プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

荒行

2012-06-21 22:39:00 | Norton Cafe
 歪みの酷いフレーム修正の続き。

 結局どうやったかと言うと、釜茹での行と火あぶりの行を耐える事数度、あっちを直せばこっちが歪み、こっちを直すとそっちが広がるといった具合でらちがあかない。

 強行手段で歪みを押さえ付けて瞬間接着剤で強引にくっ付ける様は、もはやプラモデルのフレームを弄っている感覚では無く金属材料でも弄っている感覚になっていました。

 その荒行を耐え抜いた末にやっと出来上がったフレーム。





 エンジンマウントとイグニッションコイルを取り付けるプレートまで取り付けて取りあえずフレームの基本が完成。

 前作のBMWのフレームよりも格段に剛性が高い事は、歪ませようと軽くネジってみてもびくともしないガッシリした感じで、プラモデルのフレームでもハッキリとその違いが分かる。

 近代のアルミフレームの剛性には及ばないのは言うまでも無いが、当時のフレームとしては優れた性能だったろう事が模型を作っていて実感させてくれるのはとても嬉しいと思う。