太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

メタボリズムのタイムラグ

2021-02-18 10:07:48 | 日記
精進の末、やっと妥協ではあるが目標体重になり、
しばらくそれを維持していたので、調子に乗った。

私が体質的に食べない方がいいものは、悲しいかな私が好きなもの。
中でも、好物の小麦とピーナッツとゴマは、最も私が代謝しにくい食材。
だからアーモンド粉を使ったパンケーキや、他のナッツ、玄米パスタで
食べたい欲求をしのいでいたのだ。

先ごろ、職場でピーナツバターのクッキーを売り始めた。
小麦とピーナッツの組み合わせだから、食べないほうがいいにきまってる。
きまってるけど、美味しいにきまってる。
早く売れてしまってくれと無視していたのに、同僚が買って分けてくれた。
妥協の体重を維持していたから、1枚ぐらい、いいだろうと思って食べたら
ほろりと崩れるクッキー生地に、濃厚なピーナツバターの香り。
想像以上の美味しさに感動した。


翌朝、体重を測ると、少し減っていた(毎朝体重を測っている)。
体重より、見た目や服の着心地のほうが大事だとは承知しつつ
私のような人は数字で管理しないと、ズルズルとした生活になってしまう。



ピーナツバターのクッキー食べても太らない!?


調子こいた私は、ピーナツバターのクッキー(8枚入り)を自分用に買い、
タッパーに移して冷蔵庫に入れ、1日に1枚ずつ食べることにした。
それを毎日食べても、体重は維持できており、
ますます調子こいて、アイスクリームを買った。
1度に食べる量は、スプーンに2杯程度だが、夕食後に食べた。
それでも体重は変わらない。

デザートを食べても太らない体質になったのかも?(ありえないだろ)

すっかり気が弛んだ私は、シュートメが焼いたパイを食べたりしていたが、
8枚入りのピーナツバターのクッキーがなくなる頃、一気にそのツケがまわってきた。

昨日の朝、いきなり2パウンド増えていた。
1パウンドぐらいは、普通の生活をしていれば増えたり減ったりするので
1日たてばもとに戻るだろうと思った。
昨日は仕事で、1日中くるくるとよく動いたし、朝ウォーキングもした。
間食には、同僚がくれた、豆でできているブラウニーを食べた。
夕食は控えめにして、野菜をメインにした。
これで今朝はもとに戻っているはずと思ったら、2パウンド増えたまま。


食べてすぐ太るのは、若いうち・・・・たぶん


クッキーや、パイや、アイスクリームが体内で蓄積されるのに10日以上のタイムラグがあるということなのか。
そうとしか思えない。
今日からしばらくは間食なしで、時差でまわってきたツケを払う。






IDが印籠になる

2021-02-17 09:42:39 | 日記
「火曜日、Saversに行かない?そのあとランチもしようよ」
Vickyから誘われた。
Saversはホノルルにある大きなリサイクルストアだ。
存在は知っていたけど、行ったことはない。

火曜日、Vickyが迎えに来てくれて、一緒にSaversへ行った。
ウェアハウスみたいに天井が高い建物には、ありとあらゆるものが整然と売られていて、どこから見ればいいのかわからない。
「この辺が服で、あっちがインテリアとかいろいろ。じゃ、あとでねー」
一人になって、とりあえず端っこから見てまわる。

リサイクルストアだから、日本のHARD OFFみたいもの。
日本にいたとき、新品を買うのは無駄だと思えるもの、
たとえば、ウェットスーツなどはリサイクル品を買ったりした。
今も屋根裏にあるが、結局、下田の海で1度だけ着たきりだ。

日本のリサイクルショップのほうが、売っているものの質が断然いいのは、
それらが「買い取られた」ものだからだ。
こっちのリサイクルショップの品物は、「寄付」されたものを選別しているから、
見るからに何度も履いた靴なんかも並んでいる。

滅多に使わないウェットスーツはともかく、知らない人が使ったものには何となく抵抗がある。
デパートなどの在庫品を売るROSSと価格はそれほど変わらないし、
ROSSなら全部新品なので安心して買えるから、今日は見るだけにしようと思う。


そう思ったのに、私は服を買っていた・・・

ブラウス

ニット風Tシャツ

家に帰ったらきれいに洗えばいいか。
絵の具などを入れておくブリキの缶や、蛇の目傘(和紙みたい)や
部屋着のパンツなどを抱えたVickyが、レジに並んでいる私に言った。

「いうの忘れてたけど、今日はシニアディスカウントだよ!」

なんと!!!
55歳以上はシニアディスカウントの対象になるという。
レジでIDを印籠のように掲げたら、30%OFFになった。

ブラウスとシャツで、10ドル(1000円ぐらい)。

生まれて初めてのシニアディスカウント。
昔、日頃年寄り扱いされることを嫌がっていた父が、美術館や映画館などでは
「はい、年寄りです」
と言ってシニアディスカウントを享受していたことを思い出す。
まるで同じ。

聞けば、ROSSも火曜日はシニアディスカウントで、10%OFFらしい。
そのあとランチを食べて、近くのROSSに寄り、白いイーセルを買ったが、
レジでディスカウントを申請するのを忘れた。


IDが印籠になる。
年とってよかったと思えることもないとつまらないではないか。









「雪見だいふく」に再会

2021-02-16 09:50:47 | 食べ物とか
ホノルルのドン・キホーテでは、数か月前から「雪見だいふく」が売られていたのは知っていた。
家まで帰る時間を考えると、アイスは買えないので横目で見るだけ。

ドン・キホーテが近くにあったらいいのに。
思ってもしょーもないことをつぶやく。

地元スーパーのタイムズは、何年か前にドン・キホーテが資本になり、
すこーしずつ日本の商品を売るようにはなっていたが、
日本食を買う顧客数を考えてか、なかなかドン・キホーテみたいにはならない。

昨日、夫が

「I found YUKIMI」

と言って買ってきたのが、「雪見だいふく」

「ドン・キホーテ行ったの?」

「そこのタイムズにあったよ」

なんと、近所のタイムズで売り始めたのだ!
日本にいたとき、時々買って食べていたので、夫はよく知っている。
マンゴー、バニラ、抹茶などがある中で、バニラにしたのも正解。

ちょっと見た目は違うかもだけど、

韓国製や台湾じゃなくて、本物。

9個いり

1個は小さい。人差し指と親指で作った輪っかぐらいの大きさ。

パクリと一口食べた。
そして、唸る。

ハワイにも、地元の「もちアイス」がある。
見た目は似ている。
その味に慣れているし、地元でも人気があるけど、
「雪見だいふく」を食べたら、やっぱりなんか違う。

出してから、ちょっと室温に置いたのが食べごろ。
吸いつくような柔らかいお餅と、甘さがちょうどいいバニラアイスがとろける。
日本のお菓子のクオリティの高さを思い知る。




日本よりも「お客様は神様」の国

2021-02-12 09:44:15 | 日記
職場では、オンラインで商品を買うこともできる。
バケーションでハワイに来たときに買ったのがきっかけで、注文してくれる人が殆どだ。

先日、アメリカ本土に住む女性が、コーヒーをオンラインで買ったのだが、
「美味しくない、古いのではないか」
という苦情の電話をよこした。
郵送する際には必ず賞味期限を確認するから、古いことはないはずだけれど
お詫びに新しいコーヒーを2バッグ、無料で送った。
すると、
「やっぱり美味しくなかったから、返金してほしい」
と言ってきた。

客商売は喧嘩せず、なので返金したが、日本人の私はもやもやが残る。


アメリカは、返品天国、返金天国だ。
1度使ったシーツを洗って返品、着た服を返品、履いた靴を返品なんてのは珍しくない。
やりようによっては、パーティ用のドレスを買って着用し、用事が済んだら返品することだって可能。
そうなるともう、個人の良心にたのむしかない。

返品できるものは、まだいい。
食べ物は、返品もきかず、お金だけ返さなくてはならない。
前述の、コーヒー代金を返金した女性客は、
新しいコーヒーを2バッグも無料で受け取っておきながら、よくも返金してほしいなどと言えたものだと、
私はあきれるを通り越して感心してしまう。
自分の口に合わないものにお金を払いたくない気持ちはわかるけど、
その人はスーパーマーケットで買ったものが口に合わないからといって
いちいち返金してもらっているんだろうか。
美味しくなかったから、もう買わない、という私の「普通」は普通じゃないんだろうか。


和食のお弁当を売るお店で仕事をしている友人が、
「レシートも持たずに、昨日買ったお弁当が腐ってた、とかいつも言ってくる人がいるねんよ」
とぼやいた。
本来はレシートなしでは返金しないのだが、ぐだぐだと粘って商売の邪魔になるので、
3回に1度ぐらいは返金するのだそうだ。
「うちら、その男にマークって名前つけてブラックリストに載せてるんよ」

マーク!!
そういえば、本屋で働いていたときも「マーク」がいたことを思い出した。
その人は、1ドルの棚にある本の値札をうまく剥がして、正規価格の本に貼り付けてレジに持ってくる。
一定期間売れなかった本の値段を下げることを「マークダウン」と言うので
私たちは彼を「マーク」と呼んで、
彼が姿を現すと、誰かが棚の整理をする振りをして、マークの行動を見張っていた。

「そのマーク、同じ人だったりして!!」

弁当やのマークはフィリピン人で、本屋のマークは白人だったから同一人物じゃないけど、
ズルして儲けようと平気でできる人達は、どこにでもいる。
幸い、友人も私もそこで働いているだけだが、オーナーだったら、ストレスはいかばかりか。

ズルをしてお金を得てやろう、という人は、宇宙に向かって
「わたしはそのぐらい貧乏でーーーす!」
と大宣言しているのと同じなので、延々に貧乏が続き、絶対に豊かにはなれないことになっている。
私はそういう人たちに出会うと、そう心で思って同情することで溜飲を下げているのだが、
アメリカで販売の商売をするのは、かなり難儀なことなのである。






clubhouseと私の素朴な疑問

2021-02-11 09:19:41 | 日記
昨日、日本の友人とLINEでやりとりをしていたら、
今、日本ではclubhouseが大ブームなのだという。
もちろん、私が知るわけもないことを友人もわかっていて、
お決まりのように「え、なにそれ?」と聞いた私に、

「アメリカ発の音声のSNSだよ、ぐぐってみ。まあ、シロには不要なものだと思うけどネwww」

と返ってきた。


その会話のあと、たまたまシアトルに住む義兄から電話があり、clubhouseを知っているかと聞いてみたら
「え、何のこと?」
と逆に聞かれてしまった。
奥さんにも声をかけて聞いてみたが、知らないというし、
帰省していた甥も、聞いたことがないと言う。
義兄はバリバリのビジネスマンで、妻は医者。甥は大学生。
ハワイの友人数人に聞いたら、日本人の友人だけが知っていた。(使ったことはないらしい)

アメリカで開発されたものが、アメリカよりも日本でブームになっているということなんだろうか。

フェイスブックが出た時点で、既に乗り遅れていた私だ。
Twitterもインスタグラムも、システムもわからないし、まったく興味がない。
だからclubhouseも、そのうち名前すら忘れてしまうに違いない。
こうやって、どんどん取り残されてゆく気満々である。


ところで。

今回も友人のLINEにあったが、
メールなどの最後に www と付いてくることがあるけど、
あれはいったいどういう意味なんだ?
YouTubeなどのコメントには、コメントの最後に  という字がついてることがあって、いつも首をかしげている。