太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

極端に強い紫外線

2023-06-18 07:34:53 | 日記
土曜日、ランチを食べにカイルアのBUZZ’Sに出かけた。
ディナーは予約したほうがいいけれど、ランチは予約なしでも大丈夫。
オープンの11時ごろに着くように家を出た。
早朝にビーチで泳いだので、シャワーを浴びたあとで、せっかく洗った顔に化粧するのは嫌だったから、すっぴんで出かけた。
どうせ車の中だしと思って、日焼け止めすら塗らずに。

レストランに着いてみると、オープンしたばかりというのに駐車場が満杯。
夫が私を先に降ろして、車をどこかに停めに行った。
こんなに混んでいるならテーブルに案内されるまで待たねばならないと思っていたが、待たずにすぐに座れてしまった。
店内はガラガラ。駐車場は満杯。どういうこっちゃ?

「夫が車を停めにいってるから」
と言って夫の分もアイスティを頼んで、夫を待つ。
5分。
ビーチパークもいっぱいだったのか。
10分。

「駐車場探しに相当てまどってるようね。私も今朝、場所探すのに苦労したもの。カヌーの大会が明日あって、その予行練習があるのよ」

ウェイトレスが言う。
ビーチパークにたくさんのカヌーが出ている。じゃ、このレストランの駐車場は、その人たちの車ってわけか?そんなの、あり?

15分。
20分。
いったいどこまで行ったのやら。
20分過ぎたところで、「On my way(もうすぐ)」というメールが入った。
メールが来てから、さらに10分近くたって、ようやく夫が来た。
私は2杯目のアイスティを飲み干すところだ。

「大変だったねー」
「いや、そうでもないよ。日陰に停められたし」

私はどこに停めたのか聞かなかったし、夫も言わなかった。
美味しくランチを食べ終わり、夫が、

「シェイブアイスを食べていこう」

と言う。
近くに、island snowというシェイブアイスの店がある。車なら2分もかからない。
夫はその店の方向に向かって歩き出す。きっとその途中に車を停めたのだろうと思って私も歩く。
ビーチ沿いの公園を、駐車場を横目に通り抜け、住宅地を抜け、歩く。

午後1時近くなっており、私は気が気でない。
なぜなら日焼け止めはおろか、ファンデーションすら塗っていない正真正銘のすっぴんだからだ。
サングラスは車の中。帽子もない。

ハワイの紫外線の強さをご存じだろうか。
WHOによると、6~9月のハワイの紫外線インデックスは11~13で、11以上は『極端に強い紫外線』ということらしい。同時期の東京は4~6だから、日本の倍以上。

その極端に強い紫外線が降り注ぐ中を、いいお年の私がすっぴんで歩くとは、いい度胸。日頃の努力がすべて帳消し。
過去の肌に戻れなくても、せめて現状維持と思っていたのに、なんてことだ。
肌の表面がチリチリとするような気がする。
目からも紫外線は入って来るというが、サングラスは車の中なので、目を細めて歩く。
手を庇にして顔に日陰を作る。手の甲が焼けるので、手は裏返し。

10分以上は歩いたと思う。
乾燥しているので、暑いけれど汗は出ない。ただ日焼けが気になる。
いったい車はどこなんだ。
シェイブアイス屋に着いて、私はピナコラーダとピンクレモネードを、夫はレインボーを頼み、木陰で食べる。

やっぱり王道はレインボー

シェイブアイスで涼をとると、そこからさらに歩き出す。
車が通る道から住宅地に入り、静かな道を歩いて行くと公園が見えてきた。

「ね、日陰でしょう」

公園の脇の、大木の下に車があった。
軽く1キロ以上は歩いた。
極端に強い紫外線の中を、すっぴんで。
家に帰り、鏡を見る。頬のシミが濃くなっていやしないか。新たなシミができてはいないか。
さっき浴びた紫外線で、今、シミができるとは思えないけど、チェックせずにいられない。
出かけるときは、日焼け止めは必須である。