太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

アメリカ人のくせに押しが甘い夫

2022-10-19 07:53:20 | 日記
驚いたことに、昨日、トヨタから折り返しの電話がきた。

車の塗装が剥がれてくるのはリコールの対象だと知らず、2年前に十何万円もかけて屋根を塗り直した。あー、バカバカ。
剥がれ始めた後部部分はリコールでタダでやってもらうべく、7月22日に(しっかり日付を覚えている)トヨタに予約を入れて車を持ち込んだら、私の予約がリストになかった。
このぐらい、もう驚かないけどね。
でも車の写真などをいくつか撮って、4~6週間後に連絡します、と言われたが、待てど暮らせど電話は来ず。
まあ、これも驚かない。

2か月が過ぎた頃、夫にトヨタに電話をしてもらった。
やむにやまれぬ場合以外、特にこういう類の件の電話は夫に頼る。
「そのうち来るさー。あなたのグリーンカードだって1年かかったんだよ?」
と呑気な夫に、電話しろ、としつこく言うと、夫は不機嫌になる。
時間がかかるのは、いい。
ただ私は、予約もとれてなかったぐらいだから、ちゃんと処理が進んでいるのか、それとも立ち消えたのかを知りたいだけだ。


夫の電話を横で聞いていると、オペレーターらしき人が調べてくれている。
「あ、そう、わからないならそれでいいです、お手間かけました」
なんてなことを言っている。
意味ないじゃん。まったくもって電話した意味ない。
夫はアメリカ人のくせに、こういうところがとっても「良い人」なのだ。
横でクチパクで両手を振り回している私のことは無視。

それから1か月。もちろん連絡などない。
オペレーターがちゃんと調べたのかどうかも怪しいものだ。
そこで私は出かけたついでに、直接トヨタに乗り込むことにした。

サービスのピットで待たされること15分。
ようやく出てきた人に説明する。

「車の写真を撮った担当者の名前は?」
「私の予約もとれてなかった状態で、その辺にいた人が撮ってくれたからわかりません」
「うーん、名前がわかればその人に確認できるんだけど」
「私も名前を聞けばよかったんだけど、ただ6週間ぐらいで電話する、って言っただけ」

その人のオフィスに行って、コンピューターの端末で調べてくれる。

「車を持ち込んだ、というレコードがあればいいんです。忘れられているのにあてもなく待っているんじゃなければ」

「リコールは時間がかかるんですよ、書類が通過して、指定工場の空き待ちになるし、6週間と言われたらしいけど、それは短すぎて、だいたい8週間ぐらいは・・・」

「私が来たのは7月22日(しつこく言う)ですよ、12週間たってますよ」

「調べて折り返し電話します」

「今日?」

「I'll try(なるべく)」

「お名前は?」

「ジェイソン」

「ジェイソン、忙しいところありがとう」

数時間後、電話があった。
私の車はちゃんと処理が進んでおり、書類は通過しているのだけど、あと数週間はかかるかもしれないという。
ひとまず安心。
帰宅した夫に、ことの顛末を話すと、
「へー、ヨカッタネ」
最初から自分でやればよかった。