ワイキキのギャラリーのインベントリー(在庫補充)に行った。
旅行客の数は増えてはきたものの、まだまだどの店も閑古鳥に近く、そのギャラリーも月~金しか開けていない。
ワイキキくんだりまで行って、うっかり閉まっていると嫌なので電話をしてみた。
「はあい、シロ!レイラニよ」
ワンコールでレイラニの澄んだ声がした。
レイラニは六十代だと思うが、しっとりとしていて、キュートで美しい。
彼女のまわりにだけ、ゆったりとした空気が漂っていて、こんなふうに年を重ねたいと心底思う、憧れの人。
大好きなレイラニに、五目豆をおすそ分けで持っていった。
もう何度も煮ている五目豆
冷凍するので、最近はコンニャクを入れない。
レンコンを入れるのが好き。
この五目豆が、こっちの人に大人気。
肉が入っていないから、ベジタリアンでも食べられる。(意外とベジタリアンが多い)
そもそも、豆を煮るという料理が珍しい。
フランス人のラティーシャは、これを「豆サラダ」と呼んで、カイワレなどと組み合わせて食べるし、
Vickyはトルティーヤでくるんで、トースターで焼くらしい。
私が作るのは、甘さがけっこう控えめだからそれもアリか・・(やってみようとは思わないけども)
そんなわけで、煮てもすぐになくなってしまう。
「大豆、食べる?」
「もちろん。私は何でも食べるわよ」
「じゃ、これをあげるよ」
「うわー!シロが作ったの!」
「大豆と海藻とニンジンとシイタケマッシュルームの日本料理」
大好きなレイラニに会えて、遠出(私的に)も楽しいものになった。