大分前に読んだので、忘れてしまった部分は多いのだけれど、
「いい小説を読めたなぁ」と大満足したことは忘れられない、
小川洋子さんの博士の愛した数式。
その映画と、原作者・監督のトークの両方を見られるからと、11月5日、松方ホールに出かけました。
この映画は、交通事故で、事故以降の記憶が80分しか残らない博士と、シングルマザーの家政婦親子との、数学や野球を通じての交流を描いた作品です。
まず、映画が始まってすぐのシーン。吉岡秀隆さん扮する数学教師、ルート先生―男の子の成長した姿です―が登場した瞬間から、引き込まれてしまいました。
琴線に触れるってこんなことをいうのでしょうか。以降、共鳴しっぱなしでした。
およそ、生きていくうえで、直接役に立つとは思えない数字を数学を知ることが、何と人生を豊かにするんでしょう。
ひるがえって、受験に役に立たないからと、不要の教科をはずす教師に、見て見ぬふりをする教育委員会。
生徒は責めたくはありません。授業中内職をやっている生徒は、ん十年前からいくらでもいました。授業があれば、喜んで受ける生徒もまたいくらでもいます。何も始めからはずす必要はないのです。
不正をする、ごまかす、ウソをつく、「先生」と呼ばれる人たちがこういった行動、とっていいんですか?
教師や受験生にこの映画を補習で見せたいぐらいです。中学や高校で学んだことは多ければ多いほど、人生のどこかで活かされると、長~く生きてきたおばさんは断言しますよ。
「いい小説を読めたなぁ」と大満足したことは忘れられない、
小川洋子さんの博士の愛した数式。
その映画と、原作者・監督のトークの両方を見られるからと、11月5日、松方ホールに出かけました。
この映画は、交通事故で、事故以降の記憶が80分しか残らない博士と、シングルマザーの家政婦親子との、数学や野球を通じての交流を描いた作品です。
まず、映画が始まってすぐのシーン。吉岡秀隆さん扮する数学教師、ルート先生―男の子の成長した姿です―が登場した瞬間から、引き込まれてしまいました。
琴線に触れるってこんなことをいうのでしょうか。以降、共鳴しっぱなしでした。
およそ、生きていくうえで、直接役に立つとは思えない数字を数学を知ることが、何と人生を豊かにするんでしょう。
ひるがえって、受験に役に立たないからと、不要の教科をはずす教師に、見て見ぬふりをする教育委員会。
生徒は責めたくはありません。授業中内職をやっている生徒は、ん十年前からいくらでもいました。授業があれば、喜んで受ける生徒もまたいくらでもいます。何も始めからはずす必要はないのです。
不正をする、ごまかす、ウソをつく、「先生」と呼ばれる人たちがこういった行動、とっていいんですか?
教師や受験生にこの映画を補習で見せたいぐらいです。中学や高校で学んだことは多ければ多いほど、人生のどこかで活かされると、長~く生きてきたおばさんは断言しますよ。