太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ABCの歌

2012-03-16 10:04:27 | 英語とか日本語の話
大変ショックなことがあった。

アルファベットの並び順を知るのに、キラキラ星のメロディで「ABCの歌」を歌わないと出てこない。

それはいいのだ。

もうずっと前からそうだったし、これからだってそれでかまわないと思っている。


どうでもいいことだったけれど、X と V とどちらが先だったかを知ろうとして、ABCの歌を口ずさんでみた。



・・・・最後まで歌えなかった・・


♪ A B C D E F G ♪

♪ H I J K L M N ♪

♪ O P Q R S T U ・・・・・・・・・・・・・・・


そのあとが出てこない。

アルファベットは26文字だから、あと5つ。

Zが最後なのはわかるけど、 W V X Y ? V W X Y ?

何度歌っても、U のあとが詰まってしまう。5文字入れると、2拍分余っちゃうし、どうやって覚えたんだっけ???



昼間、夫から電話があったときに、真っ先に聞いてみた。

「ABCの歌、歌ってみてよ」

夫は訝しがりながらも、電話口で歌ってみせた。



♪a-b-c-d-e-f-g,

h-i-j-k-lmnop, ("LMNO" の部分はそれ以外の部分の2倍の速度で歌う)

q-r-s, t-u-v, ("S" と "T" の間に休符がある)

w--x--y-and-z, ("W" と "X" はそれぞれ2拍分ずつ使って歌う)

Now I know my ABCs, next time won't you sing with me ? ♪




へえー、そうだったっけ?

私はてっきり、一つの音に一つのアルファベットだとばっかり思っていたけど。

それにしても、V が先か、W が先かわからなくなるなんて、なんてこった。


「いろはにほへと」の、色は匂えど散りぬるを・・・を最後まで言えるけれど、

そんなことはハワイじゃ、なーーーーんの役にも立たない。





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待つわ

2012-03-16 09:46:16 | 日記

今朝の虹

虹の内側が明るく光っていて、すごくきれいだった。



猫のドリーは、ダイエットフードに切り替えたせいかどうか、

常におなかが減っているようにみえる。

冷蔵庫を開けただけで、どこからともなくやってきて、待つ。


♪アタクシ、待~つわ~♪いつかあなたがフードを差し出す日まーでー♪

待つ。

待つ。



そして待つ。

欲しいとせがむわけでもなく、待つ。

時折、足元にすりすりと身体をすり寄せながら、再び待つ。


心を鬼にして、作業机に戻ると、これ。





ドリーとの生活も、明日が最後。

この1ヶ月、毎日ドリーと一緒にいて、楽しかったなぁ。離れるのは寂しい。

猫の気持ちも、ほんの少しわかるようになったような。


バイリンガル猫に仕立てる野望はどうなったかというと、

日本語を話せる貴重な相手として、私は日本語で通したけれど、どうやら猫は、言語に関係なく、雰囲気で読み取っているような気がする。

また遊びに来るからね。









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予習

2012-03-15 09:05:08 | 日記
一人で車を運転し、アラモアナ・ショッピングセンターに行ってきた。

来週は、日本から友人と、私の姉一家が立て続けにハワイに来るので、予行練習というわけだ。


夫が週末に、なるべくわかりやすくて走り易いルートで実際に目的地まで走って、

フリーウェイの何番で降りたら、左車線に入るとか、子供に教えるように細かく説明してくれた。

私は助手席で必死にメモを取った。


アラモアナまで、時間にすれば30分もかからない。

静岡市よりもちょっとだけ広いだけの、ちっちゃな島で、迷うほうがおかしい。と理屈では私も思う。

フリーウェイの反対方向に乗ってしまったって、ぐるーっとまわっていつかは帰れる。

日本で逆方向の高速に乗ったら、そのまま遥か名古屋とか東京に行ってしまう。



しかしどうして私は、こう小心者なのだろう。

まるで、初めて買った車が納車された日、いてもたってもいられなくて、一人で運転して職場まで行った時のようだ。

あの時は、無事に職場まで着いたものの、帰りは一方通行を逆走しそうになるわ、行程の半分はサイドブレーキを引いたまま走るわで大変だった。



自分で書いたメモをダッシュボードに貼り付け、

私は日本で20数年間、毎日運転していたし、市をいくつもまたいで、軽く1時間以上を普通に走っていたじゃないか、と言い聞かせ、

無事にアラモアナに着いた。


叔母に頼まれた本を、BOOK OFF で売り、自分の本をいくつか買った。

ちょうどお昼が近かったので、日本デパートの白木屋で、ばってら と 卵焼き を購入。

少しぶらぶらと店を見て歩こうと思ったけれど、見ても欲しいものがないので、アイス ハーブティだけ買って車に戻る。


帰りは、ちゃんとフリーウェイに乗ったものの、車線を変え忘れたため、そのまま降りざるを得なくなり、

結局次の入り口から乗って、なんとか家まで帰って来た。



お昼のばってらと厚焼きたまご


これはご褒美。

子供の頃は嫌いだった「ばってら」。大人でも、シメサバが苦手な人はけっこういるけど、私は気がついたら食べられるようになっていた。

昔、住んでいた街に、ばってらが美味しいお蕎麦屋さんがあって、よく食べに行ったっけ。

卵焼きは私の好物のひとつ。

おすし屋さんでは、2回は頼みたいネタだ(なんて安上がりな・・)

どちらも、アラモアナまで行かないと手に入らないもの。





バスに乗る、郵便局に行く、電話に出る、車を運転する、

日本にいたなら無意識にでもできそうな当たり前のことが、ここではいちいち課題になる。

非常に遅々とした進み方ではあるが、

少しずつ、ここまではできる、という目盛りが増えてゆく。

当たり前のことを、一人でやるのにドキドキするなんて、ストレスだし、情けなくもあるけれど、

それができたときの感動は、ひとしおである。

この歳になって、そんな体験ができるのだから、異国に来た甲斐があるというものだ。






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ミドルネーム

2012-03-14 09:23:36 | 日記
日本人の私にとって、ミドルネームは謎である。

自分がファーストネームで呼ばれたいか、ミドルネームで呼ばれたいか選べることを知らなかった。



夫の甥は、4歳まではアーサー(仮名)と呼んでいたが、5歳になったときに

「僕は今日からデール(仮名)だ」と本人が言い、それからずっとデールと呼んでいる。

アーサーがファーストネームで、デールがミドルネーム、更に甥はハワイ語の名前も持っているから、彼は3つの名前の中から、『呼称』を選べる。

しかし、ハイスクールに入ったら、ファーストネームを呼称とすること、という決まりがあって、

学校ではアーサー、学校以外ではデール、という、非常にややこしいことになっている。


今、叔母宅に滞在しているのだが、配達される郵便物の宛名に知らない名前がある。

夫に聞くと、

「スコット(叔父)は本当はジェイムズなんだよ。ついでに言うと、デニス(叔父の弟)は本当はチャールズなんだ」


なんだそりゃ????

それって「晶子は本当は真紀なんだよ、ついでに言うと、尚美は本当は綾香なんだよ」、というのと同じじゃないか。

二人ともファーストネームが嫌いで、ミドルネームで通しているのか。




そもそも、ミドルネームって何のためにあるんだろう。

日本にいた時、夫のファーストネームとミドルネームの並び順が錯綜して、銀行の口座はミドルネームが先だったし、市役所の登録が2人分になっていたことさえあった。

日本人にはミドルネームはワケがわからないものなのだ。



だけど、一番好きな名前を選べるというのはおもしろそうだ、とも思うのである。





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キュウリのアク

2012-03-13 10:25:28 | 日記
子供の頃、母がキュウリを料理に使うときに、

ヘタから1センチぐらいのところをスパンと切り、その切り口同士をこすり合わせた。

そうすると、白いカスのようなものがずりずりと出てきて、

「これがキュウリのアクである」と母は言うのだった。



私はそれを信じて、以来ずっと、キュウリのヘタをこすり合わせてアクを取っていたのだが、

かつて、そのやり方に賛同を得た試しがない。



キュウリにアクがあるのか?という疑問を投げかける人もいたし、

それがアクなら、ヘタ近くだけじゃなくてキュウリ全体にアクがあるのではないか?と言う人もいた。

そしてそのどちらにも私は答えられない。


よかれと思ってやっていたことが、後に、間違っていたことが立証される例はあって、

たとえばゴボウのアク抜きも、本当はしなくてもいいのだということに最近はなっていると聞いた。

ゴボウのアク抜きは、たぶん多くの人がやっていたであろうから、賛同者ゼロのキュウリと並べるのは無理があるだろうが、

今の私には、キュウリのアクがどうであろうがたいしたことではない。

ただ、

「そうそう、私もキュウリのヘタをこすり合わせてるよー!」

という同志が欲しい、それだけである。



久々、日本のキュウリが手に入って、そんなことを思い出した。






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