太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

15年ぶりの革靴

2023-06-11 07:54:44 | 食べ物とか
近所のHaleiwa joesに出かけた。

地元の人気店だが、予約を受け付けないので開店前に行って並ぶしかない。タイミングが悪いと、1時間以上も待つことになる。

というわけで、3時45分ごろに行ったら(4時オープン)、今日は案外すいていた。
この日の私は、気まぐれに昔の革靴を引っ張り出して履いてみた。
15年ぶり。たぶん。

夫が撮ると視点が高いので、ワイドパンツに見えるけど、これはユニクロのキュロットスカート。
このキュロットは、私には珍しいタイプの服だ。逆に日本に住んでいた頃は、こういう感じの服を中心に持っていた。
秋冬はこれにセーターに革靴なんていう組み合わせを着ていたように思う。
このキュロットを店で見た時、懐かしくなって買ったけれど、数えるほどしかはいていない。
日本から持ってきたスラックス的なものも、1度も出番のないまま屋根裏で眠っている。かっちりした感じの服が好きで、以前はよく着ていたはずのものが、今は似合わなくなってしまった。
年齢とともにゆるい体型に変わったのもあるだろうし、生活そのものが変わったのもあるだろう。
それなのに、まだ処分できずに残してある。

ストッキングは持ってないから、素足。素足に革靴ってなんだか変な感じ。
革靴で歩くときの、あの音が懐かしい。昔はサンダルなんて夏だけで、それも時々しか履かなかった。
ストッキングを履かないことが落ち着かない感じがしたものだが、今はもうストッキングを長く履いていられないと思う。

「僕の写真はないの」というので、夫も。

44年前、8歳だった夫が友達と自転車でここに乗りつけてバーに座り、25セントのシャーリーテンプルを頼んだという逸話がある。
当時、夫たちはここから数ブロックにある家に住んでいた。
ココナツシュリンプ

左から、スモークフィッシュのパテ、カルビ、スパイシーポケ。

目にやさしい、たくさんの種類の緑を眺めながらゆっくり食事をする。
ワインのボトルをあけて、誕生日を祝っている人たちがいる。恋人同士で微笑みあいながら向かい合っている人たちがいる。家族でテーブルを囲む人たちがいる。
悲しい事件がたくさん起きているけれど、それ以上に穏やかで平和な時間もちゃんとある。