かなり偏った品揃えの当店にも、毎年「ボージョレ・ヌーヴォ」をご予約下さる方が居られるのです。ありがたいことですわ。
ただ、皆さまとっくにご存知の通り 沢山のワイナリーがこの商標を使っているので、大雑把に言えば「新潟の酒・寒造り新酒」的な感じ。新潟には100近い酒蔵さんがありますからねぇ、ひとまとめにくくられても困っちゃうなぁってノリなのです。信頼できる技術を持っている醸造所もあれば少々不安なところもあったりして、じゃあ今年は何処のワイナリーが造ったボージョレ・ヌーヴォがいいのよ?って聞かれましても、こればっかしは飲んでみるまで分からないのです。だって私フランス行ったことないし、フランス語喋れないからワイナリーに国際電話かけても意味無いし。
さらに白状しますと、独特の製法で造られていることをどうしても頭からはずせないので、テイスティングの際も通常のワインと区別して考えてしまうクセがあるのです。
そんな状況で問屋さんから予約締切のご案内が来たりして… このワインに関しては完全に受け身になるしかない私なのでした。
より美味しいボージョレ・ヌーヴォをご希望の方はワイン専門のお店にお尋ねいただくことをお勧めします。
こんな酒屋でいいのだろうか…いいのですよ。