太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ファッション迷子

2023-06-13 09:44:38 | 日記
15年ぶりに革靴を履いた記事を書いたら、それを読んだ日本にいる友人が、最近あまりストッキングをはいている人いないなあ、と言う。
革靴を履くときには、こういうのがあるんだよと、薄手の足カバーのような写真を送ってくれた。
甲が浅いのとか深いのとか種類があって、靴からカバーが見えないようになっているそうだ。
なるほど、今日本はそうなっているのね。
たまたま、職場でストッキングをはいた日本人を見かけたので、日本では今でもストッキングが普通なのかと思っていた。

今年の12月か来年の1月に、日本に行こうかと思っている。
日本の運転免許証の更新があるからなのだが、果たして今さら日本の免許証が必要なのかという疑問もあって、まだ思案中。
アメリカと違って、日本で運転免許を取得するのは時間も費用もかかるから、それを思うと何となく放棄できずにいたのだけど。

もし、日本に行くことになったとして、日本ではみなさんどんな格好をしているのかと思い、久々にYouTubeをあけてみた。
あけてドッキリ。

『そのカーディガン、もう古臭くない?』

カーディガンに古臭いとかあるとは思わなかった。
私が持っているカーディガンといえば、寒い地域に行った時のための、黒い丸首に金ボタン。
あとは、薄手の半そでカーディガンが何種類か。これはサンドレスの上に羽織るのにちょうどいいし、タンクトップに羽織ると、ちょっと痩せて見える。
それらはみんなもう古臭いんだろうけど、それを知るのが怖くて動画はみていない(小心者)。

若者のファッションを見ても参考にならないので、同年代の人の動画を見た。
長いワンピースの下に、足首丈のパンツをはいている!
裾がふくらはぎの下まであるようなカーディガン。これは私には暴走族の特攻服に見えてしまう・・・
何年か前に、サンドレスの下にTシャツを着ている人をよく見かけて不思議だったけど、あれも流行りだったんだろうか。
その前は、カンカン帽。
それから、男性が斜めがけするバッグ。
そういえば最近、多くの日本人が携帯電話を紐で首から斜めがけしている。

職場で見る日本人のファッションが、唯一私が知りえる日本スタイルなのだが、特攻服カーディガンにしろ、長いスカートの下のパンツにしろ、言われてみれば見かける気がする。
あくまでもリゾート地において、だけれど、日本人よりも韓国人のほうがおしゃれに見える。韓国人の女性は、身体の線がきれいに出るようなタイトな服装を好むのに比べて、日本人はふわふわと重ねる感じが好きみたいだ。
これはたぶん、日本では普段がきっちりした格好をしているから、リゾートでは気楽にしたいのだと思う。
なにしろ、東京のみならず静岡ですら、みなさん季節に合った、ちゃんとした服装をしていて驚いてしまう。



動画を見ながらドキドキしてきたので、閉じた。
私は日本でいったい何を着ればいいのやら。
そんなことを言ったって、手持ちの冬服は限られていて、日本で撮った写真は何年も同じ服を着ているのだから、どうにもしようはないのだが。
もともと、私は流行ファッションには関心がなく、好きなものを着ていたのだけれど、それでも日本にいる間は年齢にふさわしいかどうかを一応は気にしていた。
ハワイに来て、その縛りから一切開放されて12年。
私のファッション感覚は野放し状態だ。

何年も前、10月に日本に行って、夏日で暑かったとき、タンクトップを着て歩いていたら、すれ違いざまに
「寒そッ!!!」
と若い女性に言われたことを思い出す。
夫に言いつけると、「暑そッ!って言ってやればよかったのに」と言われ、引き返して追いかけていって言いたくなった。
日本の人達は暑くても10月だから、きっちり秋っぽい服装をしている。でも暑いのを我慢しなくてもいいんじゃ・・・と私は思う。
というより、誰が何を着ていようと関係ないんじゃ・・・と思う。

日本に行くとなったら楽しみだけど、周りの視線を感じて過ごすことを思うと、少しだけ気が重いのである。