のつぶやきは無視。
ブログの記事ではだいたいの円換算を書くけれど、
心の平安のため、普段は円換算してはいけないという教訓。
